「ありがとう」
あなたはいつの間にか姿を変えていた
ボロボロの姿で
どっしりと生きていて
私に力をくれた
あなたに触れると温かかった
私はいつもあなたに抱きつき
パワーをもらっていた
覚えてる？
いつもあなたに
小さなお花をプレゼントしていたね
あなたにそっと
話しかけていたね
あなたはいつも
黙って聞いていてくれたね
あなたはきっと100年以上もそこにいて
私の辛いときに
あと少し！あと少し！と
生きていて
私を励ましてくれた
長い長いあなたの人生で
私に出逢ってくれた
ありがとう
きっとあなたは役目を終えたんだね
私はもう大丈夫
姿を変えて
あなたは今もそこにいる
私は私を生きていく
神社の大木にしばらく会いに行っていなかったら、切り株に姿を変えていました。
私のブログにもよく登場して、去年の写真展では、この大木を、暑い中、何十枚も撮りました。
この大木が大好きでした。
よく抱きついていました。
木肌は温かく、癒されました。
もうボロボロの老木だったので
危険と判断され、切り倒されたのでしょう。
去年、写真を撮ってあげられてよかった。
長い間、お疲れ様でした。
そして、ありがとう。
この詩を大木くんに捧げます。
