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❤いつも心に詞(うた)を置いて🎤あの歌手あのartistに【new!Virtual書き下ろ詞】

2438篇超の演歌・歌謡曲 J-POPの私の書き下ろ詞!ほぼほぼ毎日【new!Virtual書き下ろ詞】

「スキャンダル・レイン」 野口五郎

2016-12-03 | X'mas・年忘れ・ディナーショー
野口五郎

先月から始まったシリーズ
《X'mas・年忘れ ディナーショー》
演歌・歌謡曲系の歌手に絞って
ショーの開催日順に書き下ろしていきます
10作目の今日、想定した歌手は 野口五郎 さん

 ●12月4日 新潟県上越市で
 クリスマスディナーショー があります!


誰が決めたの 雨の夜
拾った恋は 続かないと
 退屈しのぎに 出てきた街に
 はぐれ天使が 舞い下りたのか
名まえも訳も
聞くのは野暮と 嗤う雨
Rain Rain スキャンダル・レイン
あとは二人 なりゆきまかせ
夜の雨
今日はシックな 店よりも
君には似合う メロウムード
 目くばせひとつで 扉を押せば
 オンザロックの ピッチがあがる
何かを求め
何かがはじけ 夜がゆく
Rain Rain スキャンダル・レイン
午前零時 目かくしの雨 

Rain Rain スキャンダル・レイン
あとは二人 なりゆきまかせ


ひとこと:このシリーズで想定して書きたい歌手を
決めるとき、ショーは誰がどこでと検索をかけるが
珍しい(?)歌手がヒットした。このブログで
野口五郎サンに書き下ろ詞をするのは初めて。
やっぱり唄いつづけてもらわないといけない歌手の
一人だ。とはいえ本人にしてみれば年令やキャリア
から考えてヒット曲云々よりも本当に唄いたい歌に
出合わないのが現状かもしれない。そうなると
書き手としてはあまのじゃくなものでテーマや
モチーフをこれまでにない本人とは真逆のものを
冒険的に書いてみたくなる。Rain Rain~以降は
お得意のギターをギュンギュンうならせてほしい
イメージにした。     (画像をお借りしました)

「幻燈機」 松原健之

2016-11-30 | X'mas・年忘れ・ディナーショー
松原健之

新シリーズ《X'mas・年忘れ ディナーショー》
演歌・歌謡曲系の歌手に絞って
開催日順に書き下ろしていきます
今日想定した歌手は 松原健之 さん

 ●12月13日~18日にかけて各地で
  ショーがあります!


「幻燈機」

いろんなもの ためこみすぎて
どれが大切 なにが必要
わからなくって ・・・ こころ

あの人どこ どのあたりに
しまいこんだか 映し出せない
まるで 古びた 幻燈機

 暮らしはじめて きめたこと
 わたしから 甘えないと…
 出会った頃 くちに出した
 好きよ 好きよも 言わないと…
幻燈機

モノクロなら あまりに過去(むかし)
これはいつ頃 場所はどこさえ
めんどうがってる ・・・ こころ

あの人もう もう今では
なにもつぶさに 映し出せない
まるで 古びた 幻燈機

 そして別れて 気づくこと
 退屈な 夜がくると
 他愛もない おしゃべりさえ
 壁を 相手に するばかり


ひとこと:いつか大きなヒットが、今にヒットが
と期待したい歌手の最上段にいるのが松原健之サン。
彼のcapacityが広いため男歌女歌に限らず
演歌でもなし歌謡曲でもなし歌曲とまではいかず
J-POPでは毛頭ない。一つに絞り込む必要はないが
聴き手からすればなんでもお行儀よく歌いこなす
器用貧乏のイメージだけは持ちたくないだろう。
2013年に遡って作品を見ると作家陣がほとんど
違っている。それは制作陣の意図かもしれないが
模索とも受けとれる。松原健之サンにはこれまでに
「坂の下の古い店」「伊豆恋情」
「ひとり・・・ 追憶」「彼のおはよう、私のおやすみ」
「あなたが帰ってくる朝は」「花手紙」
と6篇を
書き下ろしていていくつかは多くのアクセスを
いただいた。そういう自分とてさまざまなテーマと
モチーフで書いている。
今回は愛した人と別れたあと思い出そうとしても
心のどこにいていつどこでのことなのかさえも
モノクロ化してしまった女性の孤独を幻燈機に
例えた書き下ろ詞。シュールにドラマチックに
これぞ松原健之サンの真骨頂。(画像をお借りしました)

「水郷恋しや」 走裕介

2016-11-27 | X'mas・年忘れ・ディナーショー
走裕介

新シリーズ《X'mas・年忘れ ディナーショー》
演歌・歌謡曲系の歌手に絞って
開催日順に書き下ろしていきます。
7作め、今日想定した歌手は 走裕介 さん

  ●12月10日シェ松尾・青山サロン で
  クリスマスディナーショーがあります!


