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安倍政権、短命説がまた浮上

2006年12月26日 10時40分32秒 | 政治・社会
昨日の日刊スポーツで安倍内閣の内部がガタガタになっていて、マスコミも塩崎官房長官のスキャンダルを追いかけているという記事を書いていたが、日刊ゲンダイでも「安倍 来年5月退陣説」とのタイトルで統一地方選と補選に惨敗なら5月に総辞職するのではとの観測記事を載せている。
==== 引用 ====
 支持率続落の安倍首相の「早期退陣論」が急浮上してきた。来年7月の参院選を待たずして5月にも総辞職するという説さえ出てきた。麻生外相が新派閥を結成し、武部前幹事長がグループを立ち上げたのも、「ポスト安倍」に備えた動きとみられている。安倍退陣の焦点となるのは4月の統一地方選と補選。ここで惨敗したら安倍降ろしの動きは止められない。後任は小泉前首相の再登板という話さえある。
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記事によれば、すでに自民党内は「ポスト安倍」で動いているというが、確かに麻生外相が派閥を立ち上げ、武部前幹事長も若手の勉強組織を立ち上げるなど動きが活発化している。
「安倍首相では参院選を戦えない」という声も噴出しているとして、福田前官房長官や小泉前首相がポスト安倍として取りざたされているともしている。

自民党が参院選で勝つために人気先行で選んだ安倍首相だったが、内閣支持率の急落で参院選まで持たない、と読んでいるのだろう。しかし、一時は長期政権だといわれていただけに、短期政権になるとして自民党内部で動きが活発になってきた裏には、それだけの情報があるということなのだろう。

中曽根内閣誕生以来、アメリカの意向で首相が決まってきたともいわれていることを考えると、安倍首相を変えろというアメリカ側の意向が働いているのかもと穿った見方もしたくなってくる。
アメリカ中間選挙で上下院ともに民主党が過半数を奪ったということや、対北朝鮮でアメリカと中国、韓国との関係強化なども関係しているのかもしれないが、とにかく自民党としては参院選で勝つことで民主党を壊滅状態にできて、その後の長期政権も見込めるだけに、絶対に落とせないという思いが強いのだろう。

逆に、民主党も来年の参院選で野党が参院の過半数を取れば政権交代が目前に迫るだけに必勝を期して準備を行っている。

そうした選挙に向けた動きの中、通常国会で国の形を変えてしまうような法案が次々と成立してしまうとなると、参院選での争点が見えなくなってしまう可能性もある。

教育改革という方便で思想を統制し共謀罪などで権力者に批判的な勢力への監視と弾圧を強め、国民をひとつの方向に向かせようとする今の自公政権がこのまま続くことになると、いったいこの国はどこへ向かっていってしまうのか。

そう考えると、これから続々と行われる各地での首長選挙や統一地方選挙の結果は、非常に大きな意味を持ってくるのは間違いない。
地方選挙というと、とかく地域の利害や人間関係だけで投票しがちだが、地方分権が進む中では政府に対してしっかり対峙でき言いなりにならない首長なり議会を作っていく必要が出てくるのではないだろうか。そうした動きが、今の自公政権の暴走を止める唯一の方法だと思うのだが。

いずれにしろ、安倍政権を短命で終わらせるのか長期政権にさせるのかは、地方選挙を含めた有権者ひとりひとりの投票行動で決まってくるということなのだろう。


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