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『DESTINY 鎌倉ものがたり』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の9本目@梅田)

2017年12月17日 | 映画(た行)
『DESTINY 鎌倉ものがたり』
監督:山崎貴
出演:堺雅人,高畑充希,堤真一,安藤サクラ,田中泯,中村玉緒,市川実日子,
   ムロツヨシ,鶴田真由,薬師丸ひろ子,吉行和子,橋爪功,三浦友和他
声の出演:古田新太

せっかくつくったTOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポートだから、
土曜日は晩の宴会までに3本は観るつもりだったけれど、
先月の怪我の影響でちっともがんばれない。
うだうだしているうちに時間が経ち、かろうじて昼前に家を出る。
とりあえずは公開になったばかりの本作を。

「売れる映画を撮ってなんぼ」が信条のイメージの山崎貴監督。そうですよね!?(笑)
原作は33巻まで刊行中の人気コミック。
“ALWAYS 三丁目の夕日”シリーズの原作、『三丁目の夕日 夕焼けの詩』と同じく、
漫画家・西岸良平の原作。紫綬褒章まで受けた漫画家さんなのですねぇ。

ミステリー作家の一色正和(堺雅人)は、担当編集者だった亜紀子(高畑充希)と結婚。
正和の暮らす鎌倉の家で新婚生活をスタートさせる。
河童が目の前を横切ったことに亜紀子は驚くが、鎌倉では珍しくないと正和は平然。
夜に通りかかったにぎやかな縁日にも、妖怪幽霊が行き来している。

一色家の昔からのお手伝いさんだという老女きん(中村玉緒)に助けられ、
なんとか新しい生活になじんでゆく亜紀子。
天井に居着いていた貧乏神(田中泯)をも温かく迎える亜紀子に、正和は苦笑。
こんなに優しくされたのは初めてだと貧乏神は喜ぶ。

ところがある日、妖怪のいたずらのせいで、亜紀子の魂を残して身体がなくなってしまう。
いくら魂が存在しても、身体がなくなってしまえば死んだのと同じこと。
死神(安藤サクラ)によれば、黄泉の国へ亜紀子を連れて行くのを引き延ばすならば、
代わりに正和の寿命を減らさなければならないという。
亜紀子は黄泉の国へ行くことを決意し、死神とともにこの世を去る。

亜紀子の身体の行方を突き止めた正和は、彼女の魂も取り戻すべく、
黄泉の国へと乗り込むのだが……。

堤真一だいすきなのに、彼の顔が出ているシーンは最初のほうだけ。
いきなりご臨終で、あとは魔物に転生。
カエル顔で声はそのままの堤さん、なんとも言えん。(^^;

正和と亜紀子の年の差20歳の夫婦に、
なんだよぉ、結局若い子が好きなのかよぉなんてことも思ったのですが、
そういう流れならアリだわ。致し方ありません(笑)。

個人的にはめっちゃ面白かったとまでは思わないけれど、
過激なシーンも何もない、優しい物語ですから、
年齢に関係なく楽しめるのではないでしょうか。

玉緒さん、やっぱりサイコーです。はい、きんさんにおまかせします。

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