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温暖化防止で原発推進の流れ加速

2006年11月02日 12時47分44秒 | 政治・社会
化石燃料の資源枯渇があと200年といわれる中、原発推進が世界的な流れとなっているという。

原発 世界規模で見直し 原油高騰や温暖化防止 関連産業再編も加速(yahoo!ニュース フジサンケイ ビジネスアイ)
==== 引用 ====
 原子力産業に追い風が吹いている。原油や天然ガスの価格高騰、地球温暖化防止に向けた温室効果ガス排出削減などで原子力発電を見直す動きが世界的に広がり、関連産業の再編も加速している。世界のエネルギー需要が拡大するなか、原子力復権の流れが鮮明になってきた。(坂本一之)

 《推進に方針転換》

 米紙ロサンゼルス・タイムズによると、経済発展が続くインドと中国では、2020年までに計20基以上の原発建設の計画があり、エネルギー資源を豊富に持つロシアも新たな原発の建設を目指している。

 これまで原発に否定的な政策をとってきた国も方針を転換しつつある。新規建設を凍結していたフィンランドは昨年から「オルキルオト発電所3号機」の建設を開始。約20年も新規建設がなかった英国も今年7月に建設推進派に転じた。

 1970年代以降、原発の新規建設がないエネルギー消費大国の米国もエネルギー安全保障の問題などから原発を推進する方針に舵を切り、すでに25基以上の建設計画が浮上している。

 79年の米スリーマイル島の事故や86年のチェルノブイリ(旧ソ連)の事故を契機に加速した脱原発の流れを変えつつあるのは、環境問題とエネルギー安全保障をめぐる情勢の変化だ。原発は二酸化炭素(CO2)排出量が少ないことに加え、原油など化石燃料価格の影響を受けにくく、安定した電力供給を確保できる利点が見直されている。

 《提携で競争力》

 世界的な原発推進機運の高まりに、関連産業の動きも活発化し、プラントメーカーは受注獲得に動き出している。東芝は41億5800万ドル(約4900億円)を投じて米ウエスチングハウス(WH)を買収。原子力機器メーカーの仏アレバは三菱重工業と新型原発の共同開発などで提携した。

 アレバのロベルジョン会長は三菱重工との提携について「両社は技術革新能力に優れ、地理的にも補完関係にあり、最高の効果をあげられる」と利点を強調。各社は企業買収や提携によって開発の期間短縮や負担軽減などを進め、世界規模の事業ネットワークを構築し競争力を高めている。

 また、原発の燃料となるウラン価格も将来の需給逼迫を見越して上昇。ブルームバーグによると、01年10月に比べ6倍近い1ポンド=60ドル近くに達している。

 世界の電力需要は2025年に2000年の約1・8倍に当たる約25兆キロワット時に増加すると試算されている。この中で環境に対する負荷が少ない原発の利用はますます増えるとみられ、安全確保や放射性廃棄物の処理問題などの重要性も一段と高まりそうだ。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 11月2日8時33分更新
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原発事故や放射能汚染の実態がほとんど報道されない中で、原発は安全だという雰囲気を作り上げ原油高騰、地球温暖化、化石エネルギー資源枯渇の危機だけを煽るのは、原発への依存を醸成しているとしか思えないのだが。


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