あなたが
誰かや 何かを
知りたければ
誰かや 何かを
眼を皿の様にして
知ろうとして見つめて
行くのでは無く
あなた
自身の事を
何処までも深く
見つめて行く事を
して行けば全ての事が
少しづつ見えて来ます
何故ならば
あなたが自分の姿が
見えた分だけ
人の姿や
何もかもが
今迄以上に見える様に
成れてしまうからです。
但し 表面に
あなたが無理をしたり
背伸びをする事に依って
作り上げて来ている あなたの
姿では無くて
もっと深い場所に
あなたが隠してしまっている
誰にも見られたくない方の
あなたの姿が何処まで
見えるかなのです。
表面の
あなたの姿を
幾ら知った所で
あなたは有りもしない
作り物の姿を見つめている
だけなのですから
それは偽物で
インチキな姿ををした
人工的な小細工だらけの
作り物を知っていると言うだけの
事に成ってしまいます。
そんな場所の
あなたの姿ばかりを
見ている あなたには
誰の事も見ていないし
誰の事も見えないのです。
作り物の
人工物の部分を
見る事を出来る事が
自分や誰かの事を知る事
などでは無くて その人工物で
隠したい姿こそを見つめる事が
自分を知り 人を知る事なのです。
人工物は
その人の事を
語ってはいません。
幾ら その場所を
目を凝らす様にして
見つめてみた所で全く
何も見えるはずが無いのです。
あなたは
あなたの中に
見えている 弱くて
駄目で 情けなくて 出来の悪い
あなたの姿を誰にも見られたくなくて
無理をしたり 背伸びをして生きて来て
しまいましたから あなたでさえも
本物の あなたの姿を知らずに
いつも いつも
何処にも有りもしない
無理をしたり 背伸びをして
一時的に無理矢理に作り出した
あなたの姿を あなたは本当の自分の
姿だと思い込もうとしてしまいます。
けれども
それは無理や
背伸びをしている時にだけ
作り出す事の出来る一時的な
あなたの姿に過ぎないのです。
一瞬のアートみたいな
長続きなどしない あなたの
姿でしか無いのです。
いつまでも
無理や 背伸びなど
続けられるものなどでは
有りませんから 直ぐに
ボロが出て来てしまいます。
あなたの無理や 背伸びが
尽きた途端に 尽きたと同時に
地の あなたの姿が
素の あなたの姿が現れて
来てしまいます。
素の あなたの姿が
周り中に晒されてしまいます。
その姿が
一体 どんな姿を
しているのかを あなた自身が
見つめられる事です。
そこには
本当に弱くて
駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたが
居るだけなのです。
別に あなたが
逃げなければ為らない程の
あなたの姿などでは決して有りません。
なのに
あなたは怖くて
必ず逃げようとして
しまいますし 本当に
逃げ出してしまいます。
そこを
逃げ出してしまうから
あなたは無理をしたり
背伸びをして必死に成って
あなたが逃げ出してしまった
元の あなたの事を隠そうとして
しまっているのです。
あなたが
逃げれば逃げる程
自分は相当に怖いものから
逃げているのだと言う錯覚に
陥ってしまうのです。
あなたは
大した事から
逃げてなどいません。
あなたが
逃げ出してしまった後に
作り上げている あなたの姿が
余りにも出来の良い あなたの姿を
着飾ってしまっていた為に
素の あなたの姿で有り
普通の あなたの姿で有る
弱さや 駄目さや 情けなさや
出来の悪さと言った物を見る事が
怖くなってしまった訳なのです。
有りもしない
余りにも格好が良くて
スマートな あなたの姿を
演じ出してしまったが為に
その あなたの
姿と比べては嘆いてしまう
あなたに陥ってしまっている
だけなのです。
それを比べてみて
嘆いている あなたこそが
無理や 背伸びをする事に依って
出来上がってしまった余りにも出来の良い
有りもしない方の あなたの姿なのです。
出来の良い
あなたの姿を
手放してしまった後に
残されている
不甲斐無い あなたに
見えている あなたの姿を
見つめてしまうことこそが
まだ あなたが
生きた事が無い為に
何も産み出されてはいない
大した事の無い
あなたの事を何処までも
知る事に成り
本物の
あなたの事が少しづつ
解って来てしまいます。
そして
他の人達の姿も
その他の何もかもが
手に取る様に解る事が
出来てしまいます。
何で有れ
本当の あなたの姿を
見つめてしまい 受け容れてしまう事に
全ての事は連動し繋がっています。
だから沢山の事など
解らなくても良いのです。
たった一つ あなた自身の
本当の姿を 知れば知れる程
全ての事が以前よりも ずっと
ハッキリと解って来てしまいます。
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