goo blog サービス終了のお知らせ 

❤いつも心に詞(うた)を置いて🎤あの歌手あのartistに【new!Virtual書き下ろ詞】

2438篇超の演歌・歌謡曲 J-POPの私の書き下ろ詞!ほぼほぼ毎日【new!Virtual書き下ろ詞】

とがわえつこ🎤「七夜月」❤なんどか胸に しぐれが降った… 🎼【Virtual書き下ろ詞】

2021-07-02 | 歌好きの表現びと
「七夜(ななよ)月」口にするときはゆっくり言うとやわらかな響きでいい語句ですね。七夕 (たなばた) のある月、の別名です。ならば書かねばなりませぬ。
とがわえつこサン、16篇めの【Virtual書き下ろ詞】です!
え1 越

「七夜月」
1a

会いたい人に 会えなくて
忘れた人の 噂がとどく
七夕は 歳の数だけ来たけれど
叶わなかった 願いごと
そんな時代の 純情を
思い出させる 七夜月
1b

ふたりでいても さびしくて
なんどか胸に しぐれが降った
七夕の 星の色した短冊を
結びそこねた ときもある
おとぎ話を 夢見ても
一夜かぎりの 七夜月
1c

面影遠く かすんでも
いいことだけは 忘れずいたい
七夕の 夏の夜空を見上げれば
ゆかた姿の 彼(ひと)恋し
あの日あの頃 あの場所へ
戻りたくなる 七夜月
1yukata

(うた)のなりたち:こういう歌詞を書くときまって思い出す、神奈川県平塚の七夕まつりのにぎわい。特に何するわけでもなく
七夕飾りが長く続いた通りを見てまわっただけ。友達以上恋人未満の男女2組、帰りは しこたま飲んで食べて、のある年、若い日の
七夕だった・・・   (画像をお借りしました)

とがわえつこ🎤「日傘雨傘おんな傘」❤つくづく縁ない女なの…🎼【Virtual書き下ろ詞】       

2021-06-16 | 歌好きの表現びと
イラスト

悦子FB 591e00dc-s

「日傘雨傘おんな傘」
とがわb

夏の祭りがあるたび買って
日傘何本 増えたやら
生まれついての お祭り好きに
お持ち帰りの 男がついてきた
 ところがね、それじゃ、と帰る真夜中は
 不思議に雨が降っててさ
 地味な日傘を 
 そのたび持たせてやったのよ
とがわa

花はなんでも好きなんだけど
あやめ アジサイ 見たくても
四日続きの 雨雨雨で
今が見ごろじゃ 行かねばなるまいに
 ところがね、ステキな傘と声がして
 デザイン傘を男のさ
 ぬれた肩先
 なにげに傾げてあげたのよ
とがわc

 ところがね、あたしの運の悪さなの
 だいじな人にさしかける
 おんな傘には
 つくづく縁ない女なの

(うた)のなりたち:とがわえつこサンへの【Virtual書き下ろ詞】では「秋は・・・斑鳩」に多くのアクセス、反響がありました。作曲家の三田村 真さんが作曲してくれてYouTubeにカラオケ音源をUPしています。 (画像をお借りしました)

とがわえつこ🎤「遠い愛情」❤思い出ピースころがり落ちて… 🎼【new!Virtual書き下ろ詞】

2021-05-25 | 歌好きの表現びと
〈歌好きの表現びと〉と勝手なキャッチで書き続けている
とがわえつこサンへのVirtual書き下ろ詞も今回で15篇目。
歌は1、2度位しか聴いたことはないが演歌系のみならず何でも
ござれ、のようだ。ならばといつもとは違う視点での書き下ろ詞。
悦子FB

