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有権者の期待とのズレが見えていない民主・野田氏

2007年06月27日 16時59分17秒 | 政治・社会
前原前代表のような安倍首相と近い考えを持った議員がいる一方で、憲法改正に慎重な議員や旧民社党の皇国復活を願う議員もいることで非常にわかりにくい政党となっている民主党に対して、この際、自民党も民主党も割れてすっきりした形で徒党を組んでくれと願う声が野田佳彦氏に届いていないはずはないと思うのだが、参院選後の政界再編に否定的な発言をしているという。

政界再編に否定的=参院選、首都圏の躍進がカギ-民主・野田氏(yahoo!ニュース 6月27日15時1分配信 時事通信)
=== 備忘録(引用)===
 民主党の野田佳彦国民運動委員長は27日、都内で講演し、参院選後の政局に関し「政界再編がどうの、自民党と組んでどうの、という話が出てくるが、あってはならない。民主党で参院選を勝つ、次の衆院選を勝つ、それが王道だ」と述べ、政界再編に否定的な考えを示した。民主党の小沢一郎代表は「野党で過半数を握り、政界再編に持っていきたい」としているが、これに一線を画す姿勢を示したものだ。
 また、野田氏は参院選では改選数1の「1人区」だけでなく、民主党が公認候補を2人擁立している複数区の東京都と埼玉、千葉、神奈川3県の重要性を指摘。「首都圏の選挙区で民主党が躍進できるかどうかがカギを握っている。参院選は(自民党に)おきゅうを据えるだけでなく、次の衆院選に間違いなくつながる」と強調した。
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先のエントリーで加藤の乱に触れたが、不信任決議案への賛成投票を断念し欠席という選択をした後に、加藤氏は次のように述べている。

「私(加藤)は自民党内部での変革を望んでおり、国民は自民党を超えた政界の変革を望んでいた。これが大きな誤算だった」(サンデープロジェクトにて)=ウィキペディアより

つまり、加藤氏にとって、党を割って政界再編が起こることを国民が期待していたことが誤算だったというわけだ。

同様、もし参院選で野党が過半数の議席を獲得することになっても、政界再編へつながらないとなれば民主党への批判が起こってくるのではないかと思っている。

今度の参院選は確かに憲法よりも年金が焦点となるかもしれないが、参院選後には確実に憲法問題が俎上に上ってくる。そうなったときに、明確な党内統一が図れない民主党に嫌気がさす人が今以上に増えるのではないだろうか。

それよりも、今の組織を守ることを考えるのではなく、各議員の政治理念に従ってガラガラポンをする。そのリーダーとして民主党がその役目を担って党の歴史に幕を閉じれば、そこで主導的な立場となった議員のいる新政党への期待感は高まると思うのだが。

まあ、既存の組織にしがみつきたがる議員たちが多いだけに、結局は自民党主導での政界再編となって民主党は埋没ということになりそうな気が。

先の加藤紘一氏も党を割るつもりはなさそうだけど・・・



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