雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

真実は見えにくい

2020-07-18 08:34:27 | 私の好きなフレーズ

   『 真実というものが見えにくいということは、現在も経験することが多い 』


仁とか義といったものの意味するところは、『老子』の時代、あるいは孔子の時代と現代とでは、かなり差があると考えられます。
第一、今日では、仁や義を大切にするといった考え方などほとんどなく、今や「仁侠ドラマのセリフ」みたいな存在になっています。
本当に大切なものが失われたので仁義などが大切とされ、知恵のある人が社会をリードしてくれているように見えていても、実はその裏にはとんでもない悪事が行われている、等々、一見良い事だとか良い人物だとか見えるものも、その裏には何かが潜んでいる可能性があるということかもしれません。
確かに、真実というものが見えにくいということは、現在も経験することが多いように思われます。
( 「老子」第十八章 )

         ( 「ちょっぴり老子」 第二十三回 より )


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