Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

泣ける本

2004-12-28 | 


ぶたのたね 佐々木 マキ (著)


今回も絵本
佐々木マキさんのことは「ガロ」あるいは村上春樹の本のイラストでご存知の方も多いと思う。

「ぶたのたね」は泣かせるお話はあまり好きではないわたしが大好きで泣ける本。 悲しい結末に笑いながら泣けてくる。
ただし、たぶん間抜な主人公に手放しで笑える人の方が多いと思うので、泣こうと思って買うのはおすすめしない。
でも、わたしはどうしても主人公に感情移入してしまう。 理不尽で情けなくて・・・そして、懲りないところもいいのだ。

内容は、いわゆるナンセンスというところかな、なにしろぶたたねですよ!? うちにも色々なたねがあるけれどそんな変わったたねはないなぁ。(笑)
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お誕生日おめでとう、もしくはメリークリスマス

2004-12-24 | いろいろ

クリスマスはジーザスさんのお誕生パーティーだ、こんなに盛大に祝ってもらう人は他にいないだろう。
もっとも彼が生まれた年月日ははっきりせず、紀元前8~紀元6年ごろのいつかとおおざっぱ。
この日を祝う伝統は、彼の誕生よりもずっと古い、中央アジアの古代ミトラ教の冬至のお祭が元で、これから昼間が長くなり始めることを喜ぶ、つまり太陽の誕生日を祝うという日だった。(ちなみに仏教に取り込まれたミトラ神は弥勒菩薩になった)

さて、古い思い出をいくつか。

みなさんはサンタクロースの存在を本気で信じていましたか?
わたしのサンタクロースに関するいちばん古い記憶は・・・ツリーにぶらさげられた小箱にお賽銭?として5円玉を入れておくと、翌朝にはなくなっていて、サンタさんが来たらしいというへんてこなもの、完全に宗教が違ってるし。(爆)

幼稚園の頃には、おねえさん先生のかなり無理なサンタの扮装に、先生って仕事はたいへんだなぁと思いつつ、信じている子ががっかりしないか心配した。
だいたいみんなよくわかってないから、先生の指導もむなしく教室の飾りつけはクリスマスと全然関係ないお姫さまや犬など自分の好きなものをめいめい作ってしまうし、行事終了時にかなづちで割って分けてもらった紅白の杖の形の飴は七五三の千歳飴と同じ味、おいしくなかった。

そして、父が義理で買って来たゴチゴチのアイスクリームケーキもあまりおいしくはなかった。

そして、とても悲しい思い出。
小さなわたしのお気に入りは何かのおまけだったジングルベルの赤いソノシートだった。 何度も繰り返してかけているうちに盤を曲げてしまって半泣きになっていたら、母が直してあげるからと自信たっぷりにアイロンをかけてくれた、ていねいに当て布までして。 で・・・まっすぐにはなったけど溝がなくなりつるんつるんのただの赤い円盤と化したソノシートにわたしは大泣きした。

さすがにまずいと思った母は新しくレコードを買ってくれた、ソノシートじゃなくてちゃんとしたレコードだった。 でもわたしはこれは違う!と主張しつづけ、同じ曲なのよと言われても納得がいかなかった。 あとで気がついたのは編曲が違ったのだということ、思えばこれがわたしの編曲というものとの初めての出会いだった。

どれもロマンチックとは程遠い、かなりトホホな出来事ばかり。
だいたい昭和のクリスマスのイメージは商店街の大売出しと福引、自宅は思いっきり和風の暮らし、畳の部屋の小さなツリー、脱脂綿の雪とすぐに切れてしまう五色のライト。 そんなだから、サンタクロースも信じるとかいう次元のものではなかった。 洋風の暮らしをしている今の子供達にはかえってすんなり信じられるのかも?

