この道の果てまで・・・

ただ純粋に ただ一途に歩む時
突如として それまでとは まったく違う
次元の異なる大地が あなたの目の前に姿を現す。

★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 15★

2006-06-16 11:31:35 | Weblog


◇ 何故・そこに至れないのか ◇


無とは ?
空(くう)? とは




あなたは それまでの
あなたの 歩み全体が
間違っていた事に気づいた

にも 拘わらず
あなたは そこから
滑り落ちてしまう。

何故
そうなってしまうのだろう・・・?
あんなに ハッキリと気づいた。

これは
真実だと 理解したにも
拘わらず 何故だろう?

まず 
第一には
第四の知恵の 最終段階で

あなたは
自分など 居た事も 無かったのに
過去全体を生かしめて

それを指して
自分だの 俺だの
私だの という感覚を
いだいていた。

ところが
その過去自体が
もう すべて終ってしまって

今は 
現実には 無い事が
ハッキリと見てとれた。

それと
同時に 突然の様に
どこを見渡しても何も無い・・・。

自分など 
どこにも 居た事が 
無かったと言う事が 理解できた。

生れてから 
今日に至るまで
実際には 一度も居た事が無かった。

一瞬たりとも
居た事が無かった。


居た事が
無かったのに 拘わらず
その事実を ハッキリと見た事が一度としてなかったから
居ると思い込んでしまっていた。

そして
その 居ると思い込んでいた
自分自身の事を 守るという発想の元に

今日までの
全ては
行なわれてきたが

守るべき
等のものが
無いと解かった時

すべては
馬鹿げて見えた
何も 有りはしないものを

今日まで
有ると思って生きてきた日々

ただ
一度も見た事が
無かったと言った
たったの それだけの理由で
必死になっていた日々・・・。

あまりにも
馬鹿馬鹿しい。

その為に 
人と戦ったり
人を 打ち負かしたりしていた。

ところが
その為にという
等のものが無い!

これは
あまりにも
素晴らしい事実だ。

世にある
最高で 最大の事実
事実中の 事実 真理だ!

これ
以外の何と比べても
比べられた方の物が
あまりにも貧弱に見えてしまう・・・。




一本の
茶筒を 
想い浮べてごらん。

(茶筒自体を
あなたの身体に例えるよ)

その
茶筒の中は
空っぽの空間だ。

(茶筒の中とは
あなたの内面を例えている)

