思わず引っ越し願望がムラムラ。

昨夜の雨はあがり曇り、強風が吹き荒れる。

午前中、現実逃避で、うっかり市がオークションに出している事故物件の豪邸に見惚れてしまった。http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/auction/i11417505
ネットでは結構話題になってスレッドが立っていた。
テレビでも報道されていた。
内部が荒れ果てているが、外見が洋画の「ホームアローン」のような洋館なのだ。
内部がひっかき傷だらけなのは「多分猫飼っていたのではないだろうかな」どと想像する。
間取りも２世帯向きのようで面白い。
税金滞納の差し押さえ云々とかで、多分建てた当初の持ち主と事件の持ち主は違うのではないか？
残留物から荒れている暮らしがしのばれる。（我が家も汚屋敷だから言えないけど、汗）
散らかっている市のごみ袋が少し前に廃止になったデザインのもので、
（元から汚屋敷だったのだろうけど）事件後さらに挫折、放置されているように思えた。
この事故物件の洋館、今、朝日新聞の朝刊で連載されている小説「春に散る」の舞台のようだ。
ついでに今朝の朝日新聞の地方版にも、この家の記事が載っている！！

幽霊怖さより、「ここに住めば犬猫がもっと広々と飼える、もしくは動物を保護されている人が買わないか」などと思う。
駅近とは言えない、車がないと非常に不便だと思うのと、今住んでいるところの便利さに比べると今一なのだが、
つい、ペンキの缶を大量購入して、せっせと廃墟の内部を塗っている自分の姿を妄想した。
親３人をここに引き取って、にぎやかに介護しようかとも妄想。
２世帯住宅で１２部屋あって、旦那は自分の両親と、私は自分の父親と一軒家の中で別れて住めばいいだけだ。
インコや猫の部屋も取れそうだ。
近くのスーパーに無い買い物は密林で済ますとか。
ネットでは「住むのは絶対無理、怖い」の意見が多かったが、磨きがいのある美人なお家なのだ。
もはや老後も近づくと、幽霊よりも生きている人間との付き合いや悪意のほうが怖い。わずらわしい。

「いかん、自分の家が汚屋敷だというのに！」と現実に戻る。

その後鳥の掃除をしたり、インコの為に浜辺で拾ったイカの甲を綺麗にしたり、
中古住宅を磨くなら、まず自分の中古物件だ。
ワンルームの汚部屋を猫が案内します～。


小脳形成不全のきーじが、ゆらゆらとハの字に脚を広げて、キッチンの隅からスタート、







今日はよたよたとしていても転ばず、えっちらおっちら玄関まで到達、その間十秒くらいか？
人と動物が１０畳くらいのところでひしめいて生きているという、
今回の事故物件がいかに不気味でも、思わず魅力的に思えてしまった狭小さなのである。