あなたが
あなたの中の
弱くて 駄目で
情けなくて 出来の悪い
あなたの事を
ただ
受け容れて
上げてしまうと
次の瞬間 あなたの中から
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたの姿が
蒸発してしまいます。
そして そこには
何もかもが無くなって
しまった後の空間だけが
残されています。
それは
残されていると
言うよりも元々全てが
無くなれば そこに自然に
現れてしまう ただの
だだっ広い空間です。
あなたが
何もしなくても
それだけは当り前の
様にして 最初から
いつも在った空間です。
その空間だけでは
何も使い物に成らないと
思っていたのです。
ただの
がらんどうの
だだっ広いだけの空間
どう見ても そんな物は
使い物になど為らないでしょう。
ところが
それは あなたの眼が
節穴だった為に見えては
いなかっただけなのです。
その空間に
充満している
活き活きとした
空が あなたの
眼には入らなかったのです。
確かに
何も物としては
見えませんし何も
在りません。
けれども
その中には
空間が存在して
いるのです。
満ち満ちた
空間が存在して
いるのです。
何も無い
空間を見た時
あなたは内側に
眼に見えるものが
何も無いと見てしまいます。
そして
何も無い
空間の外枠を
見てしまいます。
そして
何も無い
ただの がらんどうの
空間としか見えないのです。
それだけを見て
それが あなただと
言われても あなたは
ただ引いてしまいます。
それならば
今迄の様に何か
その中に浮かんでいる物や
見えている物の方が力強さを
与えてくれますし そちらの方が
長い間 見て来たと言う
馴染みも有ります。
ただの
何も無さなんて
言われても萎縮してしまい
元気が無くなってしまう
だけなのです。
けれども
その何も無い
空間の事を受け容れて
上げてしまい真近に見た時に
あなたの中の感受性と言う眼を
意識を働かせて見た時に初めて
その空間の中 全体に充満している
活き活きとした空間自体の方が眼に入り
感じられて来てしまいます。
その時に
あなたは がらんどうの
空では無くて 空間の中に
充満していた方の活き活きとした
ものの方だった事が解ります。
あなたは
誰も居ない
空っぽの部屋の方では
無くて 部屋の内部に充満している
空間自体の方で在った事を理解する事が
出来てしまいます。
それは部屋の
外側にまでも何処までも
果てしなく広がっています。
そちらの方こそが あなたなのです。
あなたは
何処にでも居ます。
その空間が広がっている
全ての場所が あなたの
居場所なのです。
あなたが
何処に居たとしても
あなたの中の空間としての
あなたの事を受け容れて上げて
その あなたのままで目の前の空間を
あなたの中へと受け容れて上げて御覧なさい
その場所が元々の あなたの居場所と全く
同じ様に変化してしまうのが解りますから。
それから
何でも始めるのです。
まずは最初に
物事を始める前に
その場の空間全体を あなたの中へと
受け容れて上げてしまう事から始めるのです。
そんな事は５分も掛かりませんから。
すると
空間自体の
あなたとして
何もかもを する事が
出来てしまいます。
そこは
欲望を遥かに
乗り越えてしまった
場所ですから何もかもが
上手く行くしか無いのです。
いつも
満ち満ちた
空間としての
あなたで生きる事こそが
あなたを活かす事にも繋がって
しまっています。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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