Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

テルミンでTELSTAR

2016-06-16 | テルミン

てるみんるーむに新しい曲、TELSTAR テルスター を追加しました←曲名をクリックするとMUSIC TRACKのページが開きます。
You Tubeでも聴けます、動画付きです。


Telstar 1(テルスター1号)は、50年以上前の1962年7月10日に打ち上げられた初めてのテルスターは最初の能動型通信衛星でした。 テレビ向けの衛星信号を初送信し、アメリカからフランスへ衛星中継されました。
そして、イギリスの The Tornados(ザ・トルネイドース)がこの曲を演奏し、同年12月には米ビルボード誌HOT100のシングルチャート1位に上り詰めました。
宇宙を駆け巡る明るい未来を夢見るような曲で、テクノっぽい感じとともにどこか懐かしいような。 わたしは生まれる前のことで当時のことはわかりませんが、その後も日本でもよく聴かれた曲だったかと思います。 何かのラジオ番組のテーマまたはエンディングで使われていたように記憶しています。
テルスター1号は残念なことに、高高度核実験による放射線の影響で打ち上げから数か月で故障してしまったそうですが、名前は受け継がれて18号が現役です。 1号は今でも軌道を周回しているとか。
そして、The Tornadosはその後解散、作曲したプロデューサーの Joe Meekは1967年に自殺してしまいました。 見果てぬ夢だったのでしょうか。

今回はSONARに付属のTTS-1のほかに、最近夫の実家を片付けた際に救ってきた Roland の SYSTEM-100 を活躍させました。 アナログシンセだけにテルミンの音と相性が良いようです。 効果音は実際にテルスター1号を載せて飛んだThor-Delta(ソー・デルタ)ロケットの発射音に加えて、テルミンとSYSTEM-100で作ってみました。

ちなみに原曲では、1947年にフランスで発明されたという電子鍵盤楽器である クラヴィオリン(Clavioline) が使われています。


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テルミンでプーランク

2016-06-01 | テルミン

てるみんるーむに新しい曲、プーランクのクラリネットとピアノのためのソナタ 第二楽章 Romanza を追加しました←曲名をクリックするとMUSIC TRACKのページが開きます。
プーランクが晩年に書いた曲で、この楽章は1955年に死去した友人アルテュール・オネゲルへの追悼ですが、初演の1963年4月にはプーランク本人も亡くなっていました。
仄暗いメランコリックなメロディがテルミンに合うと思い、昨年から練習していましたが、ライヴ準備や他の曲を弾いているうちに一年が過ぎてしまいました。
テルミンの特性上、スケールはグリッサンドになってしまいますが、それもまた面白い仕上がりかと。
ちなみに他の楽章は・・・弾けません(^^;ゞ

※2022年11月にピアノの音色をPianoteq7に差し替えて、動画を作りました。


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