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『ワイルド・ストーム』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の27本目@西宮)

2019年01月20日 | 映画(わ行)
『ワイルド・ストーム』(原題:The Hurricane Heist)
監督:ロブ・コーエン
出演:トビー・ケベル,マギー・グレイス,ライアン・クワンテン,ラルフ・アイネソン,
   メリッサ・ボローナ,ジェームズ・カトラー,ベン・クロス他

『ボヘミアン・ラプソディ』『ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー』
『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』→これ。

自然災害にまぎれて悪いことを企むなんてありきたりだけど、
頭からっぽにして大画面で観るにはうってつけの作品です。
有人窓口のお姉ちゃんが「『ワイルド・スピード』ですね」と言っていたのがワラける。
これは「スピード」じゃなくて「ストーム」です。
1作目と監督は同じロブ・コーエンだけど(笑)。

アメリカ西海岸に史上最大規模のハリケーン“タミー”が迫る。
アラバマ州のある町では、地元警察が住民たちに避難を促すなか、
財務省職員のケーシーが裁断予定の6億ドルを紙幣処理施設へと運ぶ。

施設へ到着すると、数日前からシュレッダーが故障しているらしい。
ハリケーンのもと、裁断されないままの大金を置いておくことに不安を感じ、
ケーシーは持ち出しに必要なパスワードをひそかに変更する。

施設が停電に見舞われたため、ケーシーは修理業者を呼ぼうとするが、
ハリケーンのせいか電話も使えない。仕方なく自ら業者のもとへと車を走らせる。

その頃、ハリケーンに乗じて強奪を企む輩たちが動きはじめていた。
内部と外部のメンバーで結成された強盗団が念入りに計画してのこと。

そうとは知らないケーシーは、修理を担当するブリーズを訪ねる。
実はブリーズとその弟で気象学者のウィルは、
1992年のハリケーン“アンドリュー”で父親を亡くしていた。
施設内で何が起きているかも知らずにブリーズを連れて戻ったケーシーは、
不穏な空気を察知するが後の祭り。
ブリーズは人質同然に施設内に入れられて電気修理をおこなう。

なんとかそこから逃げたケーシーは、ウィルと協力して強盗阻止を図るのだが……。

科学的にも技術的にもこんなことが可能かどうか、
正しいのかどうかなんてさっぱりわかりません。
しかし強盗団を出し抜くためにウィルが考えるあの手この手は楽しいし、
何よりハリケーンの迫力、スゴイ。劇場で観る醍醐味。

ケーシー役のマギー・グレイスが可愛くて素敵。
わりと地味なトビー・ケベルとライアン・クワンテン、
男ふたりに挟まれて要らんロマンスが生まれないのも良いところ。

批評家のウケはよくないそうですが、こんなの批評されても気の毒(笑)。
ただ楽しむ、そんな作品ですから。

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