夜な夜なシネマ

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『ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の25本目@西宮)

2019年01月18日 | 映画(は行)
『ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー』(原題:Whitney)
監督:ケヴィン・マクドナルド

前述のとおり、これが劇場鑑賞の新年1本目になるはずだったのに果たせず、
その座を『ボヘミアン・ラプソディ』に明け渡した翌日、リベンジ。

ホイットニー・ヒューストン、確かによく聴きました。
でもそれはそこら中でかかっていたから聴いたという程度。
カセットテープを聴いたりもしましたけれど、
私の中ではあくまで流行っていた歌手のうちのひとりに過ぎません。

これだけ映画を観ているわりには『ボディガード』(1992)も観ておらず、
ボビー・ブラウンと結婚したと聞いて、へ~っ。ヤク中と聞いて、へ~っ。
亡くなったと聞いたときは驚いたけれど、特にショックもなく。

このドキュメンタリーを観ると、私は知らなかったことばかり。
ホイットニーのお母様も歌手だったことすら知りませんでした。
彼女が売れっ子になってからというもの、
バスケットボールの選手だったけどその夢の潰えたお兄ちゃんやら
なんだか仕事が上手く行かなくなった親族とか、み〜んな絡み、
すごいファミリービジネスを展開していたんだなぁという印象。
有り余るお金を持つということは、人生を変えてしまうのだという、
月並みな感想しか出てきません。

彼女の歌はやはり素晴らしい。
初めてのテレビ出演時の歌には心を打たれました。
それだけに、すっからかんになってやむを得ず再開したツアーの様子など、
痛々しくて見ていられない。
途中で帰ってしまう客もいたほどのコンサートなんて。

売れっ子になって、ドラッグで身を滅ぼして、頂点からどん底へ。
たいした稼ぎがなくとも平穏無事に生きるのと、
どちらが幸せかなんて本人にしかわからない。
少なくともずっとつましい人生を送ってきた人には
お金も人も周りにあふれている人生はわからないのだから、
どちらも体験できたことはよかったか、とは、死んでからしか思えない気がします。

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