「遠い愛情」

ドアがあいたの
ふりむいた私
まさか あなたも
この店に来てたなんて

 目を合わす勇気がないの
 微笑み返す自信もないの
 うつむき顔で グラスを見てるだけ
悦a

肩をよせてる
あの人は だあれ
そして あなたも
やさしそうに 恋のように

 今はもう遠い眸をして
 あの日と違うお酒のんでる
 過去にはなにもなかったふりをして
悦b

だけど不思議ね
変らない 笑顔
どこか 孤独で
うつむいたしぐさまでも

 過ぎた日を忘れたいから
 グレーな夜にゆられているの
 理由(わけ)なら私 わかっているけれど

  悦c
  それぞれのテーブルからは
  思い出ピースころがり落ちて
  ひとつの愛が砕けた遠い日々・・・


(うた)のなりたち:このタイトルにはちょっとしたいきさつがある。かつてコンビを組んで20作近く作品化していた頃、作曲家がこのタイトルで書いてほしいと依頼があって書き上げ渡したが唄うはずだった女性歌手の都合でオクラになった。今回、タイトルだけ生かしテーマもsituationもすっかり変えて書き直した
。(画像をお借りしました)

とがわえつこ🎤「神戸花霞み」❤心を鎮める ひと工夫… 🎼【new!Virtual書き下ろ詞】

2021-04-19 | 歌好きの表現びと
神戸を唄った歌はざっと調べただけで165、登録のないものも含めばもっとあるだろう。自分も14篇を書いている。さて今月のテーマは『花鳥風月+雪』4月にこだわらずさまざまなモチーフと視点で【Virtual書き下ろ詞】進めています。今回は〈変異株〉で
物騒な神戸、ながらまた一度訪ねてみたい街をせめて詞(うた)でと思い、海の見える高台、北野周辺をポイントに、過ぎた日に捉われず前向きに生きる女性がテーマ。

悦子近影
神戸花霞み         
悦4

海を背にして 桜の花が
咲いてひらいて 淡色もよう
 愛した人も 三年経てば
 朧(おぼろ)になります 薄れます
  ひとり歩きの 昼まだき
  神戸 北野・・・ 花霞み
悦1

いつのまにやら 着物や帯が
増えた数だけ 女の履歴
 春には春の 秋には秋の
 身仕度できても 成さぬ恋
  昔がたりに 封をして
  神戸 北野・・・ 異人街

悦2 
下手でいいのと 鉛筆書きで
描いた街並み 思い出づくり
 人から見れば 他愛なことも
 心を鎮める ひと工夫
  戻り道など あるじゃなし
  神戸 北野・・・ 花霞み

悦3
                     (画像をお借りしました)
クリックしてMyブログ読者に!

とがわえつこ🎤「雪どけの花」❤ひとひらみひら 花びら咲いた・・・🎼【new!Virtual書き下ろ詞】

2021-03-17 | 歌好きの表現びと
とがわえつこ(e-2-co)さんには2019年を手初めにこれまで
「秋は斑鳩」「湯の山なさけ」「青空は歌ってる」「ひとり言の街」「一筆箋」「こころみて やまつつじ」「夜明けのマリンバ」「梯子(はしご)」「紅さざんか」「千年椿」「北窓」の11篇を書き下ろしてきました。彼女は奈良県の出身。書き下ろ詞UP後すぐに曲が附いた「秋は斑鳩」に思い入れがあります。(YouTubeにUPしています)


悦子202103
雪どけの花
9b

女ひとりの 今日までは
山辺を渡る 風のよう
秋風あれば 疾風(はやて)も吹いて 
だいじな人は だあれもいない
「なんとかなる」を くちぐせに
心に咲かせる 雪どけの花
9c

口でつよがり 云うけれど
涙が胸に 溜まり水
いくつも越えた 冬また冬は
耐えぬくことで 乗り越えてきた 
淋しいときの なぐさめは
赤白黄色の 雪どけの花
9a

今のわたしは わたしなり
後ろを向かず 歩くだけ
ぬるんだ水に 浸した指に
ひとひら みひら 花びら咲いた
わたしもいつか 老いがくる
あしたに咲きたい 雪どけの花


(うた)のなりたち:終わらない〈コロナ禍〉と3月下旬まで続くとかの〈花粉症〉なんたる時季でしょう・・・そんな世情でも咲く花はけなげです。それぞれの心の ―雪どけ― を言い聞かせて春を呼び込みましょう。  (画像をお借りしました)