Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

心踊るということ

2012-03-07 | リウマチ
足の筋肉をつけたくて始めたバレエストレッチ、お休みをはさみつつも、もう7年を超えました。 この一ヶ月は講座の都合で、ストレッチてはなく普通のバレエのクラスのバーレッスンを経験、憶えられないし速いしルルベになる部分はできなかったけれど、踊ってるぞーという気分が盛り上がって思いのほか楽しかったです。

踊りたいと思っても固く冷たい身体でいきなりは踊れません。 踊るためには、常にストレッチや基礎で長く柔軟な筋肉を作って、ちゃんと動かせるようにしておかなくては。

そして・・・心も同じだということを知りました。 うれしい楽しいと思うことができていなくて固くなってしまった心では踊れない。 エンターテインメントは余分ではなく、生きていくのに欠かせない部分だと思います。 さらに羽ばたいて飛びたいと願うなら、なおさらのことです。

リウマチャーの中にはとてつもないハードスケジュールでがんばりながらも「ふつうに生活できる」とおっしゃる方が少なくないです。 わたしもがんばっていないながらも、なんとなく「ふつう」と思っていましたが・・・どうやら自分で仕掛けた罠にハマってしまったようです。 心身ともにじわじわと参ってしまい、特に精神的に今まで経験したことのないような状況に陥ってしまっていました。 自分で自分のコントロールが不可能、テルミンもまるで弾けていませんでした。

二十数年たって気がついたらふつうの体力でもふつうの生活でもありませんでした。 瞬発力の連続発揮を要求されてようやく気がつきました。 人並みには届かないけれど、やっぱりがんばってたかもしれない。 やる気さえあればもっといくらでもがんばれる? しなくてはならないことだからできる? いやいや、無理なことは無理、スッパリそう思うこともなかなか難しいのですが。 とにかく、これからはもう「ふつう」と言ってしまうことはやめようと思います。

さて、いままで長年、関節リウマチに対しては積極的に攻撃を仕掛けるという場面はとても少なかったのですが、アグレッシブな戦いに挑むことになりました。 足趾の作り直し手術です。 骨切ったり金物入ったり、全治は最短で3ヶ月はかかるそうで、片足ずつだからちょっと長い戦いになりそうです。

再びバレエシューズを履ける日はいつかな、ルルベの許可というわけにはいかないだろうけれど、自分の親指を踏むことなく5番に入るかも、とにかくビー玉をいくつか踏んづけて歩くような痛みからは開放されるはずなんですが。