夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』

2020年11月13日 | 映画(は行)
『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』(原題:中国機長)
監督:アンドリュー・ラウ
出演:チャン・ハンユー,オウ・ハオ,トー・チアン,ユアン・チュアン,
   チャン・ティエンアイ,リー・チン,チャン・ヤーメイ他
 
終業後に気軽に寄れる劇場は『鬼滅の刃』だらけ。←昨日も同じこと書いてる。(^o^;
ほかの作品もすでに観たものばかりだから、
仕事帰りに映画を観たければキタかミナミまで行くしかない。
しんどいよなぁと思いながらもシネマート心斎橋へ。
 
中国作品です。
監督はインファナル・アフェアシリーズのアンドリュー・ラウ。
中国版『ハドソン川の奇跡』(2016)と称された実話が基。
ホンマにこんなことあるんかいと目が点になりました。
 
乗客119名と乗員9名を乗せた国内便、四川航空3U8633便は、
重慶江北国際空港を出発してラサ・クンガ空港へと向かう。
機長のリュー・チャンジェンは大ベテラン。
民間航空のパイロットになる前は空軍で飛んでいた。
 
順調に離陸するが、高度1万メートルを飛行中に、
操縦室のフロントガラスにヒビが入り、その後大破する。
管制塔とも連絡が取れなくなり、誰も頼れないなか、
機長と乗員たちはこの危機に立ち向かうのだが……。
 
フロントガラス大破ですよ。窓が1枚飛んで行くんです。
副操縦士は上半身を外に放り出され、
シートベルトがかろうじて彼を繋ぎとめてくれているものの、
今にも飛んで行きそうな状態。
こんなんで耐えられるんやと信じられませんでしたが事実らしい。
 
フィクションも混じっているでしょうが客いろいろ。
たいていが私たちの持つ中国人のイメージで(^^;、やかましい。
万国問わず、わがままな客はいるもので、
とっとと降りろと言いたくなる客も。
なのにちゃんと対応する客室乗務員たち、すごい。
 
映画としては、“海猿”シリーズみたいな感じです。
機長は旋回しながら雲の切れ目を見つけ、ここぞというときに進む。
陸では管制官や家族、一般市民が息をのんで状況を見つめる。
クルーが一致団結して乗客を守り、見事着陸を果たします。
わがままだった客も機長にお礼を言いに駆け寄るパターン。
 
お決まりの流れでお決まりのエンディングの作品ではありますが、
こんな事故からの生還が実際にあったことには驚かずにいられません。
 
ほかに興味を惹かれたのは、搭乗前の乗員らの呼気チェックのシーンや、
チーム集まって食事するシーンがあったこと。
仕事前に関係者が空港の食堂で食事をとるシーンは今まで見たことがなかったかも。
 
客室乗務員だから、みんな美人なのも嬉しいところ。
エンドロールでは彼ら彼女らのモデルとなったご本人たちも写っています。
やっぱり女優のほうが綺麗ですねぇ。
男性陣も言うまでもなく役者のほうが男前(笑)。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『小説の神様 君としか描けな... | トップ | 『ホワイト・ストーム』 »

映画(は行)」カテゴリの最新記事