Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

BF2Dとグリップが抜けたら接着剤でくっ付けましょう!

2012-02-25 17:38:08 | ブログ

みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか?

最近は寒い日の間に少しマシな日も出てきて、春はもうすぐ?

そのおかげで、うちのネコちゃんが布団の中に入らず、私の顔の横で

「スー、ピー、スー、ピー」とイビキをかいて寝るので、

うるさくて眠れません。(怒)

1週間ほど、毎晩イジメられております。

Neko

さて先ほど、ご来店のS様が修理の完了したBF2Dを取りに

来られました。購入して2年ぐらいになるが、スロットルグリップが抜けてしまったと・・・

部品交換を希望されましたが、接着で何とかならないかと思いまして、

この部分は初めてなのですが、やってみました。

まず、グリップ部分を分解してみます。

Photo Photo_2

油分があちこちに・・・・グリスが溶けたのか?こぼれたオイルか?

接着でも、塗装でも、下処理が大切です。

アルコール系で「脱脂」します。

さらに念には念を・・400番のペーパーで擦っておきます。

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グリップ内は、割り箸を使って「ぐるぐる」と「フキフキ」します。

結構、油分やなんかで汚れています。

これをせず接着すると・・・・またすぐに・・・・たぶん・・・また・・・

同じことになります(残念)

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完璧に脱脂が終わったら、お次は接着剤をヌリヌリします。

今回は「G-17」を使用して見ます。

割り箸を使って、グリップ内に薄く「ぐるぐる」と「ヌリヌリ」、スロットル部にも「ヌリヌリ」します。

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本来、G-17は表面がある程度乾いてから、接着面を合わせますが、

少しは乾かしますが、少し早めに「ムギュッ」と差込ます。

でないと、差込途中でSTOPすると、えらいことになるので・・・

差込が完了したので、商売柄たくさんその辺に転がっている

「ホースバンド」で軽く固定しておきます。

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さて、3日ほどたったので、さすがに冬でも、もう乾いたでしょう?

組立ます。

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軽く捻ってみますが、大丈夫です。

G-17は優秀です。もしこれでも取れてしまったら、後は

〇メダイン・スー〇ーXという手もあります。

こいつは強力ですね。

おっと、ネジの頭など錆を発見したら、早めにタッチアップを!

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最近タッチアップに使っているのは、これです。

気がついたときサッと塗れて、ハケ洗いの不要なので、

重宝しております。

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少し白っぽいですが、グレー色なので、

ホンダ船外機の内部色に近く、塗りやすいです。

後ろに写っているのはエンジンマウントのネジです。

錆びていたので2/4本、新品と交換しましたが、

取付前にネジの頭をタッチアップしておきます。

さらに締め付け後に、ネジの頭に再度「ヌリヌリ」します。

完全に錆びてからでは遅いです。

錆を発見したら、早めの「ヌリヌリ」を・・・・

さて今日もネコちゃん。

イビキ攻撃に来るのか?

えっ、本物のネコですよ・・・写真の通りですって・・・・・しつこいなぁ・・・

はいはい、今日はここまで!