夜な夜なシネマ

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『96時間/レクイエム』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の12本目@梅田)

2015年01月17日 | 映画(か行)
『96時間/レクイエム』(原題:Taken 3)
監督:オリヴィエ・メガトン
出演:リーアム・ニーソン,フォレスト・ウィテカー,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス,
   ダグレイ・スコット,サム・スプルエル,リーランド・オーサー他

連休の中日、TOHOシネマズ梅田別館アネックスにて。

前作『96時間/リベンジ』(2012)と同監督&主演。
脚本も前作と同じくリュック・ベッソン&ロバート・マーク・ケイメン。
ロバート・マーク・ケイメンは、“ベスト・キッド”シリーズや“トランスポーター”シリーズの人。

前作ではイスタンブールに乗り込んで犯罪組織を壊滅させた、元CIA秘密工作員のブライアン。
住み慣れたロサンゼルスへ戻り、最愛の娘キムに誕生日プレゼントを渡しに行く。
実はキムは同棲相手ジミーの子どもを妊娠していたが、
父親のブライアンにそれを打ち明ける勇気はなく、
元気のないキムを見て、誕生日プレゼントを誤ったと感じたブライアンは退散する。

意気消沈を隠しつつ、別れた妻のレノーアと連絡を取るブライアン。
その晩、ブライアンのアパートへレノーアがやってくる。
レノーアは再婚相手のスチュアートと上手く行っていない様子で、
心配したブライアンはレノーアにアパートの合鍵を渡し、
独りになりたいときはいつでもここへ来てくれればいいと伝える。

ある朝、レノーアからメールが届き、今から行くからベーグルを買っておいてほしいと言う。
ブライアンが近所のカフェにベーグルを買いに出かけて帰ってくると、
寝室には何者かによって殺されたレノーアの死体が。
誰が通報したのか、すぐに警察がやってきて、ブライアンは元妻の殺害容疑で逮捕される。

ブライアンは警官の隙を突いて逃走。
途中、キムに電話をかけると、レノーアが殺されたことと自分がはめられたこと、
そして今からは誰も信じるなと言い残す。
真相を突き止めるべく、ブライアンは行動を開始するのだが……。

マンネリといえばマンネリ、しかし必ずブライアンが勝つとわかっている安心感。
それでこうして3作とも観てしまったわけですけれども。
以下、ものすごいネタバレです。

怪しい、どう見ても怪しい。顔つきも何もかも。
だけど、前作から存在していた人ですよ。
まさか再婚相手が黒幕とちゃうやろなと思ったら、そのまさか。
レノーアを愛する富豪で、継娘のキムにも何不自由ない暮らしを送らせていた、
前作までは善人そのものと思われたスチュアートを黒幕にしてしまうとは。
マンネリを打破するにはこれぐらいの荒技が必要か。
しかし、あってはならない展開に、開いた口がふさがりませんでした。

ボンクラ刑事がひしめくなか、唯一キレものの刑事ドッツラーにフォレスト・ウィテカー
彼とリーアム・ニーソンを並べたら、知的な一流アクション作品になりそうですが、
なんだか間が抜けていて、それはそれで可笑しい。

このベーグルはとっても美味しそうで食べてみたくなりました。
いきなり団子とかベーグルとか、食べ物ばかりに目が行く今日この頃。

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