麻生外相の元秘書を殺害した元秘書長男逮捕を警察が隠蔽

事件の氏名を実名で公表するか匿名とするかの判断が警察当局へ委ねられることになりそうだ。

もちろん、メディアの過剰取材、報道による被害者の人権、生活が脅かされる事態も起きているが、実名公表だからこそ警察の不祥事が明らかになり被害者の人権を守ることに繋がった事実も多い。
被害者側も、その立場や経験により匿名発表を支持するもの、実名発表を支持するもの、実名発表の後にメディアへ匿名報道を依頼すればいいというもの、警察が被害者の意向を受けて実名、匿名を判断すればいいというものと様々。
そんな中で、警察発表への信頼性が揺らぐ自体が明らかになっている。

匿名発表を希望していないにもかかわらず医療機関の名前を匿名で発表したり、被害者の年齢を偽ったり、極めつけは麻生外相の元秘書を殺害した元秘書の長男が逮捕された事実が公表されなかったという事態が明らかになったのである。

麻生外相の元秘書殺害で長男逮捕、飯塚署公表せず（スーパーニュース・ヘッドラインニュース）
削除されると困るので記事を貼り付けておきます。
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福岡県警飯塚警察署が、麻生太郎外務大臣の元秘書の男性に対する傷害致死の疑いで男性の長男を逮捕していたことが分かりました。飯塚署は、逮捕事実を公表していませんでした。傷害致死の容疑で逮捕されたのは麻生太郎外務大臣の元秘書の長男、山内恵介容疑者です。警察の調べによりますと、山内容疑者は、先月１３日、飯塚市内の自宅マンションで、麻生外務大臣の元秘書で父親の山内コウ平さんに胸を蹴りつけるなどの暴行を加え死亡させた疑いです。山内さんは、市内の病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。山内容疑者は、すでに起訴されており、父親の態度にカッとなってやったと供述しているということです。飯塚警察署では、この逮捕事実を公表しておらず、「逮捕前は否認しており、共犯がいる疑いがあったため公表を避けた。被害者が現職大臣の関係者であったためでない」としています。
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メディアでは、匿名というだけでなく事件が公表されない、ありもしない事件があったと偽装発表される事態が起こるのではと懸念している。そんなバカなと思っていたところへの政治家の家族が起こした事件の隠蔽があったことが明らかになったことで、匿名か実名かの判断を警察に委ねることの危険性を強く感じることになった。

ここ数年の不祥事続きで警察そのものが信頼できないだけに、警察へ匿名か実名かを判断させることへの危険性を強く感じてしまうのだが。


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