グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

さよなら、仔猫

2009-07-23 19:01:06 | Weblog
このことを書かないと私は前に進めなそうなので、アップします。
動物が好きな方やネガティブになりたくない人は読まないでください。











あるカンカン照りの暑い日、社宅内の駐車場に仔猫が死んでいました。
私はそれに気付かずに喜んで近づき、「あ、死んじゃったんだ」と残念に思いました。
今は後悔していますが、そのままその場を去りました。

2時間ほどして、外出先から帰ってきました。
仔猫のことが気がかりで、駐車場に向かいました。
仔猫はそのままの形で、ハエが10匹位たかっていました。
猛暑の日に放置するなんてなんてかわいそうなことをしてしまったんだろう、
家に帰って電話帳で調べて行政に電話しました。
道路や公園などでない私有地の場合は、各自で段ボールに入れてゴミ捨て場に
置いてほしいとのことで、それを聞くだけでもショックなのに実行しました。
私を動かしていたのは、このままでは仔猫がかわいそうだという気持ちと
今やらなかったら私は後悔するという思いでした。

手袋をして仔猫を持つととても軽かったのがショックでした。
4月頃生まれたはずなのに小さな体でした。
ハエはしつこくて追い払ってもなかなか離れません。
でも1匹も残さず追い払い、きれいな紙袋に入れてあげました。
そのまま新聞紙を敷いた段ボールに移し、ガムテープで封をしました。
これもショックでした、段ボールには「野良猫の死体」と書かなければならないのです。

私は、一度「ごめんね」と思っただけで、あとは心を麻痺させていました。
でも、生ごみの臭いをかぐ度に仔猫を思い出してしまいます。
最初に気付いたときに何か出来たら腐敗せずに済んだかもしれないのに・・・。
そして私は、一粒の涙も流さなかったのです。
涙を流すほど悲しくなかったのか、涙を流せるほど余裕がなかったのか。

いろんな思いが錯綜するけど、ずっと躓いたままで苦しいです。
仔猫が「ありがとう」って気持ちになってくれたら救われるのかなとも思いますが、そのように確信は出来ません。
自分なりに精一杯行動出来たのだからいいじゃないという思いと、それでも間違っていたという思いがせめぎ合い、落ち着きません。
自分の気持ちばかりが悩みで、仔猫はちっとも悪くないので、魂は安らかに眠ってほしいです。
虹の橋で、おなかいっぱい食べて安心して暮らしてね。