あなたが主体的ではなく
受容的になれたなら
あなたは自然の一部に成れてしまい
自然に最も近く 孤立せずに
多くのものを手にする事が出来てしまう。
あなたが主体性を身に付け
主体的に生きようとすると
それは自然じゃ無いから
あなたは孤立する。
あなたは自然の中から はみ出し
孤立してしまう。
違うと思うなら
主体的に生きようとする事に挑んでごらん
あなたは多くの時を 戦いの中で
過ごすしかなくなるし
そして最後には あなたは その戦いに
負けてしまい 人は主体的になど
生きられない事を目にするしか無くなり
主体性など幻想でしかない事を理解する。
だって考えてごらん
あなたが自分一人でやれている事など
実際には 何ひとつとして無いから
たとえば あなたの言葉は
あなたが考え開発したものかい？
あなた一人で身に付けたものかい？
違うよ
その言葉は 既に有った物だし
身に付けたのも 周りの人達からの
手助けが有ったからこそ
あなたは言葉を身に付ける事が出来たんだ。
あなたが食事をする時の
お箸の持ち方は 誰から教わった？
あなたが食べる物で 食べて良い物と
食べられない物を選択しているのは
自分の意思のように見えるけれど
それだって人から学んで来たものだ。
一人でやれているものなど
こうして厳密に見て行ったなら
何ひとつとしてないんだ。
あなたの生き方だって
あなたは あなたの身近な人から
影響を受ける事で
得て来たものでしかない。
親の生き方に従順に従ったり
或いは憧れて その人の真似をして
生きる選択をしてみたり
それとは逆に
親の生き方に反発をして
俺は あんな生き方はしないとばかりに
全てのことを単純に 親と真逆にして行く事で
親とは違う生き方をしていると
思う人が居るけれど それは違うよ。
だって その あなたの生き方だって
あなたの親が居なければ
生まれて来なかった生き方だ
あなたの親に いつか聞いてごらん
あなたの親も きっと親の真逆の生き方を
選択したと答えるはずだから
こうして ひとつ ひとつを
正しく観察して行くと
何ひとつとして自分ひとりでは
やった事など無い事が見えて来る。
いつも私が
しつこいくらいに言っている
あなたの中の奥の奥に隠している
弱くて駄目で 自分一人では
何ひとつ出来そうもない
とても情けない 出来損ないの自分を
生きると言うのは ”あなたの実態を
受け容れて生きる”事だと言いたかったのです。
それは 何も
こんなに論理的に説明をしなくても
私達の中では 何となく直感みたいなもので
それが嘘か本当かを解かっています。
あなたが どんなに否定をしたくたって
あなたの中の 本来の あなたの方が
それが本当だと言う事を感じ取ってしまうからです。
本来の あなたを否定したままで
あなたは 穏やかに生きる事など
決して出来ないのです。
そして その あなたでなど
生きられるはずが無いと
思ってしまいがちですけれど
実際には違います。
そこは あなたの感受性が
１００パーセント花開いている場所です。
今迄の あなたが
何かをしようとしなくても
今迄の あなたに隠され続けていた
本来の あなたである方の
一見 情けない姿をした 受容的な あなたが
自然に何かを感じて動き始めてくれるのです。
あなたの中の
弱くて 駄目で
何ひとつとして
自分では出来そうもない
一見 情けない姿をした あなたこそ
全面的に感受性が花開いている場所であり
唯一 自然に あなたが生きられる場所なのです。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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