さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪どうしましょう! 院長先生が写っておられないなんて…

2013年03月21日 23時24分00秒 | 患者による患者のためのがん相談
3月21日(木)晴

日差しは確かに春なのに、この冷え込みはどうしたこと?
「花冷え」の言葉もあるけれど、名張はまだまだ蕾固しの明け暮れだから、ほんとうに着るもの選びに困ってしまう。

NTT西日本大阪病院の「がん・なんでも相談」に向かうのに、結局春色グレーのベロアのジャケットにピンクのビッグスカーフで出かけることにしたのだけれど、背中と薄手のとっくりセーターの首にそれぞれほかほかカイロを貼り付けたのは正解だった。

街は、冷え冷え~!
病院の前庭に10数本枝を広げている桜の大木にも、わずか数輪が花開いているだけ。

今日の相談者は、舌がんかもしれないという、手術を控えた女性。 「OK,大丈夫ですよ! でも、侮らないでくださいね!!」
取材で出会った女優の故塩沢ときさんのケースや金つなぎの病友の事例をお話し、手術で。「気がかりな舌のおできを取り除き、心身ともにすっきりさせて、新しい自分探しをご一緒に!」と話して喜んでいただく。

もうお一人は、27歳で発症・切除した乳がんの女性。3年前に再発していまホルモン療法を受けながら、仕事に復帰して頑張っておられる37歳の1児のママ。
…そんな忙しい日々の、心の隙間に【これから先の不安】が顔を出す。

がん患者のほとんどの皆さんが大なり小なり心に抱く不安や悲しみをぶつけられるのも、うけとめられるのも、患者体験があるからこそ。
過大に過ぎることなく過少に貶めることもなく、ありのままの成功体験が、どれほど悩める病友を勇気づけることだろう。

まだまだ闘う選択肢は多いことを納得してもらったあと、安心して帰って行かれた。

そんな後先に、金つなぎのサポーター、節子理事や木野理事、平井理事、玉ちゃんや八重子さんらが歓声でお迎えした今岡真義院長先生。
今日も、年度末の慌ただしい中、来所くださった。

人間味溢れるDrで、がん医療の現場にもう一つのサークルを設定なされ、その中心に患者群を置き、「治るのは患者さん自身なのです。僕たち医者や看護師、医療関係者は、そのお手伝いをさせていただくのです!」と喝破なされた、初対面の日の感動を今も忘れない。

今日も、日本のがん医療の現実から死生観に至るさまざまのテーマをざっくばらんに話してくださった。

「ブログ用に…」とワンショットいただいたのが、開いてみれば、こは如何に?
院長先生が写っておられない?
これでも、全食は新聞記者。 もちろん、写真取材も数々こなしてきたのですよ。

あー、それなのに。
麒麟も老ゆれば弩馬にも劣る。
もとよりさくら、麒麟であろうはずもなく、院長先生、ごめんなさい。<m(__)m>

         

病友のチエ子さんから、毎年末に送っていただく上州・下仁田名物の太いネギ♪





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ♪蕗の薹をお届けついでに草を... | トップ | ♪人生は急展開!  …こんな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

患者による患者のためのがん相談」カテゴリの最新記事