あなたが
毎日の様に
毎時間の様に
毎分毎秒の様にして
一瞬の内に
過去へと あなたの姿が
蒸発して無くなってしまい
消え去ってしまっている
事実に あなたが直面すると
あなたは
奈落の底に
真っ逆さまに
堕ちてしまうけれども
それを過ぎると
逆に とても楽に
生きる事が出来ます。
だって
如何にも
強そうな あなたや
如何にも
出来の良さそうな
元々有もしなかった
あなたの姿を維持したり
演じ続けて
行く必要が全く
無くなってしまう
からです。
それは
無駄で 何の意味も
無かった事が あなたにも
だんだんと 解って来て
しまうからです。
あなたが
一瞬の内に
過去の中へと
消え去り 蒸発して
しまった途端に
次の真新しい
あなたが生まれて
しまっているからです。
そう そこに
現れた真新しい
何もかもが
無くなってしまった後の
何も無い空間 そのものが
真新しい あなたの姿
だったのです。
だから
それまでの
あなたが親しんで
来ていた あなたの姿が
無くなってしまったと
嘆き悲しんでいる暇なんて
本当は無いのです。
あなたが
嘆き悲しんで
しまっている間にも
その場に
新たに生まれている
あなたの姿を捉える事すら
出来ないから
あなたは更に
嘆き悲しみ続けている
事しか出来ないのです。
何もかもの全てが
無くなってしまったとしても
何もかもが無くなってしまった
あなたが その場に静かな目を
向け続けている事をしていたならば
直ぐに その場に
新たな あなたが
生まれて来ている事実に
目を向ける事が出来ていた
はずなのです。
全体の生の流れを
あなたが見えてしまい
全体を眺める事が出来たならば
あなたが
次の瞬間に
消え失せてしまい
何もかもが無くなって
しまっている事実にも正面から
目を向ける事が出来ます。
何故ならば
それは悲しい事でも
嘆かなければ為らない事でも
何でも無いからです。
むしろ
それは真新しい
あなたの誕生が行われる
為に必要な事だと解るからです。
それは自然
そのものです。
種が発芽し
新芽が次々と
開き スクスクと育ち
花が開き 花が散り実を着け
やがて朽ちて行く自然の流れが
あなたの
内面の中でも
行われていたのです。
それも
長いスパンの
身体の方では無くて
内面の あなたは
毎日の様に 毎時間の様に
毎分の様に 毎秒の様にして
一日の間に何百回も生まれ変わり
続けているのです。
それは誰にも
止める事など出来ないし
止める事では無いのです。
全体の流れを
ただ 黙ったままで
直視してしまい
どうなって
いるのかを理解する事が
あなたに出来てしまえば
あなたが心底から
受け容れて上げてしまえば
良いだけなのです。
嘆く事では無くて
本当は喜ばしい事なのです。
あなたは
確かに何かもが
次の瞬間には無くなって
しまうかも知れないけれども
あなたが
無くなってしまった
その途端に 新たな あなたが
誕生して来るのです。
あなたが
死んだ途端に
あなたが誕生して
しまうのです。
それは同時に
行われています。
その全体に
あなたの身を
任せてしまい自然の
流れの中に あなたを委ねて
上げれば良いだけなのです。
あなたは常に
あなたの内面に
目を見開いて覚醒して
おけば良いだけです。
あなたを
あなたの表面に
作り上げる必要など
もう無いのです。
そこは
途轍もなく
楽ちんな領域で在り
ゆったりとして生きて
行く事の出来る次元です。
それは
あなたの中に
埋もれてしまっています。
そして それを
掘り起こせるのは
あなた１人しか居ません。
あなたの
心の見つめ方の
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