「水郷恋しや」

あやめ咲く 水郷の町だよね
娘が嫁いで 行ってるよ
 白い割烹着 目に映えて
 立ち振る舞う 女将の声に
 帰りそびれた 胸の櫓がきしむ
水郷

約束を いくたびも反故にして
顔見ることなく もう五年
 たしか 男の子 二人いて
 やんちゃ盛り たしなめながら
 日々を暮らしていると 風便り

あやめ
やがてまた 水郷の水ぬるみ
あやめ祭りの にぎわいか
 黙りこんでるね 熱燗の
 酌をくれる 女将の情に
 今夜ばかりは やけにほだされる


ひとこと:船村徹先生が文化勲章を受章された
喜びもあって今回想定した 走裕介サンのCD
アルバムを集中的に聴いた。さすがに船村先生
の曲が圧倒的に多く、こういってはなんだが
平易な歌詞でも各節、各フレーズにインパクト
ある船村メロディーが見られて今さらながらに
先生の貫禄を感じた。負けじとばかり、ご子息
の蔦将包さんの編曲が良く、十分聴きごたえの
あるアルバムだった。走裕介サンにはこれまで
「北愁歌」「浜の縁(えにし)唄」「あたたかい花」
「でんでん太鼓」
の4篇を書き下ろしてきたが
今回、頭の中には船村メロディーが駆け巡って
いて、言いかえれば船村メロディーをベースに
した曲先とでも言うか、演歌の定型にはめ込ま
ない書き下ろ詞になった。歌手なら一度は船村
作品をオリジナルとして持ち歌にしたいだろう
そういった意味でも走サンは幸せな歌手だ。
水郷は全国に10近くあるが、どの地域とも固定
せず解釈できる書き下ろ詞をめざした。
              (画像をお借りしました)

★私の好きな船村メロディー ベスト6
波止場小僧(美空ひばり)
あの娘が泣いてる波止場(三橋美智也)
吹きだまりの女(ちあきなおみ 歌唱の)
雄冬岬(鳥羽一郎)
居酒屋・津軽(ちあきなおみ 歌唱の)
港の潮暦(石川さゆり)

「夫婦の夜明け」 中村美律子

2016-11-24 | X'mas・年忘れ・ディナーショー
中村美律子2

★演歌・歌謡曲系の歌手に絞って開催日順に
書き下ろしている新シリーズ
《X'mas・年忘れ ディナーショー》
今日想定した歌手は 中村美律子 さん

●2016年12月9日 千葉のホテルスプリングス幕張で
スペシャルディナーショーがあります!


「夫婦の夜明け」

この世が縁(えにし)の あやとりならば
あなたと絆の 糸紡ぎ
ふたりが手と手を 寄せ合って
明かりをさがした あの頃あの日
涙もうれしい 夫婦(めおと)の夜明け

お酒は死ぬまで 飲めるんだもの
見境い失くしちゃ だめですよ
憎まれ役なら 引き受けて
大きく咲いてと 望みをかけた
山あり谷あり 夫婦の旅路

夜明け
しなくていいのが 苦労であれば
ぬくもりひとつが あればいい
余計なものなど いりません
おんなじ歩幅で 日だまり坂を
歩いてゆきたい 夫婦の夜明け


ひとこと:業界に演歌・歌謡曲系の歌手が何人
いるかは知れないが、唄がうまくてキャリアが
あってヒットもあるし愛嬌があってファンも多い
などといいことばかりを書き連ねたら、そうそう
当てはまる歌手はいないよ、と笑われるが
中村美律子サンにはその賛辞を差し上げてもいい
だろう。昨年ある大きなイベントで会ったとき
あっこんなに小柄なんだと驚いた。ステージでは
存在感いっぱいで微塵もそんなことを感じさせ
ない。そして何より自分の持ち歌はもちろん
カヴァーものを唄うにしても決して歌を崩さない
ところがgood!一部の歌手は己の個性を出そうと
して全く趣の違う歌唱をする輩がいるが、それは
違うだろうと言いたくなる。メジャーデビュー
から30周年を迎えますますPOWER全快!
・・・前置きが長くなった。さて おみっチャン、この
書き下ろ詞 8度目の登場。彼女のここ数作は詞曲
ともいろいろ挑戦が見られるが、たまにはテッパ
ンの夫婦ものなど唄ってほしいなぁと思って
書き下ろした。やさしさと元気印をイメージした。
             (画像をお借りしました)

「暮れ逢い」 森昌子

2016-11-21 | X'mas・年忘れ・ディナーショー
森昌子

新シリーズ《X'mas・年忘れ ディナーショー》
演歌・歌謡曲系の歌手に絞って
開催日順に書き下ろしていきます。
今日想定した歌手は 森昌子 さん

  ●11月~12月は愛知を皮切りに長野・佐久まで
  45周年記念コンサートツアーが続きます!


「暮れ逢い」

わたしの心には 
孤独という名の湖(うみ)がある
水よりつめたく 
ときには氷が張ることも
 目の前に現れた 
 あなたを見たとき
 魅かれても 求められても
 拒むしか できず
 ただ 暮れ逢いの・・・ 恋

どんなに満ち足りて 
朝から夜へと流れても
このまま月日を 
かさねてゆくのが怖いだけ
 三年も待つうちに 
 あなたの心が
 色あせて かけ離れても
 責めるなど 愚か
 ただ 待ちわびる・・・ 恋
暮れ逢い

 神さまのはからいか 
 あなたが戻って
 人の目を 気にもしないで 
 空白(ブランク)を 埋(うず)
 ただ 暮れ逢いの・・・ 恋


ひとこと:森昌子サンには以前のレコード会社に
関連していろいろ思い入れがある。ここでは
詳しい記述は避けるが、だからこれまでUPした
書き下ろ詞でも「歌 在りて」から「涙のつぼみ」
まで9篇を書き下ろしてきた。改めて読み返して
みたが彼女の実年令に合わせ大人の詞を書いて
きたなぁと思っている。彼女も今はほんとに歌が
好きで唄っていると語っていたが折角新曲も
出していけてるんだから彼女の歌が好きなファン
目線にもう少し近づいたらいいのでは、と思う。
さて今回の書き下ろ詞はまさに大人の恋、許され
ぬ恋がテーマ。洋画ファンならタイトルを見て
気づいた人もいるだろう。あるときTVで何気なく
見た映画についつい引き込まれてしまった…
LOVE SONGに書き下ろすには格好の内容だった。
             (画像をお借りしました)