グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

憂鬱な日(後編)

2007-07-06 22:59:12 | Weblog
友人は、つねに明確な理由のない自信があって
落ち込んでも気分の切り替えが早い。
自分の嫌なことについてだらだら悩まず、
ま、いっか、で引きずらない。
自分が一番大事だから好きな人にはとことん尽くすが、
嫌いな人には露骨に冷たい。
数IIBのテストで0点取ったくせに、大銀行で営業している。
優しさを前面に出すことが恥ずかしいので強気な発言をするが
実のところ、かなり優しい。

高校生の頃の私がどんな性格だったか聞いてみた。
・真面目
・努力家
・夢中になると周りが見えない
・愛想がいい
・偉そう(自信過剰)
だそうだ。

こうやって聞いてみるのはなんか不思議だ。
今はそこから「偉そう」がなくなったと言われた。
確かに自信ないもんなぁ。

私の相談事を聞いてもらうにあたって
病気の話をしたら、ちょっと驚いていたけど、
「へぇ~、そいや、高2の修学旅行のあたりおかしかったよね。」
「だから、急に痩せたり、太ったり繰り返してたんだー。」
「あんなに勉強できたのに、(大学受験に失敗して)本当にストレスに弱いんだね。」
と、率直な感想をストレートに聞かせてくれた。

でも、「よくわかんないけど」という前提で私の性格をふまえて
たくさん助言してくれた。
・何でもいいから、悩まないで済むような時間を作ること。
・ルーティンワークを作ってしまうこと。
・バイトするなら、前にやっていたような福祉系は避けること。
・一人の人と深くなるような関係の仕事は避け、一期一会の客を相手すること。
・「ものたりない」くらいの仕事にすること。
・自分が楽しめる仕事を「主」にし、他人を楽しませるのは「従」にすること。

 「グミはねー、考えすぎちゃうからいつもダメになっちゃうんだよ。
 考えすぎちゃうのは、完璧主義だから。どうすればもっとよくなるか
 分かるからどんどん頑張るんだけど、もうその時点で無理してるの。
 だから能力が活かしきれないでつぶれちゃうんだよ。もったいない。」

才能があるんだといしたら、活かせなきゃもったいないよな。
「使えない人」とまでは行かないけど、「おしい人」止まりってことか。
いや、つぶれてしまえば「使えない」どころが「消えていく人」だ。

たぶん、自分を悪いと思うこと、これが諸悪の根源。

完璧にならないこと。
理想を求めすぎないこと。
人は人、自分は自分。
なったらなったで考える。
今出来ることをする。

ああ、それが、難しい。
もっとぶっきらぼうに適当に生きればいいの?

「賢いのにストレスに弱すぎてだめになるタイプ」とまとめられた。
賢くはないけど、人生の節目節目で失敗しているな。

私がやりたいような仕事(福祉系)は、夫も友人も親もみんなが大反対。
まだ未練はあるけど、理由はわかる。
のめり込んでダメになってしまうから。
途中まではいいんだけど、自分の器も考えず、頑張りすぎて壊れるのだ。

たぶん、私に必要なのは要領よく本気にならず働くという技術。
とりあえず、働きに出れば、何か変わるだろう。

とにかく、友人に会って元気がでた。ありがとう、J。

憂鬱な日(前編)

2007-07-06 07:31:18 | Weblog
今日は通院日だった。

久しぶりに晴れたのでたまっていた洗濯物を干した。
風が強かったからなのか、昼にはみんな乾いたので
取り込んでたたんだ。

食欲がない。
こんな時は自分で用意せず外で食べようと予約時間には
まだ早いが出かけることにした。

疲れていた。
病院の近くで食べようと考えていたのだが
駅の中のパン屋で食べることにした。
ナッツやドライフルーツのたくさん入った固いパンと
やわらかそうなニューヨークチーズケーキを選んだ。

しかし、食べたいと思わなかった。
無理やり詰め込んで、昼の薬を飲んだ。
残したパンは持ち帰られるように包んでもらった。

駅のホームでも憂鬱だった。
原因はあるから鬱ではない、と言い聞かせ
なんとか自分を振るいたたせようとするのだが
どんどん気分が落ち込んでいった。

カウンセリングでは、働きたいと思えるようになったことを
伝えたが、気分がついてきていない。
時間のほどんどを子供についての考えや
その元になっているネックになる問題について話した。

いつも同じ傾向にあるのは「自分のせいにすること」。
自分を他の環境に合わせようとするのではなく、
自分の土俵から自分にあったやり方を見ていくことが必要だ。

また、「出来ることをまずする」のが鉄則だから
将来いつになるか分からない妊娠のことを思い悩むより
自分が生きる世界を子供以外の何かに求めた方がいいとも言われた。

いちいち、もっともだと思う。
そのためにもバイト始めよう。
不安で苦しいんなら検査も受けよう。

診察では、病気での気分の波というより
病気にまつわるストレスで調子が悪くなっている、
なんとかなるさという気でいた方がむしろ安定して
結果早く出産できるようになる。
心配しすぎなのがいけない、と言われた。

病院の帰り道、友人にごはんを誘った。
喫茶店で1時間待っていたが返事がなかった。
もう本当に帰ろうとしたとき、もう一人に
電話したらタイミングがよかったらしくその友人と行くことになった。

友人は、高校生からの仲でどちらかというと私と性格が正反対。

つづく