今迄
あなたの
受けて来た 教育や
世間の人に言わしたら

この
事実は あんまりだ
むご過ぎる

その中には
過去の体験の 塊やら
それに 基づいた未来(目標)やら
そこから考え出した 信念やら

そういうものが
一杯つまっている様に 思いたい。

いや
思いたいどころか
それは もう実際に
そこに 有る様にさえ思えるし 見える。

しかし
実際には空っぽだ。

何も無い。
見えていたのは
あなたの 想念であり

あなたは
あなたの 頭の中を見ていた。

あなたの
解かったつもりで居る解釈を
見ていた・・・。

一本の茶筒
その茶筒が 
あなたの借りている 身体だ。

今回の
あなたの生が
借りた乗り物だよ。

あそこに
見えている犬は
今回は あの身体を 借りる事になった。

あっちに
見えている あの草は
今回の 生では

たまたま
あの身体を借りることに成った。

あの木は
今回の生では
たまたま 木と言う 身体を借りる事になった。

なにも
あなたが 選んで
それを借りた訳じゃない。

偶然だった・・・。

例えば
私で 有ったら
別に この身体を最初から
借りられる様に
決められていた訳でも 何でもない。

たまたま今回は
これを借りる事に成ってしまった。

それは
何十億万分の一という
確率の偶然だった。

別に
あなたの身体を借りたって
良かったし
草や 木でも良かった。

それは
何かが ちょっと ずれただけでも
そう言う 事実が起ってしまう。

何千万分の一秒という
時間の ずれだけで
私は 木を借りる事に 成ったかも知れない。

実際のところ
どれを 借りたところで
この事実に 気づいた時には

此処に 
辿り着いた時には
それは 同じ事だ。

あなたの
思っている あなたは
あなたの借りている
身体のところにしか
いない様に思える。

それは 
あなたの身体が
生を 受けた以降に
出来上がった あなただからだ。

ところが
私に見えるあなたは
私の中にも あなたの中にも

あの
木の中にも 同じだけ
注ぎ込まれている・・・。


ある
エネルギーが
あなたの誕生の瞬間に

この
誕生というのは
あなたが あなたのお母さんから
出てくる時を 言っているんじゃない。

あらゆる
ところに
あらゆるエネルギーが 活きづいている。

例えば
精子だって 卵子だって
生きている。

それ自体が
ひとつの生だ
生とは 物凄く
奥深い神秘的な現象だ。

そして
その色々な生同士が
色々な エネルギー同士が

結びついて
型となって
表われ出てくるのが

あなたの
身体だけど
実際には その精子が
生み出された時から始まっている

そして
母親の体内で
あらゆるものと結びついて

そして
あなたの借りている
その身体は 育っていく。

あなたの
身体は
あらゆるエネルギーの集合体。

それが
母体から
産み落とされた時を

人間は
誕生と言っているけど
実際は そうじゃない。

エネルギーが
流れ込んでいるからこそ
あなたの その身体は 機能しだす。

その身体が
機能しだすと
身体は 身体自体で

身体を
維持しようとする
それが 本能の次元 自然的生の次元だ

そして
沢山の 身体 同士が
生きて行く為の 約束ごとの次元が

いわゆる
理性の 道徳の次元が 社会的生の次元。

この
二つの次元を 生み出してしまう。



なにも
この二つの次元が
最初から有った訳じゃない

身体が 
身体自体で
身体を維持しようとした段階の次元を

あなたは
あなたが やっている
自分が やっているんだと 錯覚してしまった。

それを
自分だなどと 錯覚したら
当然 それを 隠す為の 次元を
あなたは 作り出さなくっちゃいけなくなってしまう。

これは
二つで一組のもの
どちらも あなたなんかじゃない!

そして
この二つの次元は 
単に 大人と子供との違いにすぎない。

自然的 生の次元とは
例えば 食欲が沸いてくる
すると 食べる。

そこには
マナーも 行儀も
何も無い!

ただ
食べる事だけ
身体が 身体を 維持しようとしている。

その
食欲を
いかに満たすかだけだ。

動物に近い
それに比らべ
社会的 生の次元というのは

人間独特のもので
その食欲が 沸いてくると
それを あまり露骨に見せずに

同じ目的を果たす
あくまでも 目的は同じだ!

ただ
違う事が ひとつ
それは 他人を 人目を

考えに 
入れるという事が
違うだけであって
品が良かろうが 悪かろうが

この
二つの次元は
同目的に向って動く。

方や いかに綺麗に
方や ストレートの 違いだけだ。

むしろ 
自然的 生の次元の方が
正直ではある。

もう
ひとつの例を出すと
道にきれいな女性が歩いている
そして「いい女」だと感ずる。

プロポーション
顔 全てが魅惑的だ
抱いてみたい・・・。

自然的 生の次元は
そこが 道端で 
有ろうが 無かろうが

公衆の面前で 
有ろうが 行って抱いてしまう
相手の意向も何も 有ったものじゃない。

自分を 
もろに押しだす
動物は そうだよ。

その
次元の中で
生きている犬は
ホテルになんか 行きゃしない。

社会的 生の次元では
同じ様に感じても
そうはしない・・・。

まず
その相手の住所を調べたり
電話番号を調べたりと

そして
こちらに相手を
引きつける 為の

数々の
アプローチを試みる
洗脳だ。

そして
優しさから 思いやり
プレゼントに 至るまでの全てが

その目的を
達成する為の 
ひとつの手段だ
真からのものじゃない 方法だ。

そして
同じ目的を果たす!!
だって自然的生の次元で行動したら
人に なんて言われるか 解からないし

それに
第一 警察が 飛んできてしまう。




この二つの
次元は 同質だ
一見 二つに見えるけれど
それは良く見ると 一つだ。

目を 凝らして見れば
一つで 有ることが 解かる。

そして
その次元は 
身体が 機能しだした後から

生まれ出て
来ているんで有って
それ以前から有った訳じゃない。

もしも
そこに身を置いて生きると
物事の終りとか 死というものが

常に
あなたの
敵対関係に有る。

何故なら
身体の機能停止は
身体 だけでなく

あなたが
身を置いている
その二つの次元をも 打ち壊してしまう。

様するに
あなたが
あなたと思っている所の
ものまでストップさせてしまう。

だから
物事の終極とか
死が 非常に怖いものと成ってしまう。

絶対に
来るべきものと
敵対関係に有る 生

それは
生じゃない
休みない 戦いの毎日だ。

愚かな
生だよ そんなんじゃ
生を 受けた事を 恨むしか 無いじゃないか!

違う!!
生は もっと素晴しく
活き活きとしている。

それが
そうでないのは
あなたが その二つの
次元の中や 借り物で有る 身体の中に

あなたを 
見い出そうと
するからに 他ならない・・・・・。