あなたの眼を
あなたの内側に
向けてしまい そこに
見えている何も無い空間を
受け容れてしまう事が出来れば
良いだけなのです。
けれども
あなたの眼を
あなたの内側に
向ける事が出来ても
何も無い空間が
見えるよりも先に
何も出来そうも無い
弱くて 駄目で 情けない
あなたの姿として あなたには
見えてしまいます。
それは
あなたが
それまでに
外側に必死で
作り上げて来ていた
出来の良い あなたの姿と
無意識に比べてしまって
いるからなのです。
それらは
人の物真似や
過ぎ去ってしまった
過去の経験や知識によって
成り立っていた物であって
あなたが一人で発見した物など
一つも無いと解ってしまいました。
すると それらの残像は自然に
崩れ去ってしまいます。
けれども
あなたの中に
あなたが それまで
身に着けてしまって来た
歩み方の癖が残されていますから
一旦消え去ってしまった出来の良い
あなたは必ず復活して来てしまいます。
あなたが
あなたの中に
毎秒の様に生まれ
続けて来ている
弱さや 駄目さや
情けなさや 出来の悪さを
毎秒の様にして あなたが
受け容れて上げる事が出来てさえ
いれば何の問題も起こらないのですが
あなたが
受け容れて上げる事が
出来ない時が必ず生まれて
来てしまいます。
その時に あなたが
投げ返されてしまう次元は
以前の出来の良い あなたの
歩みを身に着けてしまった
真っ只中なのです。
出来の良い
あなたなど偽物でしか
無いと解った筈なのに
あなたは懲りもせずに
再び その歩みを始めて
しまうしか無いのです。
癖と言うのは
あなたが意識など
わざわざしなくても
自然な事の様に行って
しまう事を言います。
それは
それほど長期に
渡って あなたが
続けて来てしまっていると
言う事を現しています。
腰を据えて
向き合わなければ
成らない代物なのです。
あなたが目覚め渡って
居なければ為らないのが
あなたの身に着けてしまった
出来の良い あなたを産み出して
しまう癖なのです。
あなたが
あなたの中に
毎秒の様にして
生まれて来ている
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたの事を
弱くて 駄目で
情けなくて 出来の悪い
あなたで受け容れて上げて
しまえば良いだけなのです。
あなたの中に
生まれて来ている
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたの姿と言うのは
何もかもが無くなってしまいる
何も無い空間の事です。
その何も無い
空間の事が あなたには
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い あなたの様に映るのです。
それは
あなたが今迄に
身に着けて来ていたと
感じていた偽物で作り物の
あなたが あなたに強い感覚や
自信の有る感覚や 出来の良い
感覚を与えてしまい植えつけて
来ていたからです。
長年の あなたが
身に着けて来てしまった
あなたの感覚と比べる事を
してしまっているから
本当は何も無い
空間でしか無いのに
何も無い事が 弱さや
駄目さや 情けなさや
出来の悪さとして感じて
しまうのです。
それは本当は
普通の状態なのに
それまでが余りにも
出来の良い生意気で傲慢な
姿を自分の本当の姿だと自分に
毎日の様にして思い込ませて来て
しまっていた為に その自分の姿と
比べると余りにも出来の悪い姿にしか
見え無いし 映らないのです。
余りにも
出来の悪い
あなたの姿に
あなたが親しみ
それが本当の自分の
姿でしか無かった事が
理解出来なければ あなたは
あなたの中に秒単位で生まれ
続けて来ている何も無さを受け容れる事が
出来ない時に投げ返されてしまう度に
苦しい思いをしなければ為らなく
なってしまいます。
それを越えるには
それまでの あなたの
身近な人達との関係を見直し
自らの傲慢さや愛の無さを
新たな気づきに依って
削ぎ落として貰うしか
有りません。
それか
あなたの中に
秒単位で生まれて
来ている何も無い空間を
弱さを 駄目さを 情けなさを
情けない あなたのままで何度でも
受け容れて上げ続けるしか有りません。
あなたが
あなたの中に
毎秒の様にして
生まれ続けて来ている
何も無い空間としての
あなたの姿を 弱さを
駄目さを 情けなさを
出来の悪さを受け容れて
上げてしまう事が出来るだけで
あなたは芯からの安らぎを感じる事が
出来てしまいますし あなたは まだ
何一つとして出来てなどいないのに拘らず
何かを やり遂げた時以上に芯から
満たされ切ってしまうのです。
秒単位で
あなたの中に
生まれ出し続けて
来ている何も無い空間を
何も無い空間の
あなたのままで受け容れて
上げてしまい あなたの事を
秒単位で満たし続けて上げてしまう
芯からの愛情を あなたが あなたに
注ぎ込み与えて上げるしか有りません。
あなたの中味を
あなたが満たして
上げる事が出来れば
出来る程 あなたの居る
何も無い空間としての場所は
居心地が良い場所と成って
しまう筈です。
すると徐々に
弱さや 駄目さや
情けなさや 出来の悪さには
見えなくなってしまい
単に 真新しく
生まれて来ている
何も無い空間として
映る様に成って来ます。
すると
あなたは
その何も無い
空間としての あなたの
場所から逃げ出す必要も
怖れる必要も無くなってしまいます。
そして
元々 その場所が
あなたが芯から安らぐ事の
出来る安息の地であった事が
見えて来てしまいます。
あなたは
自ら進んで
安息の地から
出掛けたままで遠ざかり
我が家を見失ってしまったのです。
更に
我が家への帰路を
怖ろしい方向だと勘違いし
植えつけてしまい一度も事実を
確かめる事をして来なかった
だけだったのです。
あなたは
いつも我が家の
真上に ちゃんと居ます。
あなたが堕ちれば我が家へと
直行なのです。
だから
あなたが
堕ちてしまう事は
決して悪い方向に向かって
いる訳では無いのです。
もっと もっと
堕ちて来て下さい。
最後には
嫌でも あなたは
我が家へと帰り着く事が
出来てしまう筈です。
あなたの
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