私達は自分に困難が
降り掛かって来た時に
必死になって その困難と闘おうとしたり
その困難を取り除こうとしてしまいます。
特に 若い頃には
力尽くで その困難を
自分から取り除こうとします。
だんだんと
歳を重ねて行くと
若い頃のような情熱や
エネルギーなど無くなってしまう為に
別な形での困難との向き合い方を
否応無く学んでしまいます。
困難を若い頃の様に
力尽くで取り除こうとしたり
闘おうとはしなく成ってしまいます。
そんな気力などは とうの昔に
使い果たしてしまって既に無いのです。
目の前の困難に妥協をしてしまい
困難が去るまで待つといった
気長な戦法を取るようになります。
それは悪い事では無いけれど
困難と同居する間に多くのストレスを
あなたの心や身体に溜め込み 浴びてしまい
あなたの身体や精神を痛めてしまう
場合だって有ります。
そして多くの人が
気づいていない もうひとつの
困難からの抜け出し方が有ります。
それは
目の前の困難に
自らを委ねてしまい
自らが困難に全面的に負け切ってしまい
自らが粉々に砕け散ってしまう事さえも
決して 厭わない歩み方です。
簡単に言うと
困難に対して闘うのではなく
困難を取り除くのでもなく
困難は そのままにしたままで
こちら側の姿勢だけを変えてしまうのです。
そして自分の身を預けてしまうのです。
自分の身を捨てて困難の中に静かに
入って行くのです。
それまでの自分を
いつでも捨てられながら
あなたが生きていたなら
簡単に内面的な自分の事など
捨ててしまう事が出来ます。
その度 その度に
自己など時の中へと消えて行き
無くなってしまっているものだという真実を
あなたが理解出来ていたなら
それは とても容易い事です。
あなたを捨てる事で
あなたの中はフラットに成ります。
そのフラットな あなたは
どこまでも広がっているでしょう？
若い人達が悩み苦しんだ時に
死を選択してしまうのは 何かを勘違いして
しまっているだけなのです。
彼らは勘違いをしたままに
身体の死を選択してしまうけれど
負けたのは内面的な自分の方なのですから
死なせて上げるのは内面的な自分の方だけで良いのです。
死にたいと言う欲求は自分が
目の前の事に負けてしまい
もう生きる事など出来ないという感覚から
生まれて来ます そこから逃れたくて
死にたくなっているのです。
だから あなたが
与えて上げるのは
本当に負けてしまった方の
内面的な自分の方の死だけで良いのです。
身体の死と勘違いをしたら駄目です。
そして実際には
時は常に流れていますから
毎日 毎時間 毎分 毎秒のごとく
それまでの あなたは蒸発し消えて行っています。
その真実に あなたが気づいてしまう事です。
そして気づいた あなたも蒸発して行きます。
そこには大きなフラットな空間が残されます。
その空間こそが あなたです。
そして大きな空間の中に
あなたが溶けてしまえたなら
あなたの前に どんな困難が来たところで
あなたは闘ったりしませんし 困難を取り除こうともしません
あなたは直ぐに それまでの あなたを与えてしまいます。
すると困難は あなたを苦しめる事など出来なくなってしまい
困難の方が途方に暮れてしまいます＾＾
これが正攻法での
困難からの抜け出し方です。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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