夜な夜なシネマ

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『ティーンスピリット』

2020年02月24日 | 映画(た行)
『ティーンスピリット』(原題:Teen Sprit)
監督:エリック・バルビエ
出演:エル・ファニング,レベッカ・ホール,アグニェシュカ・グロホフスカ,ズラッコ・ブリッチ,
   クララ・ルガアード,ルアイリ・オコナー,ジョーダン・スティーヴンズ他
 
前述の『母との約束、250通の手紙』と同じく、なんばパークスシネマにて。
ほかに観ようと思っていた作品があったのですが、
本作の上映がこの日で終了だったのと、大画面で観るべき作品に思えたのとで選択。
 
イギリスの田舎町、母親と二人暮らしのヴァイオレットは17歳の高校生。
ポーランド移民で、特に親しい友人もおらず、孤独な日々を送っている。
夢は歌手になることだが、母親は聖歌隊でじゅうぶんだという態度。
 
ある日、場末のパブで歌っていたヴァイオレットは、
初老の男性から呼び止められ、声を褒められる。
家まで送るという彼に危険を感じて断り、ひとりで歩きはじめるが、
そこらじゅうに不良少年がたむろしていてそれこそ危ない。
パブの駐車場に戻り、その男性に送ってほしいと頼む。
彼の名前はヴラド、実は有名な元オペラ歌手だった。
 
そんな折、“ティーンスピリット”という公開オーディション番組の予選が
地元でおこなわれると知り、クラスメートたちは皆出演すると大騒ぎ。
ヴァイオレットも応募し、予選の予選を突破するが、
予選に出場するためには保護者か後見人が必要だと言われる。
母親には相談できず、致し方なくヴラドに頼むのだが……。
 
なんちゅうことのないサクセスストーリーです。
孤独な田舎の少女がアル中気味のオッサンと知り合い、
お互いがかけがえのないものになってゆく。
最後は当然ハッピーエンドで、特筆すること何もなし(笑)。
 
でも、いいですよねぇ、少女が夢を叶える話って。
びっくりしたのはエル・ファニングの歌声。
吹替かと思ったら、彼女本人が歌っている。美声。
 
この作品を観て、『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』を思い出しました。
田舎町ではオーディションに残ること自体が凄いことらしく、町をあげて応援。
いったいどんな偉いことしてんというぐらいの英雄扱いです。
 
歌がよかったので、大画面で観た甲斐がありました。
 
それより、同じ列に座っていたどう見ても不倫のカップルが気になる(笑)。
就活中らしく女子と、かなりのオッサンと。
平日の昼間からご苦労なことです。(^^;

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