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バイオエタノールを本格的に国産化?

2006年08月17日 15時20分03秒 | バイオマス
農林水産省が、バイオエタノールの大型プラント製造への補助金を来年度の予算に盛り込んだという。

バイオ燃料本格供給へ 農水省がモデル事業(中日新聞)
==== 引用 ====
 農林水産省は十五日、サトウキビかすなどを発酵させて作るアルコールの一種「バイオエタノール」を年間数千-数万キロリットル製造できる大型プラントを建設し、自動車用のガソリンに混ぜるバイオ燃料として地域のガソリンスタンドで供給する事業に取り組むことを決めた。大量生産から一般流通までを行う国内では初めての試み。

 バイオ燃料は、現在は法律で3%を上限にガソリンに混ぜて使用できるが、最近の原油価格高騰を背景に、ガソリンの代替燃料として将来が期待されている。

 同省は、農産物の有効活用を図る立場からバイオ燃料を普及させる考えで、全国数カ所でモデル事業を実施する。プラント建設の補助金など総額約百億円を来年度予算の概算要求に盛り込む。

 モデル事業は、バイオ燃料を製造する民間事業者やガソリンの小売業者、原料を供給する生産者団体、自治体などが地域協議会を設立。農水省は、協議会が策定した製造から販売までの計画に基づき、プラント施設やガソリンスタンドでの販売施設の設置、燃料製造の経費の二分の一を助成する。

 バイオエタノール製造プラントの実証試験は、同省や環境省、経済産業省などの助成を受け、北海道、山形、大阪、岡山、沖縄(二カ所)の計六カ所で進められているが、いずれも生産量は年間数キロリットル程度で、利用は限定的だった。

 サトウキビから砂糖を精製した後の残りかすや小麦などの規格外農産物を活用するため、農水省は「普及すれば生産地の振興につながる」としている。
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2006年8月17日付 斜面(信濃毎日新聞)
==== 引用 ====
「ガソリンの値段上がったね」というのが最近の会話だ。そんな中、ガソリンの代替燃料の材料としてサトウキビのかすなどが将来を期待されている。農水省がバイオ燃料の本格供給に取り組む

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〈ざわわ ざわわ ざわわ/広いさとうきび畑は〉と始まる「さとうきび畑」は1967年、森山良子さんが歌い始めた。寺島尚彦作詞・作曲で、沖縄の旅の印象に基づく。そのサトウキビから砂糖を作り、残った搾り汁を発酵させてアルコールの一種バイオエタノールを製造する

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沖縄県・宮古島で実験プラントが稼働中だ。ガソリンに混ぜて燃料にし、島内の公用車が走っている。穀物や木材を発酵しても作れるため北海道などでも実験している。農水省はバイオエタノールの大型プラント建設から一般流通までのモデル事業を全国数カ所で行う計画だ

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バイオは「生物の」を意味し、バイオマス(生物資源)は間伐材、農産物や食品の廃棄物など多種多様だ。エネルギー源として、エタノールのほか、使用済み菜種油を再利用するバイオディーゼル、生ごみを発酵させ水素発生、ペレット燃料などいろいろに使える

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生物が基だから再生可能で、二酸化炭素の排出を抑えられ地球温暖化防止にも役立つ。石油への依存を減らすためバイオマスは大切だ。コストが鍵になる。信州でもペレットなどに取り組んでいる。さらに何ができるかも考えたい。
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バイオエタノールをはじめバイオマス由来のエネルギーに関して、本気で取り組む姿勢を見せ始めたことに関して異論を挟むつもりはないが、結局は箱物に対して補助を出すというもの。それよりも、もっと研究や実証に対する助成や補助を充実させてもらいたい。
現在、個人的に南信州の地で冬越し可能なサトウキビを開発すべく栽培実験を行っているが、そうした個人レベルの活動には目が向けられていない。あくまで、集団営農や農業法人など大規模なところが対象となっている。
耕作放棄地や有給農地を解消しつつ、気象変動を逆手にとって温暖化してきた南信州でサトウキビ栽培ができればと考えているが、上手くいくのかどうかはまだなんともいえないところ。

13種類のうち芽が出たのがほぼ半分。芽が出たものに関しては順調に育っているが問題は冬越しできるのかどうか。来年の春に芽が出てくればいいのだが。



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