Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

志の輔らくご 2007

2007-01-26 | いろいろ

志の輔らくご in PARCO、今年でもう11回目になるそうだ。 いつのころからかほぼ毎年、年忘れの行事的に(たぶん桂枝雀さんの高座が聴けなくなった頃から)通っていて、最近では新年の行事となった。
しかし、チケットの取れないことはなはだしい、公演期間はどんどん伸びていて、今年はなんと一ヶ月間もあるにも関わらず、年々ゲットするのが大変になってくる。 追加公演があったのおかげで聴けることになった。

 この公演はほんとにほんとの独演会だ。 ふつう独演会とは言ってもお弟子さんなど他の人も話す。 でも、ほんとうに一人で一回の仲入をはさむだけで、2時間以上しゃべりっぱなし、それをすでに1月3日から本公演21回、追加公演初日の今日は志の輔さんご本人のお疲れもかなり激しいはず。
去年も1ヶ月公演だったけど、ちょっと疲れて見えた。 やはり1ヶ月も続けたら、身体を悪くするんじゃないかと心配だった。 今年は・・・最初は少し疲れてるように思えたけれど、暖まったら声もよく出ていて、生き生きして見えた、すごい! 調整のコツみたいなのがつかめたのかな?

演目は其の参
  「七福神の新年会」
  「新版しじみ売り」
    ~仲入~
  「狂言長屋」

 「七福神の新年会」は、早い日程で聴いた人の中には、新年会で本当にかくし芸を披露した人がいたかも、という実用ネタ?(笑)
 「しじみ売り」は以前にも聴いたはずなんだけど、また新鮮な気持で聴けた。 客席の照明が全て消される場面や紙の雪の舞う場面もアリ。 劇場ならではの演出だ、彼自身も芝居好きだし。
 「狂言長屋」では茂山逸平さんがゲストに加わり、狂言も楽しめて二倍笑えてお得。(^^)

人情話を仲入前にもってきたのは良かったと思う。 古典の良さは最もなんだけど、涙ぐみながら帰るのは、しみじみしすぎ。 爆笑の余韻に浸りながら帰れるほうがわたしは好き。
最後は狂言の謡と囃子の人たちを紹介して、三本締めでお開き。 わたしは手が痛いからたいていは打つフリだけしてるんだけど、かなり思いっきり打ってしまった。

しかし、なんだか談志師匠に似てきたような。 一緒に行った家族もそう思ったと言う。 声のしゃがれかた、枕の砕けかた、しぐさ・・・年齢や経歴を重ねてきて、そうなることもあるのかな、決して師匠のコピーという意味ではなく、いい感じで。

来年からも長い公演なのかなぁ、聴けるのはうれしいけれど、やっぱり身体には良くないと思う。 元気で長生きしてくださいね、ほんとに。

志の輔さんの公式サイトはこちら→立川志の輔 公式ウェブサイト - しのすけコム

入場のときにフライヤー類といっしょにクリアファイルをもらいました、実用的でうれしい 

ネタバレ被害防止のため控えていました。 でも、まだ他県でも公演があるので、やっぱりごく控えめにしてみました。


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