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新憲法制定を改憲と報じるマスコミ

2006年09月01日 18時30分00秒 | 政治・社会


<自民総裁選>安倍氏、出馬を正式表明 改憲に強い意欲(yahoo!ニュース 毎日新聞)
==== 引用 ====
 安倍晋三官房長官は1日夕、広島市内のホテルで記者会見し、9月の自民党総裁選への出馬を正式に表明、「新憲法を制定するために自民党総裁としてのリーダーシップを発揮したい」と述べ、憲法の全面改正への強い意欲を示した。安倍氏は「まじめに額に汗している未来を信じる普通の人の政治を行いたい。世界の国に尊敬される美しい国、日本を作っていきたい」と強調した。
 そのうえで(1)首相官邸主導の政治リーダーシップを明確にし、筋肉質の政府にする(2)再チャレンジ可能な社会を作る(3)日米同盟はアジアのための日米同盟であることを確立する(4)中国、韓国、ロシアといった近隣諸国との信頼関係を向上させる――などと表明した。
(毎日新聞) - 9月1日17時34分更新
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自民党はかねてから立党50年プロジェクトとして「新憲法制定推進本部」を立ち上げて、新たな憲法を作る作業を続けていたが、マスコミはそれを「改憲」として報じ、その意味合いを歪めてきた。
新しい憲法を自らの手で書く、とする安倍氏はハッキリと「新憲法制定」と表明しているのだからマスコミはごまかさずに、日本という国の形を根本から変える「新憲法制定」に意欲、と報じるべきではないだろうか。

民主党も、創憲を謳い新憲法制定をにらんでいるがこちらに関してもマスコミは改憲として報じてきた。

憲法条文の一部を書き換える改憲と、国を作り変えようとする新憲法制定がさも同列のように報じてきたことで、国民をミスリードしてきたマスコミの責任は重い。

そもそも、今の政府与党は現行憲法を蔑ろにするような法律を次々と作り、法案も提出し続けている。主権者である国民の権利を国家権力の横暴から守る現行憲法にそれほどの不備があるとは思えないのだが。ところが、自民党の憲法草案では国が国民を縛るとしか思えないものになっている。

国の形を変えるのであれば、自民党総裁は具体的にどんな国とするのかを明確にする義務があるはず。それを、改憲とすることでごまかそうとしているのがマスコミなのではないだろうか。


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