〈任侠演歌〉なるジャンルは今や死語と化したようだ。その昔、歌謡界では〈任侠、股旅、仁義もの〉が一世を風靡した時代がありヒット曲を多く生み出した。令和の時代、そういったジャンルが懐かしく、さて誰にと
思い巡らしたら毎度お馴染みの〈不動あきら〉さんに白羽を立てた。

「浪花桜」

おとこ桜と 呼ばれるからにゃ
誰にも魂 売るもんか
どこを切っても 勝ち 二(ふた)文字に
一滴たりとも 血は流すまい
花の人生 咲いてなんぼの 狂い咲き

惚れた晴れたは 気色が悪い
どっこい承知の 華女房
敷居またげば 憂き世は嵐
眸と眸でかわした 門出の酒が
五臓六腑に じんと沁みてる 朝まだき

たかが一里と 云うんじゃないよ
川風吹かすな 洗堰(あらいぜき)
見ごろ咲きごろ 出番がきたと
一世一代 緞帳が上がりゃ
男一匹 浪花桜の 花道だ

ひとこと:2019年5月に勝手にスタートした感の不動あきらサンへの【Virtual書き下ろ詞】も早いもので1年、9篇になった。〈おとこ歌・おんな歌〉〈演歌、ムード歌謡、ご当地もの〉とジャンルを固定せずイメージ豊かに書いて書いて、なお書く! 今回は任侠ふうなのだが、不動さんの着流し姿もイケるんじゃないかという想像たくましい意欲作!
(画像をお借りしました)
思い巡らしたら毎度お馴染みの〈不動あきら〉さんに白羽を立てた。


「浪花桜」

おとこ桜と 呼ばれるからにゃ
誰にも魂 売るもんか
どこを切っても 勝ち 二(ふた)文字に
一滴たりとも 血は流すまい
花の人生 咲いてなんぼの 狂い咲き

惚れた晴れたは 気色が悪い
どっこい承知の 華女房
敷居またげば 憂き世は嵐
眸と眸でかわした 門出の酒が
五臓六腑に じんと沁みてる 朝まだき

たかが一里と 云うんじゃないよ
川風吹かすな 洗堰(あらいぜき)
見ごろ咲きごろ 出番がきたと
一世一代 緞帳が上がりゃ
男一匹 浪花桜の 花道だ


ひとこと:2019年5月に勝手にスタートした感の不動あきらサンへの【Virtual書き下ろ詞】も早いもので1年、9篇になった。〈おとこ歌・おんな歌〉〈演歌、ムード歌謡、ご当地もの〉とジャンルを固定せずイメージ豊かに書いて書いて、なお書く! 今回は任侠ふうなのだが、不動さんの着流し姿もイケるんじゃないかという想像たくましい意欲作!
(画像をお借りしました)