この道の果てまで・・・

ただ純粋に ただ一途に歩む時
突如として それまでとは まったく違う
次元の異なる大地が あなたの目の前に姿を現す。

◇思考と感情の越え方◇

2007-01-09 10:01:47 | Weblog



◇呼吸瞑想による思考と感情の超え方◇




普段の生活の中で 
たまにで良いですから
試して貰いたい事が有ります。

それは あなたが
例えば窓の外の遠くの景色を
見るともなく見ている時 焦点を合わせずに
ただ何となく見ている時って有りますよね?
遠くの景色を見ているようで見ていない感じ
解りますか?

あの感覚の見方で あなたの心の中に次から次へと
やってくる思考や感情を ただボンヤリとしながら
見つめる事をして欲しいのです。

私達のひとつ、ひとつの考えや感情は ちょうど
空に浮かぶ雲のようなものなのです。
放っておくと流れて消えて行ってしまう 他愛の無い
物に過ぎません・・・。

私達は そうは思っていませんけれど、
事実は そうなのです。

ですから ただボンヤリと眺めるだけにして
それに焦点を合わせたりせずにいれば
どんな考えや感情にも あなたを取り乱させる事など
出来ないのです。

ただ静かに人ごとのように眺める事をするのです。
すると その考えや感情は空に浮かぶ雲のように
流れて消えて行ってしまいます。

あなたが このコツをものに出来たら
あなたは それだけで驚きます。
何故なら あなたが 何かに振り回される事は
もう二度と無くなるからです。

もしも あなたが それらの考えや感情に焦点を
合わせてしまえば あなたは取り乱されます。
あなたは自らの手で自分自身を地獄に突き落として
しまうようなものなのです。

他愛の無い考えや感情に力を持たせないこと
それは あなたが見入る事をしてしまうと
力を与えてしまうのですから・・・。

そして どんな考えや どんな感情にも焦点を
合わせてしまわないだけでなく それらの考えや
感情で動かない事 行動しない事・・・。

そしたら どうするんだよ~?
と言う 沢山の声が聞こえて来そうです。

簡単です。
窓の外の 遠くの景色を見ることなしに
見てみて下さい。 ボンヤリとですよ。

空に浮かぶ雲を見ることなしに
ボンヤリと見ていて下さい。

焦点を合わせなければ雲は流れて行きます。
焦点を合わせることが雲を自分の手で
止めてしまうことをしているのです。

だから その雲のひとつで行動したら
あなたは その考えや その感情やらで
一杯になってしまい それらに支配されてしまうのです。
その時には 正気の あなたなんて居なくなります・・・。


再び空を見て下さい。
あなたの中を見て下さい。
流れる雲に焦点を合わせないのがコツです。

ただボンヤリ雲と背景の空を眺めていると
すると だんだんと雲の速度が落ちて来ます。
次から次に沢山の考えや感情やらが押し寄せて来ていたのが
ゆっくりになって来ます。

雲の速度が落ちて来ると
考えや感情の速度が落ちて来ると
雲と雲の間の切れ間が大きくなってきます。
さっきの考えが去り 次の考えや感情が来るまでの
少しの間 何も来ていない場所が生まれ出て来ます。

その合間が やがて更に広がり
あなたの中に 青空だけが大きく広がり
雲など たまにしか やって来なくなる処まで行けます。

そこが あなたの本来 動く場所なのです。
そこが あなたの本来 生きる場所で在り 空間なのです・・・。





続いて あなたの中に存在する
静寂に包まれた空間の見い出し方を
お話したいと思います・・・。

あの青空を いつも見られる
ひとつのテクニックを披露したいと思います。
簡単です。誰にでも出来ます。
時間が有る時には どこでもやって下さい。
やればやるほど あなたの中は浄化されて行くはずです。

それをすると あなたの中が静かになるばかりか
身体の疲れさえも癒してくれる筈です。
酷く疲れている時などには とても お勧めです。

まず 身体の力を抜きます。
リラックスをして下さい。
そして目は開けていても閉じていても
どちらでも楽な方にして下さい。

静かに ゆっくりと口から息を吐き出します フゥーッと
その息を出来るだけ長く もうこれ以上吐けない処まで
目一杯に吐き出したら 吐くのをやめて力を抜くだけで
空気が入って来ます。 吸う事は意識しなくても
目一杯吐き出し切ると 吸い込もうなどとしなくても
自然に空気を吸い込んでしまいますよね。
これを ゆっくりと10回ほど繰り返して下さい。

今度は 同じく ゆっくりと息を吐き出しながら
吐き出す息を意識で見つめます。
吐き出し切ったら 新たに入って来る
息を意識で見つめます。

こうして意識を呼吸に置いまま
意識は呼吸を見つめたままで 
ゆっくりとした呼吸を繰り返します。

意識は呼吸を見つめ続けたまま
出来れば入って来る息をお腹の中まで
意識で追えたら、見つめ続けられたら
尚更良いです^^

ときおり 意識は呼吸から離れて
他の事を見つめてしまいます。
そうしたとしても それに気が付いた段階で
再び意識を呼吸を見つめる事に戻します。

その際に批難なんかしないで下さいね。
「何か眉毛が痒くなって来たぞ」という考えだとか
「そう言えば あいつ本当に頭にくるよな~」といった感情に
意識が行ってしまったとしても 気が付いた段階で
再び呼吸に意識を戻すだけで良いのです。

呼吸を見つめる事に意識を置いておく事で 
流れて来た雲である 思考や感情を
追わなく成れるのです。
流れさせて上げられるように成ります。
そればかりか 思考や感情の去った後の
あの青空を感じる事が出来ます・・・。
凄いでしょう?。

実際にやったら この凄さが解ります。
いつでも開いた時間が有ったらやってみて下さい。
休憩時間に5分でも10分でもやるだけで身体の疲れが
簡単に取れてしまいます。

不思議でしょう? 
でも実は不思議でも何でも無いのです。
当たり前なのです。

何故なら大気中に充満している空(クウ)の
エネルギーは私達の中に 常時 
降り注いでいるのですが

私達の内面が思考や感情やらで
一杯になっている時には
100の内の10パーセント位しか取り込めていません。

それが この呼吸を見つめ続ける事を
しているだけで 普段から あなたの内面を
一杯にしている思考や感情やらを消し去ってくれます。
それらが去った後の状態に比較的に簡単になれてしまいます。

すると あなたの周りに存在するエネルギーが
何にも阻まれずに100パーセント入って来るように成れるのです。
だから簡単に身体の疲れが取れてしまうという訳なのでした。


これを呼吸瞑想と言います。
やればやるほど あなたの内面は
静寂さに包まれるようになります。
そして身体に静かな力が みなぎって来ます。



この呼吸瞑想は 
やれば解るのですが
ある所までは睡眠と同じ様な方向に向かいます
睡眠と とても良く似ています けれど睡眠との違いは
途中で二つの方向に別れます。

片方の睡眠の場合は身体も意識も眠る方向へと向かい
もう片方の呼吸瞑想は身体は眠るのですが意識は
クリアーに冴え渡っています。
周りの物音は全てクリアーに聞こえています。

通勤電車の中で吊り革につかまりながら出来ますし
睡眠を取る前に寝転がったままでも出来ます。
いつでも どこでも 何度でも時間が有れば
試して 自分のものにして下さい。



そして 呼吸瞑想は
どんなスタイルでも構わないのですが
一応自分の部屋などで する場合の
正式なポーズを お伝えしておきます。

胡坐をかいて座り 口は軽く閉じ 
目は半眼位(半眼と言うのは斜め
45度の下を向いた感じです)が良いでしょう。
目は別段閉じていても構いません。
どちらか自分に合う方を選択して下さい。

手は両膝の上に
そのままのせて下さい・・・・その感じを憶えていて下さい
今度は そのままのスタイルで 手の平だけを ひっくり返して
手の平を上に向けて下さい、手の甲の方が膝の上に乗っている・・・この感じと
手の平をそのまま膝の上に置いているのと感じが同じですか?

手の平を そのまま膝の上に乗せている場合は
まだ自分を守れている感じがしませんか・・・?
そうです この感覚は まだ守りを解けていないのです。

逆に手の平を上に向けて膝の上に乗せて置くと
何かしら心細いと言うか不安な感じがします。
自分の内面に有る防御が解き放たれるスタイルなのです。

呼吸瞑想を通して自らを周りの空間に
解き放つと言うか 明け渡すと言う感覚です。
周りの空間に全面的に あなたの中に入り込んで来て
もらうといった感覚なのです。

防御無しでの呼吸瞑想が出来た時には
その深さに圧倒されてしまいます。

あなたが 呼吸瞑想をする度に 
とても深い満たされた感覚が
もたらされるようになるでしょう・・・。

呼吸を意識で見ている事は変わりません
お腹の中まで空気が入り込む処まで追えたら追って下さい。
出来なければ 出来ないで構いません。
その内に出来る様に成れますから。

別に睡眠の前に寝たままの格好でするのも
どんなスタイルでするのも有りなんですからね^^


深く呼吸瞑想に入れると
呼吸の出入りを見つめ続けながら
部屋全体になっている感覚にまで包まれますので
どうぞお試しあれ・・・。




単なる呼吸法とか 
瞑想法とは少し違います
余り呼吸には捉われないで下さいね 
勿論呼吸自体も大事ですが 
もっと大事なのは呼吸を見ている事の方なのです。
呼吸を見ている事の方がより重要なのです。

何をして欲しいのかというと
呼吸の出入りを今の あなたの意識が
見つめていく事をし続けていくと やがて 
あなたというエゴが活動出来なくなります。

なぜなら呼吸は現在に次々と行われています
その呼吸を通して現在の 真っ只中に入り込むと
あなたは蒸発してしまいます。

あなたは これまでも
私が何度となく話して来た通り 過去と
過去からの材質で作り出した思い込みの中の未来
過去も思い込みで出来ていますから 
あなた自体は思い込みの中にしか存在出来ていないのです。
現在の中には あなたは居ないと言うのが
理屈ではない本当の事実なのです。

だから呼吸を見つめる事をし続けて行くと
現在の中に居られるようになり つい今しがた
までの有りもしない自分に付いていた疲れまでも
その自分ごと綺麗に洗い流されてしまうのです。

この現在の中に居られると言うのは
あなたが居られるのでは有りません
正確に言うと あなたは消えてしまいます。

なぜなら あなたは現在には居られないのです
居られない材質で出来ています。
あなたが居られるのは過去や未来という 
あなたが作り出した思い込みの中になら居られます。

思い込みと言うのは 想像です。
想像の中には居られます。
でも想像は現実では有りません。

呼吸瞑想は呼吸を見つめ続ける事によって
あなたを現実に連れて行こうとします。

本当に呼吸を見つめ続けっ放しになれたら
あなたは消えてしまい そこに現在だけが有ると言う
感じになってしまいます。
その時 あなたは宇宙です。

今迄の あなたが居なくなれば その部屋全体が
自分のように感じられるのは別に不思議な事では
有りません1時間もやって御覧なさい
宇宙とひとつに繋がっている感覚すら憶えますから
その時には法悦という感覚が訪れます。

簡単に言うとエクスタシーです。
女性のSEXでのエクスタシーと言うのは
知りませんが 私は男性ですから男性としての
経験から言うとSEXの100倍良いです。
そして その状態が自由自在に味わえ ずっと続くのです。