人は幾つに
成ったとしても
たとえ
どんな状況の
中に有ったとしても
活き活きと
生きられるものなのです。
活き活きさは若さの特権などでは
決して有りません。
若い頃だけが
活き活きとしていて
年齢を重ね老いる事で
年寄りは年寄りなりの
生活をするなんて嘘です。
幾つに成っても
人は充実しながら
満たされ活き活きとした
生を送れるものなのです。
むしろ
若い頃よりも
年齢を重ねた分だけ
もっと活き活きとした
人生を過ごせるかも知れません。
それには
少しだけコツが
必要なだけなのです。
そのコツとは
あなたが生きて行く上で
あなたは沢山の嬉しい事や
悲しい事や辛い事や腹が立つ事に
出会い 人を憎んだり 妬んだり
怒りを抱えたり 或いは好きに成ったりと
様々な出来事や感情を抱え込んでしまいながら
あなたは生きています。
そして
あなたは
人を愛したり
恋をしたりして
時には喜びの人であったり
或いは
何か嫌な出来事が
有った時には落ち込んだり
人を怨んだり憎んだりしてしまい
怒りで一杯の人に成っていたり
恋に破れ
愛する人を失い
生きる事さえ無意味だと
思えてしまうほど深い悲しみに
暮れてしまう事だって有ります。
それらは
あなたが毎日の中で
ちょっとした訓練をする事で
随分と軽減されてしまうものなのです。
その毎日行なう
訓練とは あらゆるものを
あらゆる物事の起こった場所に
置き去りにして行くという訓練です。
あなたに起こる
あらゆる物事の結果も
そこから生まれる気持ちも
全てを その物事が起きた場所の中に
置き去りにして生きるのです。
何者でもない
何色にも染まっていない
本来の あなたの姿に戻るのです。
本来の
あなたの姿に戻る事で
あなたは初めて それまでには
体験した事の無い喜びと途轍もなく
深い安心感とを手にする事が出来ます。
物事が終わった後に
トップに入ったままのギアを
一旦ニュートラルに戻すのです。
何でもない あなたに帰るのです。
それは
あなたにとって
良い事も 悪い事でも
同じ様に全てを その物事が
起きた時点の中に 置き去りにして
しまうのです。
良い事も 悪い事も
両方共に置き去りにして
しまうのだけれど 特に良い事の場合は
あなたは あなたの中に残したがりますし
あなたの中で後々何度も味わいたがります。
だから良い事にこそ
特に注意を向けて あなたが
あなたの中を監視するのです。
あなた自身の
内面を洞察し あなた自身の
見張り役に成るのです。
そして
その見張り役が
出来るのは あなたの中の
駄目さや 弱さで 出来損ないの
レッテルを貼ってしまって来ていた
あなたに任せてしまえば良いだけなのです。
その
あなたには
元々 今迄には何も
やらせてなどいなかったのですから
今迄の あなたには何の負担にも成りません。
たとえ あなたが何かを
持ち込んでしまったとしても あなたが
「あ～持ち込んでしまっていたな」と
気がついた時点で置き去りに出来ますから
気がついた時点で あなたは何者でもない
何一つとして持っていない あなたに
帰る事が出来ます。
あなたの中に
物事が終わっているのにも
拘わらず物事の中で得られた
結果や結論も そこから得られる
喜びや嬉しさも全てを持ち歩かないで
何もかも置き去りにした後の
あなたの中に
何も無い あなたのままで
生きるだけです。
それが本来
あるべき あなたの
姿なのですから そこに
帰るだけです。
あなたは何色にも
成れないし成る必要もないのです。
なのに
あなたが何色かに
成りたがる事で あなたは
苦しむ人生の中を生きなければ
成らなくなるだけなのです。
それが
あらゆる悩みの
元凶なのです。
それは
元々は無いものなのに
あなたが何も知らない為に
あなたの手で あなたに押し付けて
しまい 気づかずに あなた自身を
苦しめる事に成ってしまっていただけです。
毎日の
生活の中で
本来の何色でも無い
何者でも無い 無色透明な
何一つとして持ってなどいない
身軽な あなたに帰る事をしながら
生きる人生は あなたが幾つに成っても
あなたが どんなに苦しく辛い状況の中に
有ったとしても あなたを最後まで
活き活きとさせてくれます。
それが本来の
あなたから湧き出す
命の持つ力です。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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