ヤミノツカミDIARY

メイドと一緒にお茶を飲んだり罵倒したり罵倒されたりする小説サイトの場末の日記サイト! ……かも。

守るべきは罪か人か

2006年09月08日 | 時事
 ルパン3世SP観てました。
 いつの間にギャグアニメに生まれ変わったんだルパンは( ̄▽ ̄;)
 シリアス展開期待している方には不評でしょうが、これはこれで面白いと思った
り思わなかったり。ミシェルがパンネロに見えたのはココだけの秘密です。

 連日の報道に終止符が打たれた、徳山工専での殺人事件
 やはりと言うか、何と言うか……犯人は自殺していたみたいですね。
 実はあの事件をニュースで読んだ直後、日記で「もしかしたら、もう……」と書
いていたのですが、あまりに無責任な発言と気付いて消してしまいました。こうな
った今、本当に書かなくてよかったと思います。(今バラしていますが)
 犯行直後に命を絶っているのでは警察もどうしようもなかったと思いますが、も
う少し早く見つけていれば、報道の加熱を食い止められたかもしれません。
 これは聞いた話なのですが、検問や聞き込み等を行っていた一部の警察関係者
(ようするに警官)も、加害少年の顔と名前を知らされていなかったそうです。
 名前も顔も知らないで聞き込みとかどーやってんだ、と疑問ですが(ソースが正
しければの話だが)、それほどまでに少年の名前と顔は少年法で守られている、と
いうことになります。
 少年法の基本骨子はたったひとつ。「更正の余地がある」ことに尽きます。
 ですが、少年院を出た未成年者の再犯率は、……調べていただければわかると思
います。
 更正できていない人間を再び社会に野放しにする罪から、社会は目を背けている
とは言えないでしょうか?
 私は実名公開、更正云々より、まずそちらが気になります。未成年だから未公開
→再犯→実名公開、なんて後手後手も良いところ。未公開にするのなら、徹底的に
更正・再犯防止のシステムを強化し、これ以上悲しむ人々を増やさないことが前提
のような気がするのですが。
 将来を考えれば、実名公開は確かに足かせとなる。だが、同時に抑止にも繋がり
ます。「その狭間が難しい」と保留にするのではなく、決められないのなら、その
他の抑止方法を考え出す必要の方が高いのではないかな?
 所詮は与えられた情報の取捨選択しか出来ないマスコミ、報道倫理なんて些細な
話です。世界は加害者のためにあるわけではない。守られるべき人々が、守られる
権利をまず第一に考える社会こそが、本当に必要なものだと思います。

 ……そこに利権が絡むから、加害者の有利が動かないのだけれども。
 世の中、どこか間違ってるよね。