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参院選後に安倍派旗揚げか?

2006年09月18日 22時26分09秒 | 政治・社会
安倍晋三官房長官の総裁選勝利が規定路線となっている自民党総裁選。すでに、人事に注目が集まっている中、安倍氏が派閥立ち上げの意向を持っていることが明らかになってきた。

深層:攻防・新政権誕生 安倍氏「この流れ変えない」 若手ポスト席巻、ベテラン危惧(毎日新聞)
==== 引用 ====
 自民党総裁選の20日の投開票を前に、安倍晋三官房長官を支える組織の間で論功人事をめぐる綱引きがヒートアップしている。「脱派閥」による安倍氏擁立の流れを作った中堅・若手の「再チャレンジ支援議員連盟」のメンバーや従来の安倍氏側近が安倍政権の担い手となることをうかがう一方で、森派中心の総合選対(安倍応援隊)のベテラン議員も重要閣僚としての処遇をあてこむ。国会議員の7~8割が安倍氏支持に走っただけに、四方八方丸く収まる人事を安倍氏が行うのは不可能。安倍氏にとっては「圧勝」ゆえの難題となる。

 14日午前、自民党青年局主催の公開討論会を前に、安倍氏は「再チャレンジ議連」が置いた選対に顔を出した。安倍氏の左隣には、丹羽・古賀派所属ながら今や安倍氏の腹心と言われる菅義偉副総務相が座り、約20人の国会議員が安倍氏のあいさつに聴き入った。議連会長の山本有二党経理局長は、地元高知でのキャラバン隊活動のため欠席した。

 「この議連による支援というのは、今までの総裁選で全く見られなかったもの。かつては派閥の長が決めて、全員誰かにつくという姿だった」と切り出した安倍氏。「新しい時代に向けて大きな突破口になっていくのかなと思う。この流れを変えるつもりはない」と言い切った。

 7月下旬、福田康夫元官房長官が不出馬を表明した後、山本氏は安倍氏に「福田さんが出ないことがはっきりしたんだから、私たちの仕事も終わった。(再チャレンジ議連を)解散してもいいか」と打診した。しかし安倍氏は「そのまま残してくれ」と語った。再チャレンジ議連の幹部の一人は「来年の参院選後に政局になったら、安倍派を作る母体にする」と語り、派閥再編の狙いを隠さない。

 また、安倍氏に近い石原伸晃前国土交通相(無派閥)や塩崎恭久副外相(丹羽・古賀派)らの重要閣僚、党役員への抜てきもささやかれる。それだけに、新政権のポスト配分を巡りベテラン議員も危惧(きぐ)する。

 総合選対の事務局長を務める甘利明元労相は、山崎派に所属するが、山崎拓前副総裁の意向に反する形で、同派の約6割を安倍氏支持に振り向け、その功績で入閣が有力視される。その甘利氏でさえ「再チャレンジ選対の連中は楽しいだろうなあ。高揚感があって、イケイケドンドンだな」と周辺に漏らした。

 こうしたベテラン組の思いを察した森喜朗前首相は「『再チャレンジ組』の入閣は会長の山本君1人で十分」と断言。「若い連中が処遇を求めて安倍君の選挙をやっているのなら、それは安倍君のためではない。じっと我慢して、何も求めずにやるのが武士(もののふ)だ」と、若手議員の動きを功名心にあおられての言動と非難した。

 そんな森氏の発言を伝え聞いた安倍氏周辺の一人は「森さんはオールドファッション。ほんとうに仕方がない人だ」と反発した。選挙結果よりも人事絡みの舌戦が目立つのも、今回の総裁選の特徴となっている。

毎日新聞 2006年9月18日 東京朝刊
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総裁となったら森派を出ると公言している安倍氏だが、脱派閥という意識はないようだ。


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