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みけこの詰め合わせ

父、去る

2013-11-21 | いろいろ
先月、三毛子の父が大好きだった母のもとへと旅立ちました。 今日はもうはや初月忌です。
おととしの退院からは入院はなく、自宅で療養していました。 100歳まで生きた祖母に比べたら短命かも知れませんが、80歳でした。

退院するときにも「家がええ!」と言っていたので、わたしも最近は一人暮らしの自宅でのターミナルケアなどについての書籍を読んだりし始めていたのですが、そういう事態には至らず、ごく普通の一日の中での急な旅立ちでした。 デイサービスへ行ってヘルパーさんが帰って、お弁当やさんが来るまでのわずかな間の時間だったそうです。

わたしは電話を受けて深夜に到着、路面電車を降りるとポツンとともったガス灯のほのかな光に迎えられました。 ひとりほとほとと歩いて警察まで会いに行くと、お風呂上がりのようなつやつやした顔。 しんどいときには眉間に祖母そっくりのしわが出るのですが、それがなくてちょっとほっとしました。

父はご近所の方が立ち上げたNPO法人でヘルパーや子供の集まる場所でのお当番ボランティアをしていましたが、介護保険を使うにもそこのヘルパーさんや最近はデイサービスでもお世話になりました。 50年以上住み慣れた街での、まさに地域密着型サービスでした。

そんなわけで、お別れにはお母さま方と一緒に子供たちも大勢来ていただきました。 父にふさわしい旅立ちだったと思います。

父をご存知だったみなさん、心配してくださったみなさん、本当にありがとうございました。