あなたの眼や
あなたの意識は
長い間 ずっと外側を
見る為だけに使われて来て
しまっていましたから
そのままでは
あなたは当り前の様にして
外側ばかりを見つめ続けてしまい
自分の姿を見つめる事など
あなたには到底 出来ません。
あなたは いつも
人の事ばかりが気に成り
外側の出来事ばかりが
気に成って 気に成って
仕方が無いのです。
人の事ばかりが
余りにも 眼に着くが為に
人の事を批判したり 争い事が
絶え間なく 成ってしまうはずです。
人の事ばかりに
眼を向けている間中
あなた自身の事を見る目が
お留守に成って行ってしまって
いる事に あなた一人だけが
気づかないのです。
意識をして
あなたの眼や
あなたの意識を
くるりと振り返る様にして
自分側に向けて上げて
しまいます。
そうする事に依って
あなたは初めて自分と
向き合うと言う事が 一体
どういう事かと言う事を
知る事が出来てしまいます。
すると
あなたは
自分の事ですから
自分に手を着け出します。
今迄に
人の批判ばかりを
繰り返していた時と違い
今度は自分の事を直そうと
し始めて行くのです。
他人の事ばかりが
見えていた時には物事が
上手く行かない原因は自分の
眼に見えている他人にこそ原因が
有るのだと決めつけてしまい
他人の批判ばかりを
繰り返してしまい 他人の事を
直そうとしたりして諍いや争い事が
絶えなくなっていたのです。
それが自分の姿が
見え出して来ると今度は
物事が上手く行かないのは
自分の方にこそ原因が有ったのだと
気づき自分を改めたり直そうとする事に
あなたは初めて本気に成って行きます。
それは
人の事ばかりが
見えてしまっていて
人の事ばかりを批判して
直させようとしたりするよりは
確かに ずっと良いです。
それだけで
諍いや 争い事が
無くなりますから。
相手に
不快な思いを
させる事も無くなります。
確かに以前の様に
人を批判したり人と争ったり
する事は無くなります。
逆に自分の側に
原因を探し出し努力をして行く
理想の人と成って行きます。
けれども
それが終着点では
決して 有りません。
だって それでは
あなたは確かに以前よりは
沢山の事を成し遂げられますし
多くの人に憧れられたり尊敬の念で
見て貰えます。
そして一時的な
喜びや達成感や
満足感は確かに有ります。
けれども
それで あなたの中が
芯から満たされ切ってしまうのかと言うと
そうでは無いのです。
それは
まだ そうした
自分を 見つめ
自分を 正したり
自分を 直して行くと
言う事に費やした歳月が
足りないからなどでは無くて
たとえ どんなに
歳月を費やした処で
あなたの得られる満足感は
直ぐに消え去ってしまう一時的な
満足感ばかりなのです。
幾ら あなたの事を
あなたが直し続けて
あなたが どんなに立派な人に
成る事が出来たとしても そんな事では
あなたが芯から満たされてしまう事など
決して 有り得ないのです。
あなたの事を
直そうとする事などでは
無かったのです。
あなたの中の
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたの事を
何処までも直して行くのでは無くて
あなたの中の
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたの事を
優しく そっと受け容れてしまう
事だったのです。
何の批難も批判も
否定もしないで ただ黙って
あなたと向き合い 静かに優しく
全面的に受け容れてしまうだけで
良かったのです。
何処も
直す所など
無かったのです。
何処も
直さなければ
為らないところなど
無かったのです。
それらは
あなたが受け容れた途端に
姿を変えてしまいます。
芯から満たされ切った
温かくて静かな空間へと
姿を変えてしまいます。
それも
直したのでは無くて
あなたが受け容れただけで
あなたの中には満たされ切った
空間しか無くなってしまいます。
それは
最初から
そうだったのです。
ただ一度も
受け容れた事の無い
あなたには冷たくて虚しくて
計り知れない程の脅威を持った
場所の様にしか見えていなかったのです。
本当は
こんなにも
温かくて満たされてしまう
逃げる必要など これっぽっちも
なかった場所でしか無かったのです。
最初から
怖れるものなど
何処にも無かったし
最初から
直さなければ
為らない あなたなど
何処にも居なかったのです。
ただ 誰からも
受け容れて貰う事の
無かった空間が あなたの中に
在っただけだったのです。
その何も無い
空間を あなたが
受け容れてしまうだけで
全ては解決してしまい
満たされてしまう事に
気づけなかっただけなのです。
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