ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

第34回浅草サンバカーニバル<3>

2015-10-19 00:12:00 | 浅草サンバカーニバル
ロボットレストランがあまりにも強烈だったので呆けてしまったが、コンテストはここからである。まずはS2リーグで、7チームが参加する。上位1位はS1リーグに昇格する。

午後2時ごろ、1番手の「カンタ・ブラジル行進部」が登場した。本部は大阪府。テーマは「蠱惑の怪盗・江戸川乱歩没後50年」(なお、各チームが掲げるテーマは後日の調べなので、当日は何のテーマか分からないまま観戦していた)。黒マントの女性にフェティッシュマスクのタンガダンサー。こちらは妖しくも艶やかだが、できれば素顔を見せてほしかったところ。
と思ったら後半はマスクなしのダンサーが登場した。やっぱりサンバはこれでなくちゃ。



2チーム目は「フェスタンサ」。本部は東京都。テーマは「グラディエーター・~愛と自由を勝ち取れ!明日のために闘う者たち~」。三軒茶屋で見た時は古代ローマがテーマと思ったが、なるほど。
タンガダンサーにテーマが反映されていなかったのが残念だが、バテリアはナイト仕様で、勇壮だった。



3番手は「エストランジェイロス」。本部は千葉県浦安市。テーマは「スイーツ」。今年は同チームに縁がなく、オレは各種イベントで演舞を見ることができなかった。
今回はアーラ、バテリア、バイアーナなど、スイーツを模した衣装を丁寧に造りこんでいた。といっても、目が行くのはやはりタンガダンサーだ。



4番手は「ICUラムズ」。本部は東京都三鷹市。テーマは「雨」。ラムズはそれまでのパレードで何度も撮影させてもらったので、ここもビデオ撮影とした。
ラムズは浅草の常連だが、ふだんのイベントの時とあまり仕様が変わらない。大学単体で出ているから予算もないのだろうが、それでいいと思う。アレゴリアが豪華だから点数が高い、というのも釈然としないところがあるからだ。
オレ一押しの黒ダンサーさんは今回もさわやかな笑顔だ。いつも通りの大人しいメイクもいい。
全体的にこじんまりとしていたが、いいパレードだった。

ここでゲスト企業チームの登場。今年で4回目となる「ガンホーアミーゴス」だ。テーマは「海賊~キャプテンモリシタと愉快な仲間たち~」。
外国人ダンサーの肢体がダイナマイトで、ド肝を抜かれる。何か見えている気もするが、そういう細かいことはどうでもいいのだ。





オンラインゲームの企業だけあって、海賊仕様の中にも、コスプレ仕様の女性がいる。ガンホーのエースである乾曜子さんも、元気に踊っている。しかし今年はロボットレストランが強烈だったので、やや影が薄くなったのは気の毒だった。

5チーム目は「ヴァルメーリョ・イ・ブランコ」。ブランコもチーム名は存じ上げているが、あまり見る機会がない。本部は東京都。テーマはメーテルリンクの名作「青い鳥」。
テーマがはっきりしているので、それに沿った衣装が分かりやすくてよい。全体的にとてもまとまっていると思った。







6チーム目は「インペリオ・ド・サンバ」。本部は東京都。テーマは「ブラジル」…だと思う。
サッカーを中心に据えているようで、これも分かりやすい。緑色が目立つのは、芝生をイメージしているのだろうか。子供の演舞がかわいらしかった。



最終7チーム目は「アミーゴス・カリエンテス」。本部は東京都。テーマは「お届け物」。
先頭アーラは段ボールから手足を出している。途中にチラチラ見えるタンガダンサーはふつうのいで立ちだが、構わない。その後ろのアーラは各社宅配便のユニフォームを模しているようだ。
オレ一押しのレモンダンサーさんは白系のホットパンツで登場。タンガより地味で意表を衝かれたが、こちらの衣装ももちろんかわいらしい。



続いてはお中元ダンサーズ。この衣装も斬新だ。「暑中お見舞い申し上げます」のタスキをかけた女将さんがいい味を出している。



バテリアは大正時代?の郵便配達員で、このセンスも素晴らしい。
カリエンテスは細かいところの気配りがうまいと思った。

以上7チームの演舞が終わり、オレの採点は、1位がカリエンテス、2位がブランコだった。
結果はブランコが優勝、カリエンテスが準優勝だった。ブランコの皆様、おめでとうございます!!
さて、次はお待ちかね、S1リーグの登場である。

<つづく>
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