みやっちBlog

ライター「宮下アツシ」の頭の中をlogする「みやっちBlog」

長野県政:昨年度の県決算に関する報道

2006年08月17日 11時48分44秒 | 政治・社会
「実質収支 42億6400万円黒字」という見出しと共に、中日新聞で長野県の昨年度決算のまとめが報道されたが、同じ日の信濃毎日新聞には一言も触れられていなかった。

基金取り崩し、16年ぶりゼロに 昨年度 県決算まとめ(中日新聞)
==== 引用 ====
 県の二〇〇五年度一般会計、特別会計の決算がまとまった。一般会計の歳入総額から歳出総額と翌年に繰り越す事業の財源を差し引いた実質収支額は、四十二億六千四百万円の黒字。財政調整のための基金の取り崩しは、十六年ぶりにゼロになった。

 一般会計の歳入総額は八千六百八十八億三千百万円(前年度比3・7%減)で、七年連続で前年度を下回った。三位一体改革の税源移譲による影響で、地方譲与税が七十八億円(86・2%)、地方特例交付金が七十億円(108・8%)増えた半面、国庫支出金は八十七億円(6・3%)減少した。

 歳出総額は八千五百五十八億八千六百万円(前年度比3・3%減)。第三セクター「しなの鉄道」への出資がなくなった総務費は百三億円(22・9%)減り、公共事業の削減で土木、農林水産業費もそれぞれ九十七億円(7・1%)、五十三億円(9・8%)減少した。〇四年度の台風災害に対する復旧費を翌年度に繰り越したため、災害復旧費は百九億円(270・8%)増えた。
============

県議会側は、財政支出を抑えるために基金の取り崩しを行っていることへの批判を行っていたが、この記事によれば基金取り崩しは前知事の時代も行われていたこと。そこには触れず「数字合わせ」で見た目の財政を良くしていると批判していたが、財政健全化により昨年度はその基金の取り崩しもなかったことが明らかになった。

9月からは村井県政がスタートするが、公共事業を増やしていくとする村井氏により県財政ははたしてどのように変化してゆくのだろうか。


↓いろんな意見を知るのに役立ってます


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
信毎に送りつけてあげましょうか? (こば☆ふみ)
2006-08-17 12:36:17
みやっちさん この時期に決算が出てくるんですね。選挙がらみで・・・も少し早い時期に出せたんではないかな?なんて思っています。民間会社であれば財務関係の数値は1~2ヶ月で速報値として出しながら常に軌道修正して行けるんでしょうけれど、地方公共団体はゆっくりなんですね。

この記事、そのまま信毎さんに送りつけたらどうでしょう(^^)意地になって載せない?ですよね。

ではでは。
返信する
全国発信しなきゃね (信濃のアブマガ)
2006-08-17 14:22:29
流石に重要な記事をチェックしてますね。

信毎だけじゃなく田中たたきの全国紙にも送りつけましょう!

信毎不買運動を勝手連は始めるたほうがいいんじゃないかな^0^
返信する
私、信毎やめました。 (こば☆ふみ)
2006-08-17 21:57:49
すでに信毎取ってません。偏向報道反対!と本音はお金がないだけですけど・・・(涙)
返信する
メディアリテラシー (みやっち)
2006-08-18 11:27:53
新聞記事やテレビ報道のベースとなる報道機関それぞれの思想的背景や報道姿勢、経営基盤、広告代理店の役割などを知らないまま、無批判に報道を受け入れている人は、最低でも2紙ぐらいは新聞を読んでもらいたいものです。

たしかに、不買運動をすることで報道機関を間接的に助けるようなことを止めることはできますが、情報を総合的に判断したいので個人的には新聞を買わなくなるということはないでしょうね。

まあ、性というやつですか・・・

返信する

コメントを投稿