雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

熊本地震に祈る ・ 小さな小さな物語 ( 845 )

2016-10-12 15:19:53 | 小さな小さな物語 第十五部
熊本県を震源とした大地震は、大惨事となってしまいました。
今回の地震は、震度7が記録された地震が本震ではなく前震だったという、これまで私たちが経験していないような性質のような気がします。最初の地震以後の余震と考えられていたものが、震度6クラスが頻発するなど異常なものが感じられていましたが、最初のものを上回る地震が発生し、さらに複雑な様相を示しています。
現時点での情報を基にすれば、複数の断層が動いており、三種類ほどの地震が同時、あるいは連鎖して発生していると考えられるようです。

頻発する余震に加えて、激しい風雨が加わり、救助に当たられている方々のご苦労も大変なことと推察いたします。
私たちは、地震の巣窟のような列島に住んでいることは承知していることとはいえ、そのあまりの破壊力に身が縮んでしまいます。
申し訳ないことに、国家指導者の方々を始め、各機関の方々の懸命の救助活動をテレビを通じて見守るだけなのですが、この苦難の時にこそ、国家の力が試され、国民の民度が試されるのだと思うのです。せめて、懸命のエールを送り続けます。

すでに多くの犠牲者の方が出ています。物心ともに大きな被害を受けられた方も相当な数に上っています。
心からお見舞いを申し上げますとともに、なにとぞすぐ近くにおいでの方と手を携えて、この苦難を乗り越えていただきますよう、無力な身としては願うばかりでございます。

そして、終息を予測することが困難な地震が、一日も早く安定に向かってくれることを、ただただ、祈っております。

( 2016.04.18 )

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