あなたが一度
川の流れに身を任せたなら
途中で引き返してみたり
諦めたりしたら駄目です。
だって
あなたが戻ろうとする
あなたの元居た場所は
あなたが たとえ どんな
生き方をしたとしても
たとえ その場所で
あなたが成功を治めたとしても
本当に心の底から あなたが満たされ
続けられるものなど何ひとつとして
得られ無かった事を忘れたら駄目です。
あなたは既に
知ってしまっているのですから
その場所の限界を
その場所の虚しさを
そこは
あなたが最終的に
至る場所などでは有りません。
あなたが
その場所で生きる事を
諦めてしまい 放棄してしまうと
その場所で使われていた
あなたの生き方でもあった
無理をしたり背伸びをしていた
あなたまでもが同時に無くなって
行っててしまいます。
あなたが
流れに逆らう必要など
無くなってしまうと それまで
あなたの中に眠っていた
素直で柔軟な あなたが現れ出してくれて
あなたの目の前に来たものを何で有れ
受け容れてしまう事が出来る様に
成れてしまいます。
それは
あなたが今迄の
あなたで居たまま
その あなたが技法や技術で
身に付けるものなどではなく
今迄の
あなたを後にする事で
新たに現れる事に成った
元々の あなたが資質として
持っていたものなのです。
だから格好だけ
付け焼刃で真似たところで
自分に都合の悪い所までが含まれた
ありとあらゆるものを受け容れて
しまう事など出来る訳が有りません。
確かに
何処へ連れられて行くのか
解からないままで流れに身を
任せてしまう事は 不安ですし
怖いかも知れません
けれど
心配する必要など
どこにも無いのです。
何故なら最後には 元々
あなたが居た場所でも在る
あなたが生まれ出て来た場所に
帰り着くだけなのですから。
何十年か前は
今あなたの見ている
今の あなたの目の前の
世界の中には あなたは
居なかったのです。
その頃の
あなたは一体
何処に居たのでしょうね？
だから元々の
あなたの場所に
帰るだけです。
あなたが居た場所は
目の前の果てしなく広がる
大きな空間の中です。
あなたは生命の
大きなエネルギーの中に
溶け込んでいて その中の
一部としていたはずです。
新しい生命は
この大きな空間のエネルギーが
入り込む事によって命が宿ります。
それは空想でも
こじ付けでも何でもなく
あなたが 今迄の あなたを
手放してしまうだけで見えて来ます。
あなたが
今迄の あなたを
手放してしまうと その後に
残されるのは 頼りなく儚い
何も出来そうも無い ひ弱で 駄目な
あなたしか居ません。
そこには力強い
あなたなんて何処にもいないのです。
何ひとつとして
出来ない あなたは
何も出来ない代わりに
大きく豊かな感受性を宿しています
その感受性を持って
物事の前に佇み 物事が携えて来ている
やり方を感じ取り 物事に取り組みます
あなたが やった訳ではなく 物事が
やっているのです。 あなたは単に
手助けをして上げているだけです。
だから
あなたは何も出来ないままの
あなたで何の問題も無いのです。
力なんて身に着けなくて良いし
技なんて磨かなくても良いのです。
理論武装なんてする必要が無いし
自分を守る必要も無いのです。
あなたなど
居ないままでも
世の中は回っていますし
何の問題も無いのです。
そして
あなたが物事から
感じ取っていたやり方は
あなたがしている訳ではなく
正確には 何も出来ない
ひ弱で 情けない 駄目な あなたの
背後に潜む 大きな空間が 感受性を
働かせていただけだと解かって来ます。
本当を言うとね
あなたは そこから
まだ 一歩も 出てなど
居ないのです。
大きな空間と
ずっと一緒で その空間と
いつも共に居たのです。
ただ あなたが
その真実に気づかなかっただけです。
少し難しいかも
知れませんけれど
これは紛れも無い事実です。
あなたが
頭ではなく
感受性を傾けて
これを読んでいたなら
私が こんな事を言わなくても
少し位は この真実を 既に あなたは
感じられていると思います
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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