Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

猫森集会2006

2006-09-18 | いろいろ
谷山浩子さん猫森集会へ行ってきました。 今年はBプログラムの猫の日を選びました。

ロビーに入ると・・・あっ、ヒデヨシがいる! なぜなら、この日のゲストがますむらひろしさんで、この秋「アタゴオルは猫の森」が映画になるので、そのプロモーションで。
きいろい~おおきい~、おなかをなでなでさせてもらって、握手(お手?)もさせてもらった。(子供か?(笑))

さて開演、浩子さんが入場、衣装はベージュに粗いチェックのオーバーオールに・・・しっぽが付いてる、猫耳も付いてる。(^^; 「初めて観た人にいつもこういう人だと思われると困るので」といっしょうけんめい説明されたけど、そりゃやっぱり思うかも。(笑) ピアノを弾く時の椅子に座りにくくないか心配に見えたけど、そこはちゃんと大丈夫だった。 で、AQさんの帽子にも耳、ますむらさんの帽子にも耳、つまり全員耳付き。

風になれ(緑のために)で始まって、本編は銀河通信で終了、アンコールはてんぷら☆さんらいずと、好きな曲も多かったし、新しいCDの曲もたくさん聴けた。 わたしの希望としては猫の曲の中では猫のみた夢も唄ってほしかったけれど、数え切れないくらいあるので全員の希望をかなえるのは無理ってもの。
ますむらさんの作った曲も聴けてよかった。 実は、ますむらさんが歌ったりギターを弾いたりされるということをよく知らなくて観に行ったんでした。
で、やっぱり予想通り素晴らしき紅マグロの世界が、いつまでも頭の中をぐるぐる回って困るー。 マグロはそんなに好きじゃないのに。(^^;

去年はもっと涼しかったようなと思ったら24日だった。 猫森集会はちょうど季節の境目なんだな。

19日も続けて他へ出かけたので、さすがにノビました、股関節をはじめとして痛い。(当たり前だ) その後の一週間はかなりだらだら過ごした。 まあ、だらだらしているのはいつものことなんだけど。 起きろ!の歌詞の「好き放題寝るなよ」が身につまされる。(^^;

※ネタバレ被害防止のため控えていましたが、22日にBプログラム2回目も終了したので書かせていただきました。

天満天神繁昌亭

2006-09-15 | いろいろ
天満天神繁昌亭のこけらおとし公演、初日の第二回へ行って来た。 60年ぶりの定席(毎日落語が聴ける寄席)の復活だそうだ。

天神さんを裏から抜けて鳥居を出たら、周りには人がいっぱい、まだ時間前で入場できない人(わたしも)、ご近所の人、なんとなく見に来た人、取材の人、人人人。 建物は想像してたよりもこじんまりとしている。
中もこじんまりと200席程度で、もしマイクがなくても声がとおる程好い狭さ。(最初ちょっとの間マイクが入っていなかったのでわかった)

色味は全体的に赤が基調で暖かい雰囲気。 緞帳は天神祭の船渡御(同行した父=呉服屋によるとかなり立派なつづれ織りらしい)、ピカピカのヒノキ造りの舞台、そして座布団は可愛く輝くピンク(笑)、その横には赤い火鉢。

実は、不肖このわたくし、ささやかながら建設募金に協力したので提灯に名前が。 提灯は客席の天井にびっしりとたくさん吊るしてあって、真上を向いて探すのはたいへんでなかなか見つけられない。 他の人もはっぴを着た案内のお兄さんに聞いて探してもらっているので、わたしもだいたいの位置をたずねてみようと近寄ってみたら、どこかで見た人、と思ったら小春団治さんだった。
なんとか見つけて写真におさめたが「毛子」しか見えない。 ロビーに備えてある芳名簿には、ほらこのとおりちゃんと。

ロビー壁面には亡くなった噺家の写真が飾られている。 吉朝さん、枝雀さんの顔もある。

演者と演目
  桂 かい枝 「ハル子とカズ子」
  桂 文華 「いらち俥」
  林家 染二 「手水廻し」
  桂 小米朝 「七段目」
  桂 春団治 「祝いのし」
 ~仲入~
 <口上> 左から 松枝・小米朝・春団治・三枝・鶴瓶
  西川梅十三と北新地一同 「万歳」
  笑福亭 鶴瓶 「宮戸川」(お花半七馴れ染)
  笑福亭 松枝 「うなぎ屋」
  桂 三枝 「作文」


約2時間半の間にこれだけ盛りだくさんなので、かなり忙しい。 そして、めでたい舞台の緊張感でみなさんとてもテンションが高い。
本当は、上方落語の巨頭(?)である米朝・春団治が揃い踏みするのを楽しみにしていたのだが、米朝師匠は骨折療養中(いかにして転んだかは小米朝さんがくわしく説明(笑))で欠席で残念。 舞台真ん中の「楽」の一文字は師匠直筆の書だとか。

もちろん、演目にも色々と感想はあるのだが、もうここまででだいぶん長くなったので、今回は写真中心ってことで。

完成が遅れていて心配もしたが、とにかくオープンできて良かったー。 名前のとおり、本当に繁昌してほしい。 みなさんもぜひお立ち寄りを。

※なお場内は原則撮影禁止ですが、この日は公演中以外の時間には、さあさあどうぞ写真をというノリで、みなさんも提灯などを自由に撮影されていました。

かっこつけずに「るきさん」

2006-09-12 | 


るきさん

座右の書は?と聞かれたら、わたしはいつも迷わず高野文子さんのるきさんを上げてきた。 もっと難しげな本だとかっこいいだろうとは思うけれど、ここはかっこつけずにマンガで。

このマンガは雑誌Hanakoに1988~1992年の間連載されていた。 まさにバブルと呼ばれた時期だ。
るきさんと友達のえっちゃんが住んでいるのはたぶん西武池袋線の急行が停車しない駅、るきさんの仕事は在宅で医療事務で趣味は読書と切手収集、えっちゃんはキャリアウーマンで流行にも敏感。 そんなふたりの日常が、淡々としかし楽しい短いマンガでつづられている。
るきさんの生き方はまさにかっこつけない生き方、生き方なんて言葉からも開放されたような浮世離れぶりで、しかもさらりと夢を叶えてしまう。

わたしはえっちゃん派でもなく、どちらかと言えばるきさんのほうに近いかな、在宅勤務もけっこう長かった。 でも在宅勤務は仕事とそれ以外の時間や空間の区切りがなくなりがちで、煮詰まることは少なくなかった。 オフィスでの仕事と違って常に1人きりなので、いったんそうなると薄まりにくい。 そんにときには、いつもこの本を手にとり、一息ついたものだ。

高野文子さんは多作ではないけれど、どれも内容が濃い。 そのなかでこの本はいちばん読みやすいと言われている。 ご本人はるきさんのことを好きではない、なぜなら志(ココロザシ)がないから・・・という話も聞いたことがあるけれど、実は志が見えないように描かれているだけで、本当は嫌いじゃないのではという気もする。

手軽な文庫版も出ているので、がんばるのに疲れたかな、ちょっと煮詰まったかなと思った時には、ぜひ一度手にとってみてください。


東京JAZZ 2006

2006-09-03 | いろいろ
東京JAZZ 2006の最終日のENCOUNTERSへ行ってきました。

マーカス・ミラー & スペシャルゲスト フランク・マッコム
マーカス・ミラーのノリの良さは言うまでもないが、特にハーモニカのグレゴリー・マレットがすごかった! 目からウロコが落ちるっ、ハーモニカをナメたらあかんぜよ。 その見た目や動きは・・・ハーモニカ吹いてなかったらアブナイ人だけど。 だいたい、マーカス以外の人の服装がフツーの普段着なんでした。(笑)

チック・コリア meets 上原ひろみ
2台のピアノによるデュオ、精悍な掛け合いは碁の対局を見るようだった。
もちろんコリアは文句無しだったけど、上原ひろみってこんなにJAZZだったのね。 彼女は自分自身のツアーよりも、リラックスしているように思えた。 もちろん、コリアと一対一という緊張感はあるのだけれど、コリアのふところの広さに包まれた安心感があるのかな。 とにかく、ふたりともとても楽しそうに見えた。
去年聴いた彼女自身のツアーはややテンションが高すぎる感じがした。 でも、あの若さでメンバーをぐいぐい引っ張って行くにはそうでなければできないか。
コリアはまたいっそう太っていた。(^^; それ以上お腹が出るとピアノに手が届かなくなるよー、前傾姿勢で弾くと身体に悪いよー。 実は一時ひそかに西川きよしに似てると思っていたんだけど、もうそれを通り越してふくらんでしまったので似てなくなっちゃった。

ザ・グレイト・ジャズ・トリオ by ハンク・ジョーンズ スペシャルゲスト 渡辺貞夫(with ジョン・パティトゥッチ and オマー・ハキム)
ハンク・ジョーンズはかなりのおじいちゃんだった、88歳なんだから当たり前か。 でもスリムで背筋も伸びていて姿勢がいい。 来日するだけでもたいへんなんだし、ちょっとユルイのは許そう。(えらそうすぎでスミマセン)
渡辺貞夫もだいぶんおじいちゃんっぽくなってきたなぁ、でも演奏はなめらか~。 この人が、昔ヤマハのスクーターのCMに出ていたおじさんですよん。(古すぎか)
オマー・ハキムは相変らず手数が多い、あんまりにバシバシ叩くんでマイクがずれてしまってスタッフがあわてて直してた。(笑)

フィナーレではピアノをもう一台ごろごろと運んできて、本日出演したピアニストもぞろぞろ登場。 それと、15歳のピアニストのオースティン・ペラルタもちょっと参加、線が細いというか、繊細。 Someday my prince will comeなど弾いてると「君が王子様やろっ」と突っ込みたい感じだった。


今年の会場は東京国際フォーラムのホールA、音響もいいし落ち着いて聴くことができてよかった。 野外だったころのほうが良かったという人も多いようだが、座席がちゃんとしててお手洗いの心配もなく、アクセスもいいほうがわたしは楽。 昨年の有明の東京ビッグサイトもパイプ椅子でちょっとしんどかった。 LIVE UNDER THE SKYへゴザ持参で繰り出した頃のような元気はもうないです。(^_^;

いらないなぁと思ったのは、ステージの大きなスクリーン、画素が荒くてまぶしくて目が疲れた。 それと撮影用のクレーンがゃっぱり気になる。 大型の有人クレーンが頭上をかすめるようだった去年ほどではなかったけれど。

終わった時にはお腹がとても空いていました。 コンサートとかでいつも思うんだけど、終わった時に飲食店を開けててくれればすごく儲かるのにね。 結局いつも食べることばっかり言ってる?