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ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

長野2 諏訪湖周辺

2017-09-16 22:11:32 | 時は輝いている
小布施から諏訪湖に向かう途中から、台風の影響で雨脚が強くなった。
車から見える諏訪湖も、アスファルトと同じ灰色でさえない、残念である。
諏訪湖畔は、昔はカメラ、時計などの精密機械工場が立ち並ぶと習ったものである。



御柱祭も有名だけども、
諏訪の上社と下社を結ぶという、冬の御神渡りという自然現象も有名だ。
観たことはないけれど。

車が岡谷市に入った時に、
私は諏訪湖畔は、岡谷は製糸工場が盛んだったこと、
「ああ野麦峠」や「女工哀史」などを旦那に言うけれど、
旦那は何それ?である。

そこで,群馬の世界遺産「富岡製糸場」には行ったので、
「残っていないけれど、あのような生糸を作る工場が一杯あったんだよ」と説明。
富岡製糸場は持ち主が「売らない、貸さない、壊さない」で工場を維持してくれて、
世界遺産になったのだと。
その話をしていると、本当に偶然に、、、
富岡製糸場を守った一族の素晴らしい建物が見えたのだ。



廃業した富岡製糸場を18年間(年間一億を投じて)守り続けた、
片倉財閥の片倉館に、この旅であたろうとは思わなかった…。

不思議な煙突が諏訪湖畔の道沿いに見えて、あれなんだろう?

なんて素敵な建物なんだろうと、車を入れてみたのだった。






近づいて建物全部が諏訪市立美術館なのだと思った。

こちらも素敵だ、

が、何だか違う?






雨の中、車を降りて、素晴らしい建物に近づく。


この池が大きい上に素晴らしかった。

完全なる和洋折衷、浮島が日本風で、淵のタイルと円形が西洋、中には小赤が数匹。


この入り口から、のこのこと入ると、

ここは、
岡谷でシルクエンペラーと称された二代目片倉兼太郎の、
1928年に立てた文化福祉施設の大浴場と知る、
そして、今なら最終の見学ツアーに間に合うと聞かされ、
事務所に猛ダッシュ!、500円払い間に合ったのである、ラッキー!!

そして、普通に入浴しにくるお客様の間を縫って、
素晴らしい建物を案内されることになった。

ぞろぞろぞろ。

さて、館内は撮影し放題でいいよと、お言葉に甘えて一杯撮った、
こんな素晴らしい建物はないと思う、
しかし、室内風景は個人で楽しむだけ、スナップ写真がかろうじてヨシなので、
さわりのツアーの行列のみ載せます。

岡谷が本拠地の片倉財閥であったが、
ここに湯治場なのは、岡谷では温泉が出ないから、諏訪に保養所をとなったそうな。
沼地でぶよぶよなので何千という松脂で腐らないだろうと、
アカマツの丸太の杭を打ち建物をのっける、

ああ、中州に杭を打ったという、
まるでベネチアの建設のようじゃあ、あーりませんかぁ。

ステージ前の格天井、電気配線の見えない工夫、上げ下げ窓のストッパーの錘、
スレート瓦の模様、屋久杉使い放題、
もう萌えどころが一杯。
総工費当時の80万は現在の数十億円!
建物面積3080坪、220畳の大広間は圧巻でした。

ああ、撮ったランプや柱時計、数々の素晴らしいものに溢れた室内を載せたい、
皆さま国重要指定文化財「片倉館」近代産業遺産で検索をっ。
この建物も保存してほしいが、グンマ―の富岡製糸工場も保存してくれてありがとう。
片倉家。

で、最後にこれならいいだろうと、、、
何とここはテルマエロマエの撮影地だったんですよ。
え、




ええええ、

古代ローマ人もビックリの作りの良さ。
日本でもローマ。
タイムスリップした古代ローマ人が日本の風呂をみて、
古代ローマ風呂を建築するという。
なお、今週、この我々の話を聞いた千葉県人が、片倉館千人風呂に行くそうです。
よろしゅう。

さて、
真っ暗な中、更に旦那は諏訪大社をあきらめないで目指す。
パワースポットだか、心霊スポットだか、もはやーわからん。








土俵が見えた。








台風の影響で雨だし、夕方だしで、人っ子一人いない、
ここでUターンして今度にしようと説得、
道は渋滞していて、上だ、下だとナビを駆使して帰路に

東京タワーが見えてきた時はホッとする。




そして、東京湾を渡り、チーバへ。
さらに、ホッとする。






戦利品のリンゴ。

歳をとったら、送ってもらった方が速いし、安上りだろう、
(今でもだが)

人生は短いのだ、
出歩けるのも、今だけの楽しみである。



ノロノロ書いていてすみません…。
コメント (12)
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