みやっちBlog

ライター「宮下アツシ」の頭の中をlogする「みやっちBlog」

ノリタケがバイオエタノール製造用澱粉糖化システムの販売を8月下旬より開始

2007年08月09日 12時45分16秒 | バイオマス
名古屋市に本社を置く株式会社ノリタケカンパニーリミテドが、バイオエタノールの製造過程における澱粉を糖化するシステムを8月下旬より販売するという。



バイオエタノール製造用澱粉糖化システムの販売(株式会社ノリタケカンパニーリミテド 2007.8.8)
==== 引用 ====
 株式会社ノリタケカンパニーリミテド(社長:赤羽 昇、本社:名古屋市西区則武新町三丁目1-36)は、8 月下旬よりバイオエタノール製造用糖化システムの販売を開始しますのでお知らせいたします。
近年、地球温暖化に対する危機意識の高まりとともに、化石燃料への依存を低下させる取り組みが進んでおり、中でもバイオマス燃料としてバイオエタノール(トウモロコシなどの植物を原料とするエタノール)が世界的に注目を集めています。日本においても、政府の主導でバイオエタノール混合ガソリンの製造・利用の実証試験が進行中であり、今後はインフラの整備も進み、バイオエタノールの需要増が予想されます。
 エタノールの製造工程には「糖化」という過程がありますが、ノリタケは従来より、工業用エタノールや飲料用アルコールの製造メーカー向けに、トウモロコシや馬鈴薯等のでんぷんを糊化・糖化するための製造装置を提供してきました。当社は、この技術を応用して、バイオエタノール製造に特化したでんぷん糖化システムを開発し、8 月下旬より本格的な販売活動を開始します。バイオエタノールの製造については、発酵などバイオ技術に強みを持つ酒造・ビールメーカーなどが新規分野として力を入れ始めており、当社もこれに対応するものです。
(後略)
============

セルロース系の原料を糖化するのに比べ、澱粉を糊化・糖化することは酒造メーカーなどがすでに取り組んできた技術が応用できることから、数々の研究や実証実験が行われている。ノリタケも工業用アルコールや飲料用アルコールの製造メーカー向けに提供してきた技術を応用しバイオエタノール製造に特化したシステムを開発したというわけだ。

システム一式が500万~3,000万円程度で、酒造やビールメーカーを対象にセールスをするという。

もちろん、糖化システムだけではエタノールの製造はできないが、いわば心臓部だけにノリタケのこのシステムを得ることでバイオエタノール製造に乗り出せるメーカーが増えることになりそうだ。



↓いろんな意見を知るのに役立ってます。

皆様のポチッに元気をいただいております。ありがとうございます。
テクノラティプロフィール

最新の画像もっと見る

コメントを投稿