あなたの前向きで
意欲的な意識や考え方は
全部が全部
あなたの目の前に
横たわっている現実で
ありのままの不出来な自分からの
逃避の為の最高の手段であり
ありのままの
不出来な自分の姿を
受け容れない為の仕組みであり
仕掛けなのです。
だから
あなたは いつまでも
無理をしたり背伸びをした
あなたでは無い あなたの姿を
手放す事が出来ずに
いつまでも
あなたでは無い
あなたの姿を追い掛け
続けては 走らなければ
為らないのです。
そんなインチキな
前向きさや偽物の意欲や
いい加減なヤル気に騙されたり
振り回されたりしない事です。
あなたは
こうした仕組みや
仕掛けに依って
今日までの間
本当の
あなたの姿である
ありのままの不出来な
あなたの姿を受け容れて
上げずに来てしまったのです。
あなたが
たとえ 何かを
やり遂げた 立派な
あなたの事を受け容れた所で
一時的な
満足感は有ったとしても
直ぐに それらの満足感は
消え失せてしまい
あなたの中味は
ちっとも満たされては
いないのです。
そう
あなたは
まだ本当の
あなたと生きて
上げる事が出来て
いないからです。
いつも
あなたの足元に
転がされたままで
あなたが無視をしたままの
現実の方を あなたは全く
見ていないからです。
次々に
何もかもの全てが
失われている現実は
決して あなたが悲観して
逃げ回ったり
或いは
上辺で表面的な
一時的な楽しい事を
見る事で誤魔化してしまう
事などでは決して有りません。
それは
あなたが
あなたの前に
次から次に現れて来る
現実と向き合う事をして
上げていないからです。
パッと見るだけで
見た事としてしまい
じっくりと向き合う事を
して上げていないからです。
あなたが
怖れずに じっくりと
向き合う事が出来れば それまでの
勇ましくて出来の良かった あなたは
消えて無くなってしまい そこには
あなたが長年の間 逃げ回って来ていた
あなたの本当の姿である 弱くて 駄目で
情けなくて 出来の悪い あなたが 少しも
変わらずに居てくれています。
その あなたの姿を
変える必要など全く無かったのです。
その あなたの場所こそが眩いばかりの
活き活きとした感受性の宝庫だったからです。
その あなたの事を
覆い隠してしまったならば
あなたの瑞々しいばかりの感受性は
一瞬で失われてしまいます。
本当は その
弱々しい 出来の悪い
あなたの居る場所を あなたごと
受け容れて上げてしまえば良かった
だけなのです。
それを隠したり
それとは逆の強くて
勇ましい あなたを築き上げて
しまう事などでは無かったのです。
あなたが
本当の あなたの姿である
弱々しい あなたの姿を受け容れて
上げてしまった途端に あなたは
驚かされてしまいます。
せっかくの想いで
受け容れる事の出来た
あなたが 次の瞬間には
綺麗さっぱりと蒸発して
しまうでは有りませんか。
あなたの掌の中から
消えて無くなってしまって
いるのです。
あれ程までに
苦しめられて来ていた
出来の悪い 本物の あなたの
姿が受け容れた途端に ものの見事に
消え失せてしまうのです。
時の流れと共に
今の今 目の前に
有ったものが過去の中へと
消え去って行き そこには
リアルなものは何一つとして全く
残されてはいなかったのです。
唯一
リアルなものは
何もかもの全てが
消え去った後に残されている
何も無い静寂な空間だけなのです。
何処までも
冴え渡る程の静寂と
何処までも果てしない程までに
広がっている何ものも存在しない
空間が広がっているだけなのです。
その空間こそが
その何も無い だだっ広い
空間こそが 本当の あなたの
姿だったのです。
その空間を
何も無い空間を
今迄の あなたなど
消え失せてしまい何もかもの
全てが無くなってしまっている
あなたのままで受け容れて上げて
しまうだけで良いのです。
弱くて 駄目で
情けなくて 出来の悪い
本当の あなたの姿だと思っていた
あなたが次々と失われてしまう存在でしか
無かったなどとは夢にも思いませんでしたから
弱くて 駄目で
情けなくて 出来の悪い
あなたが次の瞬間には消えてしまい
その後に残されている何も無さこそが
あなたの受け容れて上げてしまう本当の
あなたの場所だったのです。
その 何も無い
空間としての あなたも
次の瞬間には消え失せてしまいます。
何も無い空間だから
消え失せたりしないと言うのは
理屈の上だけで 実際には何も無い
空間さえもが次の瞬間には消え失せてしまい
真新しいばかりの生まれ立ての新鮮な何も無い
空間が誕生してしまいます。
それが次から次へと
行われている神聖な場所に
あなたの目と意識を傾けて
上げていられる事です。
何も無い空間としての
あなたが次の瞬間には息を
引き取ってしまいます。その事実に
立ち会い息を引き取る あなたを最後まで
しっかりと目を広げて看取るのです。
見届けて上げるのです。
それまでの
何もかもの全てが
息を引き取り消え失せてしまった
瞬間に次の何も無い真新しい空間の
誕生に立ち会う事が出来てしまいます。
悲観の中から
眼を背けずにいると
希望が喜びが誕生して来て
しまう事に気づけます。
眼を背ける
必要の有る物など
この世には何一つとして
存在などしないのです。
どんなに悲しくても
逃げ出さずに向き合い続ける事が
あなたに出来れば そこに真新しい
何も無い空間が 喜びが 必ず
誕生して来ます。
そして
その何も無い空間は
あなたの内面を一瞬の内に
芯から満たし切ってしまいます。
何も無い
空間の中味は
何も無い様に見えていて
実は あなたを満たしてしまうに
充分な無尽蔵で途方も無い愛を
携えて来ています。
ここまでの
事実を いつも
次から次へと ただ
見ておくだけで あなたは
弱くて 駄目で 情けなくて
出来の悪い 本当の あなたの
姿だと思っていた あなたから
逃げ回る人生を これで ようやく
卒業する事が出来ます。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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