結局今はクリスマスシーズンは特別な飾りつけもイベントもせず、レトロでトホホなクリスマスを懐かしみながら、友達の顔を思い出しながら年賀状を書く季節となった。

ともあれ・・・お誕生日おめでとう、もしくはメリークリスマス!
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Lids Off Automatic Jar Opener

2004-12-20 | 誰か試して

アメリカの関節炎患者向けの雑誌『Arthritis Today』の11-12月号が届いたので、パラパラめくっていたら、BLACK&DECKERのLids Off Automatic Jar Openerの広告が目に付きました。

便利GOODSで紹介しているような今までの蓋開けは、開けるほうはできても瓶を支える側がうまくいかなくて難しい場合も多いですよね。
これは、なんと電動式の自動蓋開けマシーン! 瓶をがっちりと固定してくれ、ひねるほうも機械がやってくれる、つまり片手でボタンを押すだけ。 ガッチリした機械としては安い気がしますが、どうでしょうか?
ちょっと大げさな感じですが、蓋ひとつ開けるにも、徹底的にやっちやうところが実にアメリカらしくていいと思います。(笑)

さて、問題は入手方法なのですが・・・
BLACK&DECKER直売では、$39.99、しかし残念ながらアメリカまたはカナダ以外へは送ってくれないそうです。

Amazon.comなら$28.00なんですが、こちらも残念ながらアメリカ国外へは送ってくれないそうです。
でも、買った人の評価も載っているので読んでみる価値はあり。 ただし、全部英語(^o^;

あー、気になる・・・アメリカまたはカナダ在住のの人、お店などで見かけたら試してみてください~。
って、これじゃあ、ほとんど指名状態かな?(笑)

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遥かな砂漠

2004-12-16 | いろいろ

そろそろ暖房の必要な季節になってきた。 この季節になると、夕方の街にさびしげなオルゴールの音色で「月の砂漠」が流れてくる。
それはあなたの街でも同じメロディかもしれない、そう、珍しくもない灯油の販売車だ。

しかし、わたしはこれを聴くと、想像力が暴走モードに突入する。

  寒い異国の街の夕暮れ
  細々と灯油を売りながら
  とぼとぼと歩く一頭のらくだの姿
  故郷の砂漠は遥か遠く、遠く・・・
  その目には涙が・・・

異国の人々を暖める灯油を売りながらも、らくだは異国の寒空の下、暑い故郷を思い描く。 おうちに帰りたい、帰れない・・・悲しいよぅ・・・
と、本気で涙ぐみかけて我に返る。

わたしはいままで灯油を使ったことはない、だから販売車そのものを見ることも少ないので、よけいに暴走しやすいんだと思う。
買わないで文句をつけるのもあつかましいが、今までに聴いた中にはけたたましくて嫌気がさすような曲もあった。 灯油はなるべくしずしずと売りに来てくれるとうれしい、「月の砂漠」はかなりのお気に入りだ。
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おやすみなさいおつきさま

2004-12-06 | 



おやすみなさいおつきさま マーガレット・ワイズ・ブラウン (著), クレメント・ハード (イラスト), せた ていじ (翻訳)

これは寝る前に読む絵本

わたしはとても寝つきが悪い、ほっといたらエンドレスで起きているくらいだ。(^^;
でも、寝ないと朝が来て容赦なく次の日が始まってしまうので、自分をなんとか寝かしつけようといっしょうけんめいになる。
それには寝床を好みの状態に整え、必要なら湿布を貼ってやり、サポーターも巻いてやり、香を焚き、絵本を読んでやる、わたしはとても世話が焼けるのだ。

この絵本には教訓も説教臭いところもない。 ただぼんやりと眠い感じで、催眠術にかかるようにだんだん眠くなるような気がする。
灯りを落として読んでも、目が悪くなるほど文字は多くないし、すてきな緑色のお部屋にある色々な物をながめるのも楽しい。

もちろん本当のちいさなお子さんにもおすすめの一冊。

ところで、初版はアメリカで1947年、それを考えると子供部屋に電話があることには驚く。

●後日補足 『おやすみなさいおつきさま』ができるまでだと、お話+この絵本ができるまでの解説がついています、わたしが持っているのはこちらのほうです。
コメント (4)
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