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❤いつも心に詞(うた)を置いて🎤あの歌手あのartistに【new!Virtual書き下ろ詞】

2438篇超の演歌・歌謡曲 J-POPの私の書き下ろ詞!ほぼほぼ毎日【new!Virtual書き下ろ詞】

不動あきら「浪花桜」🎤敷居またげば 憂き世は嵐… 🎼〈今月の花・桜〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-04-13 | 今月の花
〈任侠演歌〉なるジャンルは今や死語と化したようだ。その昔、歌謡界では〈任侠、股旅、仁義もの〉が一世を風靡した時代がありヒット曲を多く生み出した。令和の時代、そういったジャンルが懐かしく、さて誰にと
思い巡らしたら毎度お馴染みの〈不動あきら〉さんに白羽を立てた。
ふどうY4 ふどうY3

「浪花桜」
橋9
おとこ桜と 呼ばれるからにゃ
誰にも魂 売るもんか
どこを切っても 勝ち 二(ふた)文字に
一滴たりとも 血は流すまい
花の人生 咲いてなんぼの 狂い咲き

敷居
惚れた晴れたは 気色が悪い
どっこい承知の 華女房
敷居またげば 憂き世は嵐
眸と眸でかわした 門出の酒が
五臓六腑に じんと沁みてる 朝まだき

洗堰
たかが一里と 云うんじゃないよ
川風吹かすな 洗堰(あらいぜき) 
見ごろ咲きごろ 出番がきたと
一世一代 緞帳が上がりゃ
男一匹 浪花桜の 花道だ


ふどうY2 ふどうY1
ひとこと:2019年5月に勝手にスタートした感の不動あきらサンへの【Virtual書き下ろ詞】も早いもので1年、9篇になった。〈おとこ歌・おんな歌〉〈演歌、ムード歌謡、ご当地もの〉とジャンルを固定せずイメージ豊かに書いて書いて、なお書く! 今回は任侠ふうなのだが、不動さんの着流し姿もイケるんじゃないかという想像たくましい意欲作!
(画像をお借りしました)

竹島宏「浪漫アマリリス」🎤そろそろ夢が ほんとになって… 🎼〈4月の花〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-04-01 | 今月の花
〈書き下ろ詞〉だけに関しては1850を超える中で〈花〉の名をタイトルにしたものをカウントしたら30篇あった。詞のフレーズを含めばもっともっとあろうがいろんな花を素材にしてきた。4月も〈今月の花〉〈誕生花〉のカテゴリーでniceな【Virtual書き下ろ詞】を書いていきます。
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4月最初の【Virtual書き下ろ詞】最近はバラエティ番組の出演を見かける竹島宏さん 「歳時記」をめくって4月の花のひとつ「アマリリス」を
モチーフに〈振りがつくおんな歌〉を書きました。

「浪漫アマリリス」

アマ1

リリ リリ・・・ アマリリス 紅い花
わたしに薫りを 届けておくれ
ひとりで街を 歩いていると
春風 恋めいて 誰かに出会いそう
どこか懐かし 花の名を
くちびるに 躍らせて ロマン ろまん 浪漫アマリリス

アマ2

リリ リリ・・・ アマリリス 夢見花
わたしの思いを わかってほしい
そろそろ夢が ほんとになって
いいことありそうな 噂の風が吹く
いつかあの店 あの席で
好きだよと 聞きたいの ロマン ろまん 浪漫アマリリス 

アマ3

リリ リリ・・・ アマリリス 恋の花
わたしを綺麗に 咲かせてほしい
たとえば彼と 顔近づけて
この花 真ん中に 気分は誘惑ね
何も言葉は 無くっても
見つめ合い 時を止め ロマン ろまん 浪漫アマリリス


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ひとこと:ブログ、FACEBOOKのほかにTwitterにUPすると多くの熱烈な竹島ファンがフォローをくれます。文句なしの感謝です。

竹島宏「さくら ~その儚き花~」 🎤風立つままに 花びらは消えてゆく… 🎼〈4月の花〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-04-01 | 今月の花
桜をめぐる恋人どうしのちょっとしたトラブル・・・
女性にしてみればロマンチックな桜も、男には×××ときもあろうが
桜の咲く時期、結局はHAPPYでLOVELYな光景が多く見られたりして・・・
4月の花
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4月最初の【Virtual書き下ろ詞】 最近はバラエティ番組にも出演の
竹島宏さん 〈おんな歌〉を書きました。

さくら ~その儚き花~」

どこにいたって 桜 見れるよ
あなたらしくない 冷たい言いぐさね
たとえば私 はかなく命 散らしたらどうするの
こんな夜 いらない 帰りたい あなたから

そして一年  いっしょに
あなた忘れたの 勝手な約束ね
乙女じゃなくて 淑女じゃなくて 女なら それが夢
今のうち間に合う 取り消して うかつだと

桜1
むかし 女は  咲く下
夜ごと待つ人を 信じた 言い伝え
十日もすれば 風立つままに 花びらは消えてゆく
恋をする二人の あわれなら なおさらに

見せてあげたい 胸の花色
私どんなにか あなたに咲いている
思わずなみだ はかなく落ちて どうした と気にしてる
そんな人 好きです くださいな くちづけを

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よもやま:今年の桜開花予想は2月の終りがた、ソメイヨシノの開花は、西・東日本の広範囲で例年(過去5年平均)よりやや早い~早い予想で、記録的な早さとなるところもある見込みだと発表された。案の定、東京は3月14日に1953年の観測開始以来、最も早い開花を記録した。が、風情も情緒も風物詩も、へったくれもなにも規制、自粛、中止でとんでもないNIPPONになった。

不動あきら「波止場の沈丁花」🎤甘い香りを ふりきるように…🌼3月の花【Virtual書き下ろ詞】

2020-03-08 | 今月の花
「香り沈香の如く、花は丁子の如し」と中国の謂れからその名がついたといわれる沈丁花が咲く季節。 はるか以前「港の見える丘公園」から横浜港へと続く道すがら、香りを放っていたのが沈丁花でした・・・ 
不動あきらサン、9篇めの【Virtual書き下ろ詞】です。
ふA

「波止場の沈丁花」

沈1
甘い香りを ふりきるように
一輪 沈丁花 海に投げ入れる
戻ってくるのは おまえの
おまえの 胸だけと
それを別れの 嘘にした
詫びてひとり・・・ 
波止場は こぬか雨
波止場
出船 入り船 途絶える頃は
おまえの風うわさ おれに届かない
ふたりで暮らした あの町
あの部屋 垣根越し
咲いていたのを 思い出す
そして二年・・・
しあわせ見つけたか

沈2
春がくるのに 咲かせてやれず
一輪 沈丁花 おまえ なみだ花
死ぬほど愛して 愛され
焦がれた 二人ほど
つらいさだめの 無情波
酒にすがる・・・
波止場の ネオン街


ふB
ひとこと:歌のテーマやモチーフに事欠かない場所や見どころがあることはステキなこと。不動さんには在住地近辺を中心に湧き上がる詞ごころを書いてきました。 冒頭のイメージをふくらませたムーディーなブルース歌謡です。 (不動あきらサンのオフィシャルブログから画像をお借りしました)

島津亜矢「鶯梅の春」🎤功なり名遂げて 晩成を… 🎼《不定期シリーズ/今月の花》《Virtual書き下ろ詞》

2020-02-25 | 今月の花
【それから何分かの後である。厠へ行くのにかこつけて、座をはずして
来た大石内蔵助は、独り縁側の柱によりかかって、寒梅の老木が、古庭の
苔と石との間に、的礫たる花をつけたのを眺めていた。日の色はもう
うすれ切って、植込みの竹のかげからは、早くも黄昏がひろがろうと
するらしい。(中略)このかすかな梅の匂につれて、冴返る心の底へ
しみ透って来る寂しさは、この云いようのない寂しさは、一体どこから
来るのであろう。内蔵助は、青空に象嵌をしたような、堅く冷い花を
仰ぎながら、いつまでもじっとたたずんでいた。】 
●芥川龍之介「或日の大石内蔵助」より
大石 島津

「鶯梅の春」

功なり名遂げて 晩成を
日がな費やす 絵は浮かばない
古梅 鶯梅 梅の香つれて
冴え返る心の 底ふかく
沁みてただよう 寂しさは
どこからくるのか …時節(とき)は春
老木

成せるか否かは 無いままに
事を果たすも 終わりにあらず
古梅 鶯梅 梅の香だけに
問い浸る心の 哀情を
曝しながらも 寂々と
風立つばかりの …時節(とき)は春
鶯梅

頂点(いただき)極めた 歓びは
むしろ他人(ひと)のみ 嬉しきことか
古梅 鶯梅 梅の香つれて
佇みし心は 幾日を
かさね過ぎれば 晴れようか
古木を撫でつつ …時節(とき)は春


ひとこと:島津亜矢サンにはこれまでに《Virtual書き下ろ詞》7篇を書き下ろしています。今回は彼女の本領発揮、重厚な書き下ろ詞。モチーフとなったのは「赤穂浪士」の大石内蔵助が討ち入りを果たしたあと古梅の庭に立ち、えもいわれぬ心情を吐露したいう逸話を取り入れた(冒頭参照)こういった内容やテーマこそ彼女が唄うと心に響く・・・ (画像をお借りしました)