宮古市社会福祉協議会ブログ

宮古市社会福祉協議会の活動の様子をお伝えしていきます。

長期ボランティアインタビュー*大岩さん

2012年04月20日 10時02分12秒 | 活動報告

こんにちは今日の宮古はくもり

霧も出てきてもやもや~っとしていますが、

ボランティアさんと一緒に元気に頑張っていきますよー

 

今日は、4月1日から20日まで、20日間にわたり

宮古で活動してくださった大岩さんにお話を伺いました。

 

「私は元々、岩手のものづくりが好きで何度も足を運んでいるんですよ。

旅行で3回来ているので、今回で4回目ですね。

以前は水沢の岩谷堂箪笥(http://www.iwayado-tansu.jp/)が好きでねえ。

金板を打つ職人さんと知り合いになって、買いにいったりもしたんですよ。」

 

そんな大岩さん、どう使われるのかわからない募金ではなく、

実際に岩手に行って活動したい。宮古に来ることで直接支援したい!と来たそうです。

 

「みんな“行きたい”って思っているんですよ。

今回も「俺もつれてけ!」って電話かかってきました。

みんな、気持ちはある。でも、行動を起こすまでが大変。

私も静岡から来ているので、860㎞を16時間かけてやってきましたからね。」

 

20日間という期間で、大岩さんにはたくさんの活動をしていただきました。

その中で大きく二つの支援の形があった、と大岩さんはおっしゃいます。

 

まず、ひとつめは『目に見える支援』

仮設住宅の集会所の利用支援、泥出し等のボランティア活動。

1番得意だったのは、仮設住宅の敷地内にあるウッドチェアーなどの修理・修復。

石材屋さんである大岩さんの腕を生かし修理していると、

近くにお住いの方々が声をかけてくれるそうです。

ようかんやお茶の差し入れがあり、みんなでウッドチェアーを囲んでお喋りしたり、

にぎやかに活動されていたそうです。

 

そして、ふたつめは『目に見えない支援』

直接的な支援ではないかもしれないけれど、

ボランティア期間中に宿に泊まって、宮古で過ごすこともまた支援。

宮古のおいしいものを食べること。宮古のいいものを買うこと。

そんな風に宮古を楽しみながら、

宮古を自然な形で応援していきたいとおっしゃっていました。

 

「今回、『支援』という立場で話させていただきましたが、

本当は来させていただいている、それだけで幸せなことだなあ、と感じています。

もしお金があっても、健康じゃなきゃ来れないのでね(笑)

でも、こうしてせっかく来たのだからもっとお役にたてたら、と思ってしまいますね。

正直、ちょっともどかしくなってしまうときもありますねえ。」

 

 

「私は静岡県の浜岡原発より21㎞のところに住んでいます。

また、近く来るであろう東海沖地震も騒がれている地域です。

年2回 たった半日しかない避難訓練など準備不足を常々感じていました。

なもんでねえ、今回、自分自身が得た経験を静岡にしっかり持って帰り、

できることから準備していきたいと思っているんですよ。」

 

出来れば6月にまた来たい!と元気のおっしゃって下さった大岩さん。

「次回岩手に来るときは、ものづくりしている人にもっと会いに行きたいんですよ。

今、TVに岩手の情報が出ると、地図を片手に行きたいところをチェックしてるんです。」

 

今回お話を伺っていて、大岩さんのゆったりした雰囲気と、

いい笑顔で話される“ものづくり”への愛情、

そして、「なにかお役にたてたら」という真っ直ぐな情熱が伝わってきました。

 

大岩さん20日間本当にお疲れ様でした。

また岩手宮古でお待ちしています

ありがとうございました

 

【こぼれ話】

ちなみに、大岩さんが集会所で同世代の方々と話していて時々戸惑ったのが、宮古弁。

「宮古で『どんこ』って言ったら、魚のことなんですよね。

でも、私の地元・静岡では『どんこ』ってシイタケのことなんですよ(笑)」

これからも宮古に来て、どんどん宮古弁をマスターしてくださいねっ

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 毛糸ぐるぐるボランティア | トップ | 長期ボランティアインタビュ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

活動報告」カテゴリの最新記事