あなたは日頃から
何かしら自分の支えとなったり
頼りに成るものを常に探している
一時は
頼りに成っていた物も
時が経つに連れ色褪せて来てしまい
頼りにする物ではなかったことに
気がついたりしてしまい
いまだに
あなたが頼りに
出来るものには
出会う事が出来なかったり
長い間に渡り次から次へと
頼りに成るものを とっかえ
ひっかえして常に何かを捜し歩いたり
永久に頼りに成るものを見つける事で
あなた自身が安住の地に居られるようになる
何かや誰かを常に探し求めています。
けれど
そんなものは
あなたが 何処を探した所で
見つかるはずなど無いのです。
まず第一に
それは外側の世界には
無いのだという事を そろそろ
あなたも気がつかなければなりません。
だって今日まで
探し求めて来ても
見つからなかったのですよ。
時間は充分に有りました。
なのに見つからないという事は
あなたが探し出そうとしている場所が
違っているのかも知れないと言う事に
気がつくべきです。
少なくても
外側の世界には無かったのです。
外側の世界に無かったのならば
内側の世界に目を転じても良い頃です。
だって あなたは まだ内側の世界を
探してはいませんから。
外側を全部探しても
無かったのならば当然
後は残されている内側だけです。
あなたの内側の
思考の中や感情の中には
様々なものが有ります。
けれど それらは全部使い物には
成らない物ばかりです。
だって
あなたの中の
思考や感情の中に有る
様々なものが有っても
あなたは不安定で外側に頼りに成るものを
探し出そうとしていたのですから あなたの
思考や 感情の中に有る物は頼りになど
まるで成らないと言う事なのです。
ですから
探し出す場所は
そこでは無いのです。
あなたが
あなたの中に隠し
閉じ込めてしまい
無いものとしてしまっていた
弱くて 駄目で 貧弱で 情けなくて
何ひとつとして出来そうもない あなたこそが
あなたの探していた頼りに成るものなのです。
その場所は
正直であり 純粋であり 真正です
何ものに依っても汚す事の出来ない場所であり
自らの過ちさえ誤魔化す事など出来ない場所です。
その場所は
何ひとつとして
学んだり何かを外側から
付け加える事をしなくても
既に物事の良し悪しを大局的に判断する技や
何が正義なのかに至るまでの全てが揃い
全てを知ってしまっている場所です。
更に自らの出来の悪さも
自らの実力の無さも それらの
全てまで受け容れてしまっている場所です。
ですから
無理や 背伸びや
格好をつけて自分を
大きく見せようとする小細工など
と言ったものを全く しようとさえ
しない場所です。
その場所は社会の中で
たとえ あなたの内面が
汚れて帰って来たとしても
そんな あなたを癒してしまい
綺麗に洗い流してしまう事の出来る
とても豊かで優れた場所なのです。
そんな大切な場所を
あなたは あなたの幼い頃に
あなたの内面に閉じ込めてしまったのです。
そして
その時から
あなたが世界を彷徨い
あなたの見失ってしまったものの
代わりとなる あなたの頼りになる
何かを探し出そうとする 決して終わる事の無い旅が
始まってしまったのです。
何故
終わりの無い旅かは
聞かなくても解かるでしょう？
そんなものは
最初から見つかるはずが無い
旅だからです。
だって
あなたが探さなければ
ならないのは あなたの内面だからです。
それに そもそも
あなたが あなたの中の
弱くて 駄目な あなたの事を
否定するのではなく 受け容れてしまえば
良かっただけなのです。
あなたの駄目さや
弱さや 失敗や 挫折や
都合の悪い何もかもを いつも
あなたが あなたの中の真ん中の
何も無い だだっ広い場所に正直に成り
素直に受け容れてしまえば良かった
だけなのです。
そしたら
あなたは 本来の あなたと
はぐれたりする事など無く ずっと
本来の あなたの傍に一緒に居られたのです。
どんなに長い時を経たとしても
決して色あせたりする事など無く
本当に頼りに成れる場所は あなたの中の
本物の あなたの姿である 弱くて 駄目で
情けなくて 貧弱に感じられてしまえる
とてもじゃ無いけれど頼りに成りそうもない
あなたこそが本当に頼りに成れる場所なのです。
勇気を出して
その自分のままで
生きた時に それが本当だと
実感で理解する事が出来てしまいます。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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