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地球温暖化、窒素肥料も原因か

2006年11月06日 10時40分56秒 | よもやま
温室効果ガスのひとつ、一酸化二窒素(N2O)の濃度が高まっている原因として、農耕地に散布される窒素肥料に原因があることが明らかになったという。

温室効果、窒素肥料も原因…南極の雪氷内大気を解析(yahoo!ニュース 読売新聞)
==== 引用 ====
 一酸化二窒素(N2O)という温室効果ガスの大気中濃度が1950年代から急増しており、その主な発生源は窒素肥料が散布された農耕地であることが、南極などの雪氷内に閉じこめられた過去の大気の解析で明らかになった。

 海洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センターなどによる分析結果で、人口増に伴う農耕地の拡大のほか、化学合成された窒素肥料の普及と過剰散布も背景にあると考えられるという。

 N2Oの温室効果は、二酸化炭素の約300倍。大気中ですべて分解されるには120年かかり、京都議定書でも削減対象になっている。

 同研究センターの石島健太郎研究員らは、南極観測隊がドームふじ基地などで採取した雪氷内の大気を、グリーンランドの雪氷内の大気などと併せて解析した。その結果、N2O濃度は1952年に290ppb(ppbは10億分の1)だったが、2001年には316ppbまで上昇していた。
(読売新聞) - 11月6日3時8分更新
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化学肥料に頼った農業を進めてきた結果として、地球温暖化が進行しているという調査結果は、これから農業のあり方に大きな影響を与えそうだ。


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3 コメント

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化学肥料 (WontBeLong)
2006-11-06 22:16:29
お邪魔します。
ちょっと気になったのでコメントさせていただきます。
化学肥料でなければN2Oの増加にはつながらないように解釈されているようにお見受けします。
しかし,引用された記事には,
「化学合成された窒素肥料の普及と過剰散布も背景にあると考えられる」
とあり,「窒素肥料の普及」は「過剰散布」の原因となっていると読めます。
N2Oは,肥料が化学肥料であれ有機肥料であれ,過剰に散布されれば放出されます。
昨今,行き過ぎた有機肥料信仰があるように思われ,農業の健全な発展にはやや支障となるように感じており,引用された記事などもそれを煽るような意図が感じられ,ちょっとどうかなと思います。
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コメントありがとうございます (みやっち)
2006-11-07 10:45:15
たしかに、一酸化二窒素は歯医者などの治療で使われる笑気ガスでもあり、モータースポーツのドラッグレースをはじめNOSなどでつかわれていますし、車の排気ガスや有機物の分解過程でも発生しています。
そういう意味では、地球上に大量にある窒素が固定化されず一酸化二窒素の形に変えられていることに問題があるのでしょう。

窒素は植物の生育上、どうしても必要なものであるわけで、窒素肥料だけが濃度を増している原因ではないと思っています。
ご指摘ありがとうございました。
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フロンティア (フロンティア)
2009-06-06 10:01:56
総合人材コンサルティング